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かんとこうブログ

2021.11.12

5年、10年生存率データ更新・・全国ガンセンター協議会

毎年更新されている「全がん協加盟がん専門診療施設の診断治療症例」が1110日に国立研究開発法人国立がん研究センターから発表になりました。いわゆる5年生存率、10年生存率というもので、2人に1人がガンになると言われている時代になると他人事とは思えなくなり、数値をご紹介してみようと思いました。

この発表内容はメディアのニュースでも伝えられていますが、元のデータは以下のサイトから見ることができます。

https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2021/1110/index.html
今回の生存率のデータは、5年生存率が2011年~2013年にかけての診断治療された約15万人、10年生存率は2005年から2008年に診断治療された約12万人の追跡結果から算出されています。集計の基準などは以下のようになっていますが、肝心なのは今回発表された生存率は、相対生存率であるということです。相対生存率とは、がん以外の死亡要因を取り除いたもので、患者集団の実測生存率(死因に関係なくすべての死亡を計算に含めた生存率)をもとに計算されます。

さて部位別に生存率を見てみます。

全部位では、5年生存率が68.9%、10年生存率が58.9%となっています。

表中にそれぞれの生存率が二つ並んでいますが、左の色付けをしたものが今回の発表分で、右は昨年の発表分です。この両者を比較すると5年生存率、10年生存率ともわずかに伸びているように思えますが、この差については臨床的な意味はないと結論でづけられています。部位別生存率をグラフで表します。

一口にがんと言っても部位別にみると生存率はずいぶんと異なります。生存率の高い部位は、前立腺、乳()、甲状腺、子宮体、咽頭であり、生存率の低い部位は、膵臓、胆のう・胆管、肝、食堂、肺でした。この傾向も昨年発表分と変わりはありません。

なお今回の発表には、部位、病期、性別、年齢、初回治療など様々な条件を組み合わせて相対生存率をみることができるデータベースKapWebのことも紹介されていました。

なお報道では、コロナによって早期発見が十分に行われなくことへの懸念が表明されていました。コロナ禍といえども健康診断はしっかりと行う必要があることを改めて認識しました。

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