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<title>関東塗料工業組合 かんとこうブログ</title>
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<description>かんとこうブログ</description>
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<title>タコの完全養殖・・関塗工水産部情報</title>
<link>https://kantoko.com/blog/2026/05/91127/</link>
<description>時々水産資源に関する情報を関塗工水産部情報としてお送りしておりますが、今回はタコの完全養殖についてご紹介したいと思います。５月12日にテレ朝系のニュース番組で「タコの完全養殖」が紹介されていました。東海大学海洋学部水産学科の横山教授が研究されている内容です。とても面白かったのでいろいろとネット上を探したのですが、横山教授の周辺も含め、このニュース番組以上の内容を見つけることができませんでした。ニュース番組から画像を切り出して使うことも考えたのですが、さすがに著作権に対するリスペクトが足りないのでは思い、東海大学のサイトにある横山先生の研究紹介記事から写真だけお借りして、あとはテレビで放映された内容を自分で説明資料に加工してご紹介することにしました。 もしお時間があれば、テレ朝系のニュース番組の当該部分のビデオ（下記URL)を見ていただくのがおすすめです。 https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000504382.html 　　　 東海大学新聞WEB版に「世界初「マダコ陸上養殖」実用化へ」という記事が掲載されており（下記URL)本ブログの写真はそこからお借りしました。 https://www.tokainewspress.com/contents.php?i=3337 　　　 下図をご覧ください。タコの完全養殖とは、卵からふ化させて幼生とし、幼生が成長し着底し、着底後成長し成体とし、成体が卵を産み、その卵からふ化させて幼生とする一連のサイクルをすべて人間の管理下で行うことを意味します。自然界では数百万個の卵から成体に成長できるのは１～2匹という大変厳しい生育環境のようで、これを人工的に管理することで、安定的なタコの供給を可能にしたいというのが横山先生の考えです。 　　　 図中の丸数字は人工養殖における課題を示しています。海中を浮遊する幼生は、腕が伸びて海底に定着できるようになる（着底）まで、海中に浮遊しカニのゾエア幼生を好んで食べるそうですが、これを人工飼料に変更すると全く食べなくなります。理由は、人工飼料が沈んでしまうため浮遊している幼生にはうまく食べることができないからだそうです。人工飼料でないと人工養殖として採算がとれませんので、いろいろと検討したところ、水槽に適度な流れを作ることで還流がうまれ幼生が人工飼料を食べられるようになりました。 さて着底したタコが成長しタコになっていくのですが、この着底後の生育が最も難しく、現在でも鍵となる要因がつかめておらず極めて低い生存率だそうです。ここはまだ課題として残っています。 さて成体を成長させるにも課題がありました。ひとつはタコの脱走癖と排他行動です。とにかく脱走したがり、他のタコとの身体的接触を好みません。一度の多くの個体を共存させることができないと養殖には向きません。そこで上の写真にあるような棚構造のものを入れるとなんと狭いスペースに自ら収まってくれました。タコマンションです。お互いの体が触れなければ狭くても問題がなさそうです。 二つ目の課題がこれも飼料です。成体の好みはカニや二枚貝で、殻のないものは食べないと言われていました。他の研究者からのアドバイスでソーセージの皮で人工飼料をくるんだところ、タコが食べるようになったそうです。コラーゲンケーシングというのだそうです。成体の人工飼料の問題もこれで解決となりました。 まだ課題は残っていますが、完全養殖は近い感じがします。水産部としてウオッチしていきます。</description>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin177871947278940200" class="cms-content-parts-sin177871947278947300"><p>時々水産資源に関する情報を関塗工水産部情報としてお送りしておりますが、今回はタコの完全養殖についてご紹介したいと思います。５月12日にテレ朝系のニュース番組で「タコの完全養殖」が紹介されていました。東海大学海洋学部水産学科の横山教授が研究されている内容です。とても面白かったのでいろいろとネット上を探したのですが、横山教授の周辺も含め、このニュース番組以上の内容を見つけることができませんでした。ニュース番組から画像を切り出して使うことも考えたのですが、さすがに著作権に対するリスペクトが足りないのでは思い、東海大学のサイトにある横山先生の研究紹介記事から写真だけお借りして、あとはテレビで放映された内容を自分で説明資料に加工してご紹介することにしました。</p> <p>もしお時間があれば、テレ朝系のニュース番組の当該部分のビデオ（下記URL)を見ていただくのがおすすめです。</p> <p style="margin-top: 0pt; margin-bottom: 0pt; margin-left: 0in; direction: ltr; unicode-bidi: embed; word-break: normal;"><span style="font-size: small;"><span style="font-family: 游ゴシック; color: black;"><a href="https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000504382.html">https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000504382.html</a></span></span></p> <p style="margin-top: 0pt; margin-bottom: 0pt; margin-left: 0in; direction: ltr; unicode-bidi: embed; word-break: normal;">　　　</p> <p style="margin-top: 0pt; margin-bottom: 0pt; margin-left: 0in; direction: ltr; unicode-bidi: embed; word-break: normal;">東海大学新聞WEB版に「世界初「マダコ陸上養殖」実用化へ」という記事が掲載されており（下記URL)本ブログの写真はそこからお借りしました。</p> <p style="margin-top: 0pt; margin-bottom: 0pt; margin-left: 0in; direction: ltr; unicode-bidi: embed; word-break: normal;"></p> <p></p> <p style="language:ja;margin-top:0pt;margin-bottom:0pt;margin-left:0in;&#10;text-align:left;direction:ltr;unicode-bidi:embed;mso-line-break-override:none;&#10;word-break:normal;punctuation-wrap:hanging"><span style="font-size: small;"><span style="font-family: 游ゴシック; color: black;"><a href="https://www.tokainewspress.com/contents.php?i=3337">https://www.tokainewspress.com/contents.php?i=3337</a></span></span></p> <p style="language:ja;margin-top:0pt;margin-bottom:0pt;margin-left:0in;&#10;text-align:left;direction:ltr;unicode-bidi:embed;mso-line-break-override:none;&#10;word-break:normal;punctuation-wrap:hanging">　　　</p> <p style="language:ja;margin-top:0pt;margin-bottom:0pt;margin-left:0in;&#10;text-align:left;direction:ltr;unicode-bidi:embed;mso-line-break-override:none;&#10;word-break:normal;punctuation-wrap:hanging">下図をご覧ください。タコの完全養殖とは、卵からふ化させて幼生とし、幼生が成長し着底し、着底後成長し成体とし、成体が卵を産み、その卵からふ化させて幼生とする一連のサイクルをすべて人間の管理下で行うことを意味します。自然界では数百万個の卵から成体に成長できるのは１～2匹という大変厳しい生育環境のようで、これを人工的に管理することで、安定的なタコの供給を可能にしたいというのが横山先生の考えです。</p> <p style="language:ja;margin-top:0pt;margin-bottom:0pt;margin-left:0in;&#10;text-align:left;direction:ltr;unicode-bidi:embed;mso-line-break-override:none;&#10;word-break:normal;punctuation-wrap:hanging">　　　</p> <p style="language:ja;margin-top:0pt;margin-bottom:0pt;margin-left:0in;&#10;text-align:left;direction:ltr;unicode-bidi:embed;mso-line-break-override:none;&#10;word-break:normal;punctuation-wrap:hanging"></p> <p><img src="https://kantoko.com/images/image-e845ec93ae436cde92d592af813d429f.png" alt="" /></p> <p></p> <p>図中の丸数字は人工養殖における課題を示しています。海中を浮遊する幼生は、腕が伸びて海底に定着できるようになる（着底）まで、海中に浮遊しカニのゾエア幼生を好んで食べるそうですが、これを人工飼料に変更すると全く食べなくなります。理由は、人工飼料が沈んでしまうため浮遊している幼生にはうまく食べることができないからだそうです。人工飼料でないと人工養殖として採算がとれませんので、いろいろと検討したところ、水槽に適度な流れを作ることで還流がうまれ幼生が人工飼料を食べられるようになりました。</p> <p>さて着底したタコが成長しタコになっていくのですが、この着底後の生育が最も難しく、現在でも鍵となる要因がつかめておらず極めて低い生存率だそうです。ここはまだ課題として残っています。</p> <p><img src="https://kantoko.com/images/image-0a3eae777283a3e4591bd6471cefa7b0.png" alt="" /></p> <p>さて成体を成長させるにも課題がありました。ひとつはタコの脱走癖と排他行動です。とにかく脱走したがり、他のタコとの身体的接触を好みません。一度の多くの個体を共存させることができないと養殖には向きません。そこで上の写真にあるような棚構造のものを入れるとなんと狭いスペースに自ら収まってくれました。タコマンションです。お互いの体が触れなければ狭くても問題がなさそうです。</p> <p>二つ目の課題がこれも飼料です。成体の好みはカニや二枚貝で、殻のないものは食べないと言われていました。他の研究者からのアドバイスでソーセージの皮で人工飼料をくるんだところ、タコが食べるようになったそうです。コラーゲンケーシングというのだそうです。成体の人工飼料の問題もこれで解決となりました。</p> <p>まだ課題は残っていますが、完全養殖は近い感じがします。水産部としてウオッチしていきます。</p></div>
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<item rdf:about="https://kantoko.com/blog/2026/05/91130/">
<title>日本ペイントホールディングス2026年第1四半期決算の概要</title>
<link>https://kantoko.com/blog/2026/05/91130/</link>
<description>
15日に日本ペイントホールディングスの2026年第1四半期（1-3月）の決算発表がありましたので、その概要をご紹介します。要約すれば、ほぼ全地域・全分野での増収増益でりっぱな決算でした。主要地域別の売上、営業利益、営業利益率、それぞれの前年比の一覧表からご覧ください。データは同社のプレゼンテーション資料から引用しましました。

ご参考までに2026年第1四半期、第2四半期、通年の自動車および建築の市況実績/予想をご覧ください。

各地域の市場分野別でもほぼすべて前年比増となり、昨年からは大きく改善されています。それぞれの地域での事業分野領域の構成は昨年と同様です。

各地域の売上、理業利益の概要を下表にまとめました。概要欄は全地域増収/増益であり、オールグリーンカラーとなりました。

最後に日本ペイントホールディングスの決算を世界のTOP3と比較してみました。まだ第1四半期が終了しただけですが、日本ペイントの売上金額がAkzoNobelをそれを上回っています。

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<dc:date>2026-05-18T08:30:00+09:00</dc:date>
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<p>15日に日本ペイントホールディングスの2026年第1四半期（1-3月）の決算発表がありましたので、その概要をご紹介します。要約すれば、ほぼ全地域・全分野での増収増益でりっぱな決算でした。主要地域別の売上、営業利益、営業利益率、それぞれの前年比の一覧表からご覧ください。データは同社のプレゼンテーション資料から引用しましました。</p>
<p><img src="https://kantoko.com/images/image-69047e5a370cf5b774e0b861c217d4e2.png" alt="" /></p>
<p>ご参考までに2026年第1四半期、第2四半期、通年の自動車および建築の市況実績/予想をご覧ください。</p>
<p style="text-align: center;"><img src="https://kantoko.com/images/image-ef3c6920ceec77d6bca914a117b25708.png" width="750" height="393" alt="" /></p>
<p>各地域の市場分野別でもほぼすべて前年比増となり、昨年からは大きく改善されています。それぞれの地域での事業分野領域の構成は昨年と同様です。</p>
<p><img src="https://kantoko.com/images/image-92f68463d1b29f52008839448bd7f23a.png" alt="" /></p>
<p>各地域の売上、理業利益の概要を下表にまとめました。概要欄は全地域増収/増益であり、オールグリーンカラーとなりました。</p>
<p><img src="https://kantoko.com/images/image-a2eef8465f0a90692b5c19e369c998a6.png" alt="" /></p>
<p>最後に日本ペイントホールディングスの決算を世界のTOP3と比較してみました。まだ第1四半期が終了しただけですが、日本ペイントの売上金額がAkzoNobelをそれを上回っています。</p>
<p style="text-align: center;"><img src="https://kantoko.com/images/image-f2a81edf514be237cbe34c7b82ce6103.png" width="750" height="426" alt="" /></p>
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<item rdf:about="https://kantoko.com/blog/2026/05/91129/">
<title>2026年3月期上場塗料会社決算・・前年比は二極化</title>
<link>https://kantoko.com/blog/2026/05/91129/</link>
<description>
5月15日までで、上場塗料会社の2026年3月期決算が発表になりました。日本ペイントホールディングスは個社で詳報しますので、それ以外の11社について決算概要をご紹介します。データは各社の決算短信から引用しています。
売上高、営業利益、経常利益、純利益、2027年3月期予想の一覧表です。

営業利益段階で見ると、前年比が大幅増と大幅減のグループが存在しています。また来年度については、現在のイラン情勢による先行きの不透明さからか、未定またはブランクの会社が目立ちました。
各会社のセグメント情報です。

セグメントの区分が各社ごとに異なるため、共通した傾向のようなものを見つけるのは難しいようです。
各社の売上高と営業利益（対数目盛）と営業利益率のグラフです。営業利益率については、中国塗料、エスケー化研、イサム塗料が10％を超えました。

売上高、営業利益の前年同期比のマトリックスです。神東塗料が売上、営業利益とも前年同期比プラスとなりました。

</description>
<dc:creator></dc:creator>
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<dc:date>2026-05-17T20:00:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin177880604251440300" class="cms-content-parts-sin177880604251451800">
<p>5月15日までで、上場塗料会社の2026年3月期決算が発表になりました。日本ペイントホールディングスは個社で詳報しますので、それ以外の11社について決算概要をご紹介します。データは各社の決算短信から引用しています。</p>
<p>売上高、営業利益、経常利益、純利益、2027年3月期予想の一覧表です。</p>
<p style="text-align: center;"><img src="https://kantoko.com/images/image-d778913cb155cc52fa5df1c6ad85fb01.png" alt="" /></p>
<p>営業利益段階で見ると、前年比が大幅増と大幅減のグループが存在しています。また来年度については、現在のイラン情勢による先行きの不透明さからか、未定またはブランクの会社が目立ちました。</p>
<p>各会社のセグメント情報です。</p>
<p style="text-align: center;"><img src="https://kantoko.com/images/image-7aaa73da172d649b7581c4aa67f89b6d.png" alt="" /></p>
<p>セグメントの区分が各社ごとに異なるため、共通した傾向のようなものを見つけるのは難しいようです。</p>
<p>各社の売上高と営業利益（対数目盛）と営業利益率のグラフです。営業利益率については、中国塗料、エスケー化研、イサム塗料が10％を超えました。</p>
<p><img src="https://kantoko.com/images/image-81d6143704e0d4999fd9c75cbed2aac2.png" alt="" /></p>
<p>売上高、営業利益の前年同期比のマトリックスです。神東塗料が売上、営業利益とも前年同期比プラスとなりました。</p>
<p style="text-align: center;"><img src="https://kantoko.com/images/image-25d2511199c7cb7e02f532b0aeacc5f4.png" alt="" /></p>
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<item rdf:about="https://kantoko.com/blog/2026/05/91128/">
<title>本日　関東塗料工業組合第61回通常総会を開催します</title>
<link>https://kantoko.com/blog/2026/05/91128/</link>
<description>
本日、５月15日午後４時から、上野精養軒本店にて関東塗料工業組合第61回通常総会を開催いたします。
今年はイラン情勢不安の中、先行きの不透明感が払拭できない状況での開催になりますが、組合員が一堂に会し、旧交を叙し、親しく語り合う貴重な機会でもあり、ことしも多くの方々が参加される予定です。
本日の総会、懇親会が皆様にとりまして、意義深いものでありますよう心よりお祈り申し上げます。


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<p>本日、５月15日午後４時から、上野精養軒本店にて関東塗料工業組合第61回通常総会を開催いたします。</p>
<p>今年はイラン情勢不安の中、先行きの不透明感が払拭できない状況での開催になりますが、組合員が一堂に会し、旧交を叙し、親しく語り合う貴重な機会でもあり、ことしも多くの方々が参加される予定です。</p>
<p>本日の総会、懇親会が皆様にとりまして、意義深いものでありますよう心よりお祈り申し上げます。</p>
<p><img src="https://kantoko.com/images/image-f65c1c3cb1b84c76fbf2b9ad892e9b0b.png" alt="" /></p>
<p></p>
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<item rdf:about="https://kantoko.com/blog/2026/05/91125/">
<title>依然インバウンドは活況・・3月の訪日外国人客数</title>
<link>https://kantoko.com/blog/2026/05/91125/</link>
<description>３月の訪日外国人数は3月として過去最高を更新し依然として活況を呈していました。少しご紹介するのが遅くなりましたが、観光庁の統計資料（下記URL)からご紹介します。 https://www.jnto.go.jp/statistics/data/_files/20260318_1615-1.pdf 左は2024年以降の、右は2017年以降の訪日観光客数の推移を示しています。中国からの観光客が半減した昨年11月以降も基本的には増加基調にあります。 その中国からの観光客ですが、台湾をめぐる高市首相の発言以降、文字通り半減しました。とはいえ、半減しかしていないというのが正直な印象で、政府の渡航自粛勧告にも拘らずかなりの人がまだ来日していることは事実です。 中国人観光客が減少した分はどの国が補いかつ増加させているのかを、国別観光客数の推移から見てみたいと思います。左図は2025年半ばまでのTOP3、韓国、中国、台湾です。傾向としては韓国、台湾は増加基調です。 右のグラフでは、アメリカ、オーストラリア、香港、タイと言ったところが増加基調で推移しており、これらの国々からの訪日客で中国客の減少をカバーしているようです。 2026年3月の訪日客の内訳をその1年前と比較してみました。上の各国観光客の推移データ通りに、中国客が減少した分、他の国がシェアを伸ばしています。 まとめとして以下の記述が掲載されていますが、中国に関する記述はここのところ変化がありません。2026年もこのまま円安が続けば年間4000万人を超えることは間違いないと思います。喜ばしい反面オーバーツーリズムのさまざまな課題が置き去りにされないよう対策が講じられることを祈ります。 </description>
<dc:creator></dc:creator>
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<dc:date>2026-05-14T08:00:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin177854224437353700" class="cms-content-parts-sin177854224437361400"><p>３月の訪日外国人数は3月として過去最高を更新し依然として活況を呈していました。少しご紹介するのが遅くなりましたが、観光庁の統計資料（下記URL)からご紹介します。</p> <p style="margin-top: 0pt; margin-bottom: 0pt; margin-left: 0in; direction: ltr; unicode-bidi: embed; word-break: normal;"><span style="font-size:14.0pt;&#10;font-family:游ゴシック;mso-ascii-font-family:游ゴシック;mso-fareast-font-family:游ゴシック;&#10;mso-bidi-font-family:+mn-cs;mso-ascii-theme-font:minor-latin;mso-fareast-theme-font:&#10;minor-fareast;mso-bidi-theme-font:minor-bidi;color:black;mso-color-index:1;&#10;mso-font-kerning:12.0pt;language:en-US;text-combine:letters;mso-style-textfill-type:&#10;solid;mso-style-textfill-fill-themecolor:text1;mso-style-textfill-fill-color:&#10;black;mso-style-textfill-fill-alpha:100.0%"><a href="https://www.jnto.go.jp/statistics/data/_files/20260318_1615-1.pdf">https://www.jnto.go.jp/statistics/data/_files/20260318_1615-1.pdf</a></span></p> <p></p> <p>左は2024年以降の、右は2017年以降の訪日観光客数の推移を示しています。中国からの観光客が半減した昨年11月以降も基本的には増加基調にあります。</p> <p><img src="https://kantoko.com/images/image-ec1edb1bf2a087d1143acad9674011a2.png" alt="" /></p> <p>その中国からの観光客ですが、台湾をめぐる高市首相の発言以降、文字通り半減しました。とはいえ、半減しかしていないというのが正直な印象で、政府の渡航自粛勧告にも拘らずかなりの人がまだ来日していることは事実です。</p> <p style="text-align: center;"><img src="https://kantoko.com/images/image-b2f42d65855bd2cab0c4b319c962a889.png" width="430" height="260" alt="" /></p> <p>中国人観光客が減少した分はどの国が補いかつ増加させているのかを、国別観光客数の推移から見てみたいと思います。左図は2025年半ばまでのTOP3、韓国、中国、台湾です。傾向としては韓国、台湾は増加基調です。</p> <p>右のグラフでは、アメリカ、オーストラリア、香港、タイと言ったところが増加基調で推移しており、これらの国々からの訪日客で中国客の減少をカバーしているようです。</p> <p><img src="https://kantoko.com/images/image-d13a45363002bba8d2ffd93d785e4c52.png" alt="" /></p> <p>2026年3月の訪日客の内訳をその1年前と比較してみました。上の各国観光客の推移データ通りに、中国客が減少した分、他の国がシェアを伸ばしています。</p> <p><img src="https://kantoko.com/images/image-b5c5e81c85a13985170ffbd1534bb947.png" alt="" /></p> <p>まとめとして以下の記述が掲載されていますが、中国に関する記述はここのところ変化がありません。2026年もこのまま円安が続けば年間4000万人を超えることは間違いないと思います。喜ばしい反面オーバーツーリズムのさまざまな課題が置き去りにされないよう対策が講じられることを祈ります。</p> <p style="text-align: center;"><img src="https://kantoko.com/images/image-19ea008d241011c5b1ba2a3020c02bc7.png" width="650" height="336" alt="" /></p></div>
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<item rdf:about="https://kantoko.com/blog/2026/05/91126/">
<title>競技者「若山哲夫選手」</title>
<link>https://kantoko.com/blog/2026/05/91126/</link>
<description>新潟県の北越高校軟式テニス部の部員が乗ったバスの死傷事故は、一人の高校生の命が失われ大勢の負傷者を出したただけでなく、車両や運転手の手配をめぐり意見が対立したりと人の耳目を集める大きなニュースとして連日報道されています。過失運転致死傷罪で逮捕された若山哲夫容疑者について、面識はないもののその人物の存在を私は知っていました。私は新潟県出身で中学、高校と陸上競技をやっていましたので、今でも陸上競技を趣味と公言して憚らない人間であり、若山哲夫という名前に聞き覚えがありました。その理由は広く報道されているように新潟県の有名私立高校の陸上部顧問を歴任し、指導者として日本陸連から表彰をうけた、いわばレジェンド的な人物だったからです。熱心な指導による功績としては、高校駅伝の全国大会に二つの高校を初出場させたことが代表的な事例として挙げられています。今でこそ、高校の運動部に専任コーチがつくことは当たり前ですが、私が高校生の頃は、あくまで学校の先生のどなたかが顧問となって指導するという形で、ほとんどの場合体育の先生がご自身の専門種目の部活指導をするというのが一般的だったと思います。体育の先生についてもらえない部活は、生徒自らで練習プランをたて実行するという具合で私の場合は後者でした。そこでふと現役時代の若山哲夫選手の専門種目は何だったのだろうと思い調べてみることにしました。ニュースで見た体形からとても長距離選手であったとは思えなかったからです。新潟県陸上競技協会には、1985年以降の全県、高校、中学の年度別20傑（年によっては10傑または30傑）が掲載されていますので、ここから「若山哲夫」選手の戦績を調べてみました。若山哲夫選手は早稲田大学を1981年に卒業していますので、そこからの4年間はわかりませんが、1985年から1991年まで砲丸投げと円盤投げの2種目で新潟県20傑に記載されていました。掲載されている全年度の記録を示します。20傑に掲載されていた7年間のうち、砲丸投げでトップランカーになっています。円盤投げでも2度セカンドランカー―になっています。想像するに大学および大学卒業後も教員として部活指導の傍らで自分のための練習も行っていたのであろうと想像されます。砲丸投げの生涯ベストと思われる記録は年齢が30歳の時のものであり、地道な研鑽を続けた賜物と想像されます。砲丸投げ、円盤投げともおそらく当時の日本100傑にはいるかどうかというレベルですので、全国大会で活躍することはなかったと思われますが、こうした長い期間指導のかたわら自分も競技を続けてきたのは大変な努力であったと想像します。もちろんだからと言って今回の事故の罪が軽くなるわけではなりません。が、こうした若山哲夫選手の一面を知ると、ますます今回の事故が本当に残念でたまらない気持ちになります。</description>
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<dc:date>2026-05-13T08:00:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin177854488541068100" class="cms-content-parts-sin177854488541075300"><p>新潟県の北越高校軟式テニス部の部員が乗ったバスの死傷事故は、一人の高校生の命が失われ大勢の負傷者を出したただけでなく、車両や運転手の手配をめぐり意見が対立したりと人の耳目を集める大きなニュースとして連日報道されています。</p><p>過失運転致死傷罪で逮捕された若山哲夫容疑者について、面識はないもののその人物の存在を私は知っていました。私は新潟県出身で中学、高校と陸上競技をやっていましたので、今でも陸上競技を趣味と公言して憚らない人間であり、若山哲夫という名前に聞き覚えがありました。その理由は広く報道されているように新潟県の有名私立高校の陸上部顧問を歴任し、指導者として日本陸連から表彰をうけた、いわばレジェンド的な人物だったからです。熱心な指導による功績としては、高校駅伝の全国大会に二つの高校を初出場させたことが代表的な事例として挙げられています。</p><p>今でこそ、高校の運動部に専任コーチがつくことは当たり前ですが、私が高校生の頃は、あくまで学校の先生のどなたかが顧問となって指導するという形で、ほとんどの場合体育の先生がご自身の専門種目の部活指導をするというのが一般的だったと思います。体育の先生についてもらえない部活は、生徒自らで練習プランをたて実行するという具合で私の場合は後者でした。</p><p>そこでふと現役時代の若山哲夫選手の専門種目は何だったのだろうと思い調べてみることにしました。ニュースで見た体形からとても長距離選手であったとは思えなかったからです。</p><p>新潟県陸上競技協会には、1985年以降の全県、高校、中学の年度別20傑（年によっては10傑または30傑）が掲載されていますので、ここから「若山哲夫」選手の戦績を調べてみました。若山哲夫選手は早稲田大学を1981年に卒業していますので、そこからの4年間はわかりませんが、1985年から1991年まで砲丸投げと円盤投げの2種目で新潟県20傑に記載されていました。掲載されている全年度の記録を示します。</p><p style="text-align: center;"><img src="https://kantoko.com/images/image-7dcdb8cd3e14df36222c41b72b8df2a8.png" alt="" /></p><p>20傑に掲載されていた7年間のうち、砲丸投げでトップランカーになっています。円盤投げでも2度セカンドランカー―になっています。想像するに大学および大学卒業後も教員として部活指導の傍らで自分のための練習も行っていたのであろうと想像されます。砲丸投げの生涯ベストと思われる記録は年齢が30歳の時のものであり、地道な研鑽を続けた賜物と想像されます。</p><p>砲丸投げ、円盤投げともおそらく当時の日本100傑にはいるかどうかというレベルですので、全国大会で活躍することはなかったと思われますが、こうした長い期間指導のかたわら自分も競技を続けてきたのは大変な努力であったと想像します。</p><p>もちろんだからと言って今回の事故の罪が軽くなるわけではなりません。が、こうした若山哲夫選手の一面を知ると、ますます今回の事故が本当に残念でたまらない気持ちになります。</p></div>
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<title>ウグイスはあの鳴き声で何を伝えようとしているのか？（再々々々掲）</title>
<link>https://kantoko.com/blog/2026/05/91124/</link>
<description>この時期家にいるとどこからかウグイスの鳴き声が聞こえてきます。ウグイスの鳴き声を聞くとどうしてもこのブログ記事のことを思い出します。2022年5月に掲載したもので、2023年にも再掲しましたが、今年の再再掲になりますがご紹介したいと思います。あの美しい鳴き声の裏にはウグイスの涙ぐましい努力があるようです。（以下初掲載から数えて５回目の掲載です）　　　連休中に家にいるとウグイスのあの美しい鳴き声が聞こえてきました。一体あの鳴き声は何を訴えているのでしょうか？気になって調べてみました。塗料に何の関係もありませんし、少しも化学的な話ではありませんが、閑話休題、たまには息抜きも必要かとご寛恕ください。　　　ネットで調べるとかなりのサイトでこの話題は取り上げられていましたが、ウエザーニュースのサイトが一番まとまっていたので、その内容を引用し整理してご紹介します。　　　ウグイスの鳴き声といえばまず真っ先に「ホーホケキョ」ですが、これは繁殖期を迎えたオスの鳴き声であり、『さえずり』と呼ばれます。意味合いは自分の縄張りの主張とメスへの求愛だそうです。繁殖期は2・3月から7月半ばまでで、ウグイスの繁殖期がこの季節であることには、昼の長さが関係しているとのことですが、これはまたあとで触れます。　　　繁殖期の鳴き声はもう一つあり、「ケケケケ、ケキョケキョ、ケキョケキョケキョ&#8230;&#8230;」と長く鳴くことがあり、これは『谷渡り』と呼ばれ、猛禽類や人が接近した時に発せられる警戒音だそうです。繁殖期を過ぎると、オスもメスも『チャッ、チャッ』と小さく目立たない『地鳴き(じなき)』と呼ばれる鳴き声を発します。ウグイスの場合は特に『笹鳴き』と呼ばれているそうです。これも警戒音の一種で、ほかの個体が近づいてきそうなときに、&#8220;自分がここにいます。距離を保ってください&#8221;と知らせるためとみられています。　　　実はこれ以外にもウグイスの鳴き声があるそうです。別なサイトで紹介されていたものをご紹介します。　　　　　　　ベネッセのサイトで紹介されていたもので、『ぐぜり』です。要するに『さえずり：ホーホケキョ』の練習だそうです。ウグイスは生まれたときからあのように鳴けるわけではなく、練習を重ねて初めて美しい声で鳴けるようになるそうです。美しい鳴き声は自分の子孫を残すための重要な手段であり、練習を怠るわけにはいかないようです。一説には一人前（一羽前？）に鳴けるようになるには3年かかるという話もありました。真偽のほどはわかりませんが、美しい鳴き声の裏には努力の歴史があることは間違いないようです。　　　野鳥の会埼玉のサイトには、ウグイスの鳴き声については、まずこの本を読めということが書いてありましたので、それもご紹介しておきます。松田道生さんという方が書かれたその名もずばり『鳥はなぜ鳴く？ ホーホケキョの科学』という本で①　どうだ、オレは強いんだぞ！　②　こっちに入ってくるなよ！　③　大好きだよ、結婚して！という気持ちで鳴いているのだそうです。①と②は競争相手である同性に、①と③は結婚相手である異性に対してのアピールと言うことになるのでしょう。　　　ところで始めの方で、「繁殖期は2・3月から7月半ばまでで、この繁殖期がこの季節であることには、昼の長さが関係している」と書きました。化学屋の端くれとしてはこう聞くと、どんなメカニズムで繁殖期が決まっているのか知りたいところですので調べてみました。残念ながらウグイスについては詳しくはわかりませんでしたが、ウズラについての詳しい記述がありましたのでご紹介します。　　　書いておきながらですが、私にはちんぷんかんぷんで全く理解できませんでしたが、日が長くなると、複雑な仕組みによって黄体ホルモンの分泌がうながされ、性腺が発達するということだけはわかりました。動物の種類によって長日繁殖性、短日繁殖性と別れるのは、主には妊娠期間の長さによるそうで餌が豊富な期間に仔が成長できるように遺伝的にプログラムされているそうです。馬は妊娠期間が約1年あるので、長日期に妊娠し1年後の長日期に出産します。羊やヤギは、短日期に妊娠し半年後の長日期に出産します。いずれも餌となる植物の繁茂期にあわせて出産されるよう、妊娠期がセットされているということだそうです。&#160;　　　　　　少しは化学的に書きたいと思いましたが、残念ながらお手上げです。今度ウグイスの美しい鳴き声を聞いたら、その鳴き声が長期にわたる練習の成果であることを思い出してもらえればと思います。</description>
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<dc:date>2026-05-12T08:00:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin177850219221279400" class="cms-content-parts-sin177850219221286600"><div>この時期家にいるとどこからかウグイスの鳴き声が聞こえてきます。ウグイスの鳴き声を聞くとどうしてもこのブログ記事のことを思い出します。2022年5月に掲載したもので、2023年にも再掲しましたが、今年の再再掲になりますがご紹介したいと思います。あの美しい鳴き声の裏にはウグイスの涙ぐましい努力があるようです。（以下初掲載から数えて５回目の掲載です）</div><div>　　　</div><div></div><div></div><div>連休中に家にいるとウグイスのあの美しい鳴き声が聞こえてきました。一体あの鳴き声は何を訴えているのでしょうか？気になって調べてみました。塗料に何の関係もありませんし、少しも化学的な話ではありませんが、閑話休題、たまには息抜きも必要かとご寛恕ください。</div><div>　　　</div><div></div><div>ネットで調べるとかなりのサイトでこの話題は取り上げられていましたが、ウエザーニュースのサイトが一番まとまっていたので、その内容を引用し整理してご紹介します。</div><div>　　　</div><div><img src="https://kantoko.com/images/image-309fdf73f62336cd1b47adcfb448dd04.png" alt="" /></div><div></div><div></div><div></div><div>ウグイスの鳴き声といえばまず真っ先に「ホーホケキョ」ですが、これは繁殖期を迎えたオスの鳴き声であり、『さえずり』と呼ばれます。意味合いは自分の縄張りの主張とメスへの求愛だそうです。繁殖期は2・3月から7月半ばまでで、ウグイスの繁殖期がこの季節であることには、昼の長さが関係しているとのことですが、これはまたあとで触れます。</div><div></div><div>　　　</div><div>繁殖期の鳴き声はもう一つあり、「ケケケケ、ケキョケキョ、ケキョケキョケキョ&#8230;&#8230;」と長く鳴くことがあり、これは『谷渡り』と呼ばれ、猛禽類や人が接近した時に発せられる警戒音だそうです。</div><div></div><div>繁殖期を過ぎると、オスもメスも『チャッ、チャッ』と小さく目立たない『地鳴き(じなき)』と呼ばれる鳴き声を発します。ウグイスの場合は特に『笹鳴き』と呼ばれているそうです。これも警戒音の一種で、ほかの個体が近づいてきそうなときに、&#8220;自分がここにいます。距離を保ってください&#8221;と知らせるためとみられています。</div><div>　　　</div><div></div><div>実はこれ以外にもウグイスの鳴き声があるそうです。別なサイトで紹介されていたものをご紹介します。</div><div>　　　　</div><div style="text-align: center;"><img src="https://kantoko.com/images/image-9b4216cc43d24e2840805d9331a9430f.png" width="750" height="307" alt="" /></div><div></div><div></div><div></div><div></div><div>　　　</div><div>ベネッセのサイトで紹介されていたもので、『ぐぜり』です。要するに『さえずり：ホーホケキョ』の練習だそうです。ウグイスは生まれたときからあのように鳴けるわけではなく、練習を重ねて初めて美しい声で鳴けるようになるそうです。美しい鳴き声は自分の子孫を残すための重要な手段であり、練習を怠るわけにはいかないようです。一説には一人前（一羽前？）に鳴けるようになるには3年かかるという話もありました。真偽のほどはわかりませんが、美しい鳴き声の裏には努力の歴史があることは間違いないようです。</div><div>　　　</div><div></div><div>野鳥の会埼玉のサイトには、ウグイスの鳴き声については、まずこの本を読めということが書いてありましたので、それもご紹介しておきます。松田道生さんという方が書かれたその名もずばり『鳥はなぜ鳴く？ ホーホケキョの科学』という本で①　どうだ、オレは強いんだぞ！　②　こっちに入ってくるなよ！　③　大好きだよ、結婚して！という気持ちで鳴いているのだそうです。①と②は競争相手である同性に、①と③は結婚相手である異性に対してのアピールと言うことになるのでしょう。</div><div>　　　</div><div></div><div>ところで始めの方で、「繁殖期は2・3月から7月半ばまでで、この繁殖期がこの季節であることには、昼の長さが関係している」と書きました。化学屋の端くれとしてはこう聞くと、どんなメカニズムで繁殖期が決まっているのか知りたいところですので調べてみました。残念ながらウグイスについては詳しくはわかりませんでしたが、ウズラについての詳しい記述がありましたのでご紹介します。</div><div>　　　</div><div></div><div>書いておきながらですが、私にはちんぷんかんぷんで全く理解できませんでしたが、<span style="font-size: 1rem;">日が長くなると、</span><span style="font-size: 1rem;">複雑な仕組みによって黄体ホルモンの分泌がうながされ、性腺が発達するということだけはわかりました。動物の種類によって長日繁殖性、短日繁殖性と別れるのは、主には妊娠期間の長さによるそうで餌が豊富な期間に仔が成長できるように遺伝的にプログラムされているそうです。馬は妊娠期間が約1年あるので、長日期に妊娠し1年後の長日期に出産します。羊やヤギは、短日期に妊娠し半年後の長日期に出産します。いずれも餌となる植物の繁茂期にあわせて出産されるよう、妊娠期がセットされているということだそうです。</span></div><div></div><div>&#160;　　　</div><div style="text-align: center;"><img src="https://kantoko.com/images/image-cc323e7151eda3ae5c5a157b5a94588e.png" width="750" height="425" alt="" /></div><div></div><div></div><div></div><div>　　　</div><div>少しは化学的に書きたいと思いましたが、残念ながらお手上げです。今度ウグイスの美しい鳴き声を聞いたら、その鳴き声が長期にわたる練習の成果であることを思い出してもらえればと思います。</div></div>
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<item rdf:about="https://kantoko.com/blog/2026/05/91123/">
<title>レースカーテンの進化について</title>
<link>https://kantoko.com/blog/2026/05/91123/</link>
<description>近頃ニトリのテレビコマ―シャルで「外から見えないのに、光を取り込むことができるカーテン」という件を何回か見るうちにに一体どんな仕組みなのか気になって調べてみました。調べてみると大変興味深く、塗料ともまんざら無縁でもなさそうな気がしてきました。驚きの進化ともいうべき内容をご紹介します。こうした進化系カーテンの生地は帝人グループが製造しているようなのですが、帝人のサイトを調べてもヒットせず、カーテンのネット販売サイトから引用させてもらうことが多くなりました。最初は外からの光を反射して中を見えなくする「ミラーレース」からご紹介します。下左図に示すように、カーテンの裏側にブライト糸（光沢のある糸）を使用するため、光が内部まで差し込まず、外から中をみることができないのだと説明されています。一方下右図では、夏も冬も室内温度を快適に保持するための断熱カーテン用「ecoloer&#174;」の糸の特徴を示しています。糸が大変に密度の高い構造を有しているため、夏は太陽光をブロックすることで、冬は冷気や隙間風をブロックすることで、それぞれの季節において室内温度を適温に保持できると説明されています。こうした断熱/遮熱系はまたあとで別途説明いたします。さてここから遮像系と言われる中が見えにくい系のカーテン技術を深堀します。進化した遮像系「外からの光を取り入れながら昼も、夜も透けにくく、プライバシーを守る」と謳われています。それは糸の断面が４本の糸を並べたような形をしていることに由来しています。この変形断面を有する糸でできた生地は、WAVERON&#174;と名付けられて販売されています。なによりも下図左下の写真をじっくりとご覧ください。こうした特殊な断面構造の糸が、光を拡散、吸収、反射させことで、光を透過させながら、像として結ばせないようです。これだけではありません、このWAVERON&#174;には、さらなる進化系があります。それは基本となる糸を2重構造にして、芯側には酸化チタンを含有させてUVカットと遮熱性を実現し、鞘側には染色されやすいポリマーを使用することで染色性を確保するといった機能を付与したのです。この技術は&#937;（オメガ）と名付けられています。他の機能にも進化系として応用されています。また、繊維の中に紫外線吸収剤をいれることで、採光効果と遮像効果を高めたEAVERON&#174;+という生地もレースカーテン用に開発されています。ひとつの技術だけでなく、技術の組み合わせによってバリエーションを広げている点も、まなぶべきかと思われます。最初の方で断熱/遮熱系をご紹介しましたが、このうち夏季の厚さ対策に特化したものに「涼しや」とそのバリエーションがあります。下左図は、密度の高い糸を構成する線維に赤外線反射剤を入れて赤外線反射能を高めていることを、下右図では「&#937;」機能（二重構造の糸を使用して芯構側の酸化チタンによる太陽光反射能を高めていること）を、それぞれ示しています。さらに金属酸化物を練りこんだ144本の繊維を密度高く練りこみ「ハイマルチ構造」とした「涼しやNEO」、極細にカットした金属蒸着フィルムを隙間なく練りこみ究極の光反射を実現した「eco-fine」まで、これでもか言わばかりのラインアップになっています。また季節によっては多くの人が悩まされる花粉対策にも品ぞろえがあります。表面に微細な多層構造を形成することで花粉の収着能を高めた「FCOT」（下左図）、適度な隙間を有する特殊構造線維が花粉をキャッチし、繊維に含まれる特殊粒子がアレル源を不活性化させる「アレルGプラスカーテン」（下右図）が紹介されていました。また「花粉、ハウスダスト、汗、におい、不衛生タンパク質タなどを分解して水に変える「ハイドロ銀チタン」を使用したカーテンも紹介されていました。いかがだったでしょうか？実はこうして機能性カーテンに使用されている技術を見ると、塗料でも使用されているものが多いと感じます。塗料もカーテンも同じ薄膜と考えれば当然かもしれませんし、カーテンには必ず隙間が存在しているのに対し塗膜には基本的に空隙はないと考えれば異なるものとも考えられるでしょう。しかしやはり似たような技術が使用されているとは思います。何か新しい塗料のヒントになれば幸いです。</description>
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<dc:date>2026-05-11T08:00:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin177812794663275700" class="cms-content-parts-sin177812794663283600"><p>近頃ニトリのテレビコマ―シャルで「外から見えないのに、光を取り込むことができるカーテン」という件を何回か見るうちにに一体どんな仕組みなのか気になって調べてみました。調べてみると大変興味深く、塗料ともまんざら無縁でもなさそうな気がしてきました。驚きの進化ともいうべき内容をご紹介します。<span style="font-size: 1rem;">こうした進化系カーテンの生地は帝人グループが製造しているようなのですが、帝人のサイトを調べてもヒットせず、カーテンのネット販売サイトから引用させてもらうことが多くなりました。</span></p><p>最初は外からの光を反射して中を見えなくする「ミラーレース」からご紹介します。下左図に示すように、カーテンの裏側にブライト糸（光沢のある糸）を使用するため、光が内部まで差し込まず、外から中をみることができないのだと説明されています。</p><p>一方下右図では、夏も冬も室内温度を快適に保持するための断熱カーテン用「ecoloer&#174;」の糸の特徴を示しています。糸が大変に密度の高い構造を有しているため、夏は太陽光をブロックすることで、冬は冷気や隙間風をブロックすることで、それぞれの季節において室内温度を適温に保持できると説明されています。こうした断熱/遮熱系はまたあとで別途説明いたします。</p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-b5bc8980a44e03da96a9203aa2e1dc31.png" alt="" /></p><p>さてここから遮像系と言われる中が見えにくい系のカーテン技術を深堀します。進化した遮像系「外からの光を取り入れながら昼も、夜も透けにくく、プライバシーを守る」と謳われています。それは糸の断面が４本の糸を並べたような形をしていることに由来しています。この変形断面を有する糸でできた生地は、WAVERON&#174;と名付けられて販売されています。なによりも下図左下の写真をじっくりとご覧ください。こうした特殊な断面構造の糸が、光を拡散、吸収、反射させことで、光を透過させながら、像として結ばせないようです。</p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-dd973a6c2fea293178ef7c33ca60a708.png" alt="" /></p><p>これだけではありません、このWAVERON&#174;には、さらなる進化系があります。それは基本となる糸を2重構造にして、芯側には酸化チタンを含有させてUVカットと遮熱性を実現し、鞘側には染色されやすいポリマーを使用することで染色性を確保するといった機能を付与したのです。この技術は&#937;（オメガ）と名付けられています。他の機能にも進化系として応用されています。</p><p style="text-align: center;"><img src="https://kantoko.com/images/image-c8d4cb116326b41a4ecd593a4aa42d53.png" width="750" height="675" alt="" /></p><p></p><p></p><p></p><p>また、繊維の中に紫外線吸収剤をいれることで、採光効果と遮像効果を高めたEAVERON&#174;+という生地もレースカーテン用に開発されています。ひとつの技術だけでなく、技術の組み合わせによってバリエーションを広げている点も、まなぶべきかと思われます。</p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-1b7b6b5602dc1554c6e3ba404bf39680.png" alt="" /></p><p>最初の方で断熱/遮熱系をご紹介しましたが、このうち夏季の厚さ対策に特化したものに「涼しや」とそのバリエーションがあります。下左図は、密度の高い糸を構成する線維に赤外線反射剤を入れて赤外線反射能を高めていることを、下右図では「&#937;」機能（二重構造の糸を使用して芯構側の酸化チタンによる太陽光反射能を高めていること）を、それぞれ示しています。</p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-192825cb36592f42191913aafd4961b2.png" alt="" /></p><p>さらに金属酸化物を練りこんだ144本の繊維を密度高く練りこみ「ハイマルチ構造」とした「涼しやNEO」、極細にカットした金属蒸着フィルムを隙間なく練りこみ究極の光反射を実現した「eco-fine」まで、これでもか言わばかりのラインアップになっています。</p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-97985dda30dcba483e2013d6b21ffc9f.png" alt="" /></p><p>また季節によっては多くの人が悩まされる花粉対策にも品ぞろえがあります。表面に微細な多層構造を形成することで花粉の収着能を高めた「FCOT」（下左図）、適度な隙間を有する特殊構造線維が花粉をキャッチし、繊維に含まれる特殊粒子がアレル源を不活性化させる「アレルGプラスカーテン」（下右図）が紹介されていました。また「花粉、ハウスダスト、汗、におい、不衛生タンパク質タなどを分解して水に変える「ハイドロ銀チタン」を使用したカーテンも紹介されていました。</p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-7f464a9095c40d0acad1e3cceed468f4.png" alt="" /></p><p>いかがだったでしょうか？実はこうして機能性カーテンに使用されている技術を見ると、塗料でも使用されているものが多いと感じます。塗料もカーテンも同じ薄膜と考えれば当然かもしれませんし、カーテンには必ず隙間が存在しているのに対し塗膜には基本的に空隙はないと考えれば異なるものとも考えられるでしょう。しかしやはり似たような技術が使用されているとは思います。何か新しい塗料のヒントになれば幸いです。</p></div>
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<title>対米自動車輸出2月と3月・・台あたり単価は回復したか？</title>
<link>https://kantoko.com/blog/2026/05/91122/</link>
<description>このところイラン情勢不安による溶剤の供給不安に関する記事を多く載せてきた関係で、自動車輸出に関するご紹介が抜けてしまいました。財務省の貿易統計から20262月、3月分をまとめてご報告します。トランプ関税は2025年5月に25％となり、その後8月に15％に引き下げられました。さらに2026年2月に最高裁から違憲判決が出されたものの、大統領令によって継続されていると認識しています。昨年5月以降自動車および自動車部品について、全輸出、対米、対EU、対アジアについて、自動車については台数、金額、台あたり単価、自動車部品については、トン数、金額、トンあたり単価の変化をご紹介してきました。以下最新の2026年2月3月を含めた変化をご覧ください。実際のところ、自動車の輸出台数は日本の生産工場に稼働日数に大きく影響されており、長期休暇がある1月、5月、8月は輸出台数が少なくなります。それに連動して金額も変動しますが、通常単価は変わりません。しかし、対米に関しては、台数こそ大きな変化がないものの、金額と台あたり単価が関税％に連動するように変化しており、その影響が全輸出にも現れています。対米輸出は全輸出の40％近くを占めますので、少なからぬ影響が出るわけです。しかし、その単価ですが、かなりもとに戻ってきたことが、台数と金額の散布図からわかります。対米と対EUについて、台数と金額の散布図を描いてみました。対EUの場合（右図）にはほぼ回帰線上に分布し、台あたり単価があまり変化しないことがわかります。対米の場合（右図）では、回帰線から遠い点が多く、特に2025年5月～12月まで（赤い点）は回帰線の下側に位置することがほとんどでした。これに対し、2026根1月～3月（水色の点）は回帰線に近い点に位置するようになりました。全体の平均単価に近づいていることを示しています。一方、自動車部品は少し状況が異なります。輸出トン数とトン当たり単価のグラフをご覧ください。対米輸出（上右図）では赤線で示すトン当たり単価が昨年5月以降低迷したままになっています。自動車部品関しては、全輸出に対する対米輸出の割合が高くないので、全輸出にはこうした影響は現れていません。これも自動車輸出とは異なる点です。さきほどと同様に、自動車部品の輸出数量と金額に散布を書いてみました。対EU（右図）ではすべての点がほぼ回帰線上に位置しているのに対し。対米では2025年5月～12月がずべて回帰線よりも下に位置しており、2026年1月～3月もまだ少し回帰線から離れた位置にあります。トランプ関税の行方もイラン情勢同様にわかりませんが、しばらくは何らかの形で残るのではないかと思われますので、自動車輸出のフォローは続けたいと思います。</description>
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<dc:date>2026-05-08T00:25:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin177802731222636700" class="cms-content-parts-sin177802731222644200"><p>このところイラン情勢不安による溶剤の供給不安に関する記事を多く載せてきた関係で、自動車輸出に関するご紹介が抜けてしまいました。財務省の貿易統計から20262月、3月分をまとめてご報告します。</p><p>トランプ関税は2025年5月に25％となり、その後8月に15％に引き下げられました。さらに2026年2月に最高裁から違憲判決が出されたものの、大統領令によって継続されていると認識しています。昨年5月以降自動車および自動車部品について、全輸出、対米、対EU、対アジアについて、自動車については台数、金額、台あたり単価、自動車部品については、トン数、金額、トンあたり単価の変化をご紹介してきました。以下最新の2026年2月3月を含めた変化をご覧ください。</p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-6565b4d43b7b7866de77a6d58d657ff5.png" alt="" /></p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-c8e68cd88b2bed228bb9b5601bb91f54.png" alt="" /></p><p>実際のところ、自動車の輸出台数は日本の生産工場に稼働日数に大きく影響されており、長期休暇がある1月、5月、8月は輸出台数が少なくなります。それに連動して金額も変動しますが、通常単価は変わりません。</p><p>しかし、対米に関しては、台数こそ大きな変化がないものの、金額と台あたり単価が関税％に連動するように変化しており、その影響が全輸出にも現れています。対米輸出は全輸出の40％近くを占めますので、少なからぬ影響が出るわけです。しかし、その単価ですが、かなりもとに戻ってきたことが、台数と金額の散布図からわかります。</p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-175062dd6faa2146451d722d5fd698bc.png" alt="" /></p><p>対米と対EUについて、台数と金額の散布図を描いてみました。対EUの場合（右図）にはほぼ回帰線上に分布し、台あたり単価があまり変化しないことがわかります。対米の場合（右図）では、回帰線から遠い点が多く、特に2025年5月～12月まで（赤い点）は回帰線の下側に位置することがほとんどでした。これに対し、2026根1月～3月（水色の点）は回帰線に近い点に位置するようになりました。全体の平均単価に近づいていることを示しています。</p><p>一方、自動車部品は少し状況が異なります。輸出トン数とトン当たり単価のグラフをご覧ください。</p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-021ed25cad5e96dfe07f02a5a29943ba.png" alt="" /></p><p>対米輸出（上右図）では赤線で示すトン当たり単価が昨年5月以降低迷したままになっています。自動車部品関しては、全輸出に対する対米輸出の割合が高くないので、全輸出にはこうした影響は現れていません。これも自動車輸出とは異なる点です。</p><p>さきほどと同様に、自動車部品の輸出数量と金額に散布を書いてみました。対EU（右図）ではすべての点がほぼ回帰線上に位置しているのに対し。対米では2025年5月～12月がずべて回帰線よりも下に位置しており、2026年1月～3月もまだ少し回帰線から離れた位置にあります。トランプ関税の行方もイラン情勢同様にわかりませんが、しばらくは何らかの形で残るのではないかと思われますので、自動車輸出のフォローは続けたいと思います。</p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-ef647c9ed2505091229c8ae24aa8c1a4.png" alt="" /></p></div>
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<item rdf:about="https://kantoko.com/blog/2026/05/91121/">
<title>4月の気温もやはり平年値を大きく超えました</title>
<link>https://kantoko.com/blog/2026/05/91121/</link>
<description>4月の気温も、やはり平年値を大きく超えていました。毎月報告している全国主要10都市の日毎平均気温とその平年値の推移からご覧ください。日毎平均気温とその平年値との差の月平均は、東日本では新潟を除き2℃を超えました。新潟も1.90℃ですのでほぼ2℃と言ってもよいくらいです。毎回書いていますが、平年値は1991年から2020年までの30年間の平均ですので、中央値は2005年です。今から約20年前の値と2℃違うということは100年間では5℃近くもあがることになります。もはや平年値を上回ること自体ニュースにならないくらい常態化していますが、平年値より2℃高いということは大変なことなのです。西日本ではすべて平年値との差が2℃を下回りましたが、それでもずべて1.5℃を超えていますので、これも非常に高い気温であると言えます。各都市の日毎平均気温、日毎最高気温、日毎最低気温とそれぞれの減平年値との差の月平均を一覧表で示します。これを見ると平年値との差については日毎最低気温&#62;日毎平均気温&#62;日毎最高気温の順になります。最後に2024年5月以降の日毎平均気温、最高気温、最低気温と平年値の差の月平均の全国平均を示します。全国平均として平年値を下回ったのは2024年12月、2025年2月、2026年1月の3回しかありません。いずれも冬季です。それ以外の月、特に夏季は平年値との差が2℃を超えるケースが多くなっています。今年の夏もまた酷暑となる可能性大です。</description>
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<dc:date>2026-05-07T08:00:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin177777470593133900" class="cms-content-parts-sin177777470593142300"><p>4月の気温も、やはり平年値を大きく超えていました。毎月報告している全国主要10都市の日毎平均気温とその平年値の推移からご覧ください。</p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-cdb8249d6e054e23b1d7049d19e6dd4f.png" alt="" /></p><p>日毎平均気温とその平年値との差の月平均は、東日本では新潟を除き2℃を超えました。新潟も1.90℃ですのでほぼ2℃と言ってもよいくらいです。毎回書いていますが、平年値は1991年から2020年までの30年間の平均ですので、中央値は2005年です。今から約20年前の値と2℃違うということは100年間では5℃近くもあがることになります。もはや平年値を上回ること自体ニュースにならないくらい常態化していますが、平年値より2℃高いということは大変なことなのです。</p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-d9fa793869ce96e6cae7392183b7312c.png" alt="" /></p><p>西日本ではすべて平年値との差が2℃を下回りましたが、それでもずべて1.5℃を超えていますので、これも非常に高い気温であると言えます。</p><p>各都市の日毎平均気温、日毎最高気温、日毎最低気温とそれぞれの減平年値との差の月平均を一覧表で示します。これを見ると平年値との差については日毎最低気温&#62;日毎平均気温&#62;日毎最高気温の順になります。</p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-d5e701c50eb89190a9311fc73cb93cac.png" alt="" /></p><p>最後に2024年5月以降の日毎平均気温、最高気温、最低気温と平年値の差の月平均の全国平均を示します。全国平均として平年値を下回ったのは2024年12月、2025年2月、2026年1月の3回しかありません。いずれも冬季です。それ以外の月、特に夏季は平年値との差が2℃を超えるケースが多くなっています。今年の夏もまた酷暑となる可能性大です。</p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-2254ffc8872522f09a3ba52905189a98.png" alt="" /></p></div>
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<item rdf:about="https://kantoko.com/blog/2026/05/91120/">
<title>もう一度3月のトルエン、キシレン生産量、出荷量について</title>
<link>https://kantoko.com/blog/2026/05/91120/</link>
<description>二日前に経産省速報の数字をご紹介した折に、トルエン、キシレンについて詳しくご紹介するのを忘れていましたので、生産数量、出荷数量をあわせてご紹介します。まずは2023年1月以降の生産数量と出荷数量のグラフからご覧ください。2026年3月の生産数量、出荷数量ともかなり低いレベルであったことは間違いありません。トルエンについては、この3年3カ月で最少出荷量でした。キシレンの方は、2026年3と同じ程度の出荷量がこの3年3カ月において、今回以外に4回ありました。実際の数値を一覧表で示します。右下に2026年3月の生産数量、出荷数量について前年同月比と前月比を載せております。生産数量はともかく、我々の最も関心のある出荷数量でみると、前年同月比でトルエンが79.0％、キシレンが88.2％、前月比ではトルエン73.3％、キシレン87.4％といずれも9割未満の数値となっています。これらの数値から、やはり3月のトルエン、キシレンの塗料製造会社への供給は、通常よりも少な目であったと思われます。ただし、これで全部が捕捉されているのかについては不明点がいくつかあります。経産省の統計ではキシレンのほかにオルソキシレンという項目があります。さらにパラキシレンもあります。パラキシレンはPET樹脂原料用と思われますので除外してもよいのではないかと思いますが、オルソキシレンはどう扱うべきかわかりません。量的にはキシレンの1/10程度です。さらにわからないのは、エチルベンゼンの扱いです。少なくとも私が塗料メーカーで働いていたころのキシレンは、エチルベンゼンが約半量程度含まれていました。すなわち塗料用キシレンは、キシレンとエチルベンゼンの1：1の混合物でした。石油化学工業協会の統計にも経産省の統計にもこのエチルベンゼンが見当たりません。キシレンに含まれているのか、それとも別に存在しているのか？ちなみにキシレンとエチルベンゼンは、分子量も同じ、沸点もほぼ同じ、化学的性質も似たようなもので、化学反応をさせない限りキシレンと同じように使用することができます。ところで、今日の朝刊に原油を積載したタンカー11隻がホルムズ海峡を通過しない経路で日本に向かっているという記事が載っていました。標準的な原油タンカー（VLCC)の積載量が200万バレルですので、11隻で2200万バレルになります。これは日本の1カ月の石油需要約1億バレルの2割強にあたります。世界的にアメリカや南米などで原油供給能力を高めているとは言え、世界中で争奪戦となっている中でどれほど確保できるのか不明な点もあると書かれていました。やはりホルムズ海峡が安全に通過できるようにならないと元の世界には戻れないのでないのかもしれません。</description>
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<dc:date>2026-05-02T08:50:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin177767950571495700" class="cms-content-parts-sin177767950571502700"><p>二日前に経産省速報の数字をご紹介した折に、トルエン、キシレンについて詳しくご紹介するのを忘れていましたので、生産数量、出荷数量をあわせてご紹介します。まずは2023年1月以降の生産数量と出荷数量のグラフからご覧ください。</p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-bad1410360b83c55d05fd37595ce2620.png" alt="" /></p><p>2026年3月の生産数量、出荷数量ともかなり低いレベルであったことは間違いありません。トルエンについては、この3年3カ月で最少出荷量でした。キシレンの方は、2026年3と同じ程度の出荷量がこの3年3カ月において、今回以外に4回ありました。</p><p>実際の数値を一覧表で示します。</p><p style="text-align: center;"><img src="https://kantoko.com/images/image-f2da913eec5f2b09547b3072b4ec3951.png" width="750" height="478" alt="" /></p><p>右下に2026年3月の生産数量、出荷数量について前年同月比と前月比を載せております。生産数量はともかく、我々の最も関心のある出荷数量でみると、前年同月比でトルエンが79.0％、キシレンが88.2％、前月比ではトルエン73.3％、キシレン87.4％といずれも9割未満の数値となっています。これらの数値から、やはり3月のトルエン、キシレンの塗料製造会社への供給は、通常よりも少な目であったと思われます。</p><p>ただし、これで全部が捕捉されているのかについては不明点がいくつかあります。経産省の統計ではキシレンのほかにオルソキシレンという項目があります。さらにパラキシレンもあります。パラキシレンはPET樹脂原料用と思われますので除外してもよいのではないかと思いますが、オルソキシレンはどう扱うべきかわかりません。量的にはキシレンの1/10程度です。</p><p>さらにわからないのは、エチルベンゼンの扱いです。少なくとも私が塗料メーカーで働いていたころのキシレンは、エチルベンゼンが約半量程度含まれていました。すなわち塗料用キシレンは、キシレンとエチルベンゼンの1：1の混合物でした。石油化学工業協会の統計にも経産省の統計にもこのエチルベンゼンが見当たりません。キシレンに含まれているのか、それとも別に存在しているのか？ちなみにキシレンとエチルベンゼンは、分子量も同じ、沸点もほぼ同じ、化学的性質も似たようなもので、化学反応をさせない限りキシレンと同じように使用することができます。</p><p>ところで、今日の朝刊に原油を積載したタンカー11隻がホルムズ海峡を通過しない経路で日本に向かっているという記事が載っていました。標準的な原油タンカー（VLCC)の積載量が200万バレルですので、11隻で2200万バレルになります。これは日本の1カ月の石油需要約1億バレルの2割強にあたります。世界的にアメリカや南米などで原油供給能力を高めているとは言え、世界中で争奪戦となっている中でどれほど確保できるのか不明な点もあると書かれていました。やはりホルムズ海峡が安全に通過できるようにならないと元の世界には戻れないのでないのかもしれません。</p></div>
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<item rdf:about="https://kantoko.com/blog/2026/05/91119/">
<title>石油統計速報に見る2026年3月のナフサ需給動向</title>
<link>https://kantoko.com/blog/2026/05/91119/</link>
<description>昨日は石油統計の速報も公開されており、3月におけるナフサの需給動向が概略わかりました。下表に2025年3月以降の在庫、生産、輸入、販売の各数量をまとめてみました。3月の数字はまだ速報段階なので確定ではありませんが、通常確報値と大きくずれることはありません。ナフサの受け入れ（入荷）は国産ナフサと輸入ナフサに分けられます。国産ナフサは原油の精製に伴い国内で生産される分で輸入ナフサは、文字通り外国から輸入されるものです。上の表から数字を抽出して二つのグラフを描いてみました。左は国産ナフサと輸入ナフサの数量推移、右は受け入れナフサ総量（国産+輸入）と国内販売ナフサの量です。言い換えると入荷分と出荷分です。左図では輸入ナフサが今年に入り激減していることがわかります。2026年2月3月は、輸入ナフサの量は国内生産ナフサとほぼ同じレベルです。右図ではナフサの入荷と出荷が釣り合っていることがわかります。つまり入荷したナフサはすべて販売されているということです。2026年3月は、すでにホルムズ海峡が封鎖され通過できなくなっていました。しかし、2月中に海峡を通過した船が3月にある程度到着していたと推定されます。ただ、前年同月比、対平均比（2025年3月～2026年3月までの平均）、前月比のどれを見ても、3月の輸入ナフサの量はかなり少ないことがわかります。そして国内販売量については、前月比こそ9割を超えるものの、対平均比で79％、前年同月比では75％程度にすぎないことが判ります。中東からの船がある程度ナフサを運んでくることができた3月でさえこうした状況ですので、4月はさらにナフサの供給が少なかったのではないかと心配されます。ところで、上表にはナフサの在庫量の詳細が記載されています。製油所在庫、製造輸入業者在庫あわせて130万KL～160万KLの範囲に収まっていました。販売量からみるとこの在庫量はおおよそ半月分であることもわかりました。原油とは異なり備蓄ナフサなるものは半月分しか存在していません。ホルムズ海峡封鎖が続く中、如何に中東以外からナフサを確保できるかが注目されます。</description>
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<dc:date>2026-05-01T11:45:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin177760360733796800" class="cms-content-parts-sin177760360733805000"><p>昨日は石油統計の速報も公開されており、3月におけるナフサの需給動向が概略わかりました。下表に2025年3月以降の在庫、生産、輸入、販売の各数量をまとめてみました。</p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-a1485f1294266a1b784f7ad45b9c5c09.png" alt="" /></p><p>3月の数字はまだ速報段階なので確定ではありませんが、通常確報値と大きくずれることはありません。ナフサの受け入れ（入荷）は国産ナフサと輸入ナフサに分けられます。国産ナフサは原油の精製に伴い国内で生産される分で輸入ナフサは、文字通り外国から輸入されるものです。</p><p>上の表から数字を抽出して二つのグラフを描いてみました。左は国産ナフサと輸入ナフサの数量推移、右は受け入れナフサ総量（国産+輸入）と国内販売ナフサの量です。言い換えると入荷分と出荷分です。</p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-63b5df9c8ae9816c70a02ea0587f53bc.png" alt="" /></p><p>左図では輸入ナフサが今年に入り激減していることがわかります。2026年2月3月は、輸入ナフサの量は国内生産ナフサとほぼ同じレベルです。右図ではナフサの入荷と出荷が釣り合っていることがわかります。つまり入荷したナフサはすべて販売されているということです。</p><p>2026年3月は、すでにホルムズ海峡が封鎖され通過できなくなっていました。しかし、2月中に海峡を通過した船が3月にある程度到着していたと推定されます。ただ、前年同月比、対平均比（2025年3月～2026年3月までの平均）、前月比のどれを見ても、3月の輸入ナフサの量はかなり少ないことがわかります。そして国内販売量については、前月比こそ9割を超えるものの、対平均比で79％、前年同月比では75％程度にすぎないことが判ります。</p><p style="text-align: center;"><img src="https://kantoko.com/images/image-cdb18f8e309c6973cda92cea214e6c63.png" width="750" height="445" alt="" /></p><p>中東からの船がある程度ナフサを運んでくることができた3月でさえこうした状況ですので、4月はさらにナフサの供給が少なかったのではないかと心配されます。</p><p>ところで、上表にはナフサの在庫量の詳細が記載されています。製油所在庫、製造輸入業者在庫あわせて130万KL～160万KLの範囲に収まっていました。販売量からみるとこの在庫量はおおよそ半月分であることもわかりました。原油とは異なり備蓄ナフサなるものは半月分しか存在していません。ホルムズ海峡封鎖が続く中、如何に中東以外からナフサを確保できるかが注目されます。</p><p></p><p></p><p></p><p></p></div>
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<item rdf:about="https://kantoko.com/blog/2026/04/91118/">
<title>経産省速報3月基礎化学品、塗料等の生産、出荷、在庫数量、単価について</title>
<link>https://kantoko.com/blog/2026/04/91118/</link>
<description>本日午前8時50分に経産省から3月度速報が発表になりました。通常は速報についてはあまり注目しておりませんでしたが、今月は違います。ホルムズ海峡封鎖が始まり、溶剤等の供給状況がガラリと変わった月ですので、速報とは言えおおよその市場動向がわかりますので、大注目していました。早速基礎化学品、一部の塗料原料と主要塗料品目について、3月の生産、出荷、在庫、単価についてまとめてみましたのでご紹介します。データの出典は経産省2026年3月度速報です。基礎化学品、具体的にはナフサの分解成分であるエチレン、プロピレン、ブタジエン、ベンゼン、トルエン、キシレンと塗料の原料となるエチレングリコール、カーボンブラック、メタクリル酸エステル（モノマー）について、3月の生産、出荷、在庫数量について、前年同月比と前月比を表で示します。ナフサの分解物の３月の生産数量と在庫数量については、前年同月をかなり下回っていました。前月比でも下回っているケースの方が多くやはり輸入ナフサの減少が心配されます。トルエン、キシレンについては、興味深いことに、在庫数量が前年同月、前月を上回っていました。ご参考までに、2025年1月以降のこれらの生産、出荷、在庫数量と単価の推移をグラフで示します。これら3品目については、明らかに3月時点での単価上昇が認められます。通常トルエン、キシレンはナフサ価格に連動して価格が動きますので、当然の変化と思われます。エチレン、プロピレン、ブタジエンについては出荷金額が示されていませんので、生産、出荷、在庫数量の推移のみグラフで示します。エチレン、プロピレンの在庫数量は極めて少なく実質的に在庫というものは存在していないようです。エチレン、プロピレンは明らかに今年に入り生産、出荷数量が落ち込んでいます。塗料原料として挙げた3種ですが、月々の推移をみるとエチレングリコールとメタクリル酸エステルモノマーは生産、出荷数量の変動が大きく3月の数量が多いのか少ないのかわかりません。カーボンブラックは安定していますが、3月は出荷数量が増加し在庫が減少しています。さて塗料の生産、出荷、在庫、単価動向ですが、通常日塗工からもらう速報には、溶剤系塗料の合計と水系塗料の合計を合わせた数値しか載っていませんが、経産省の速報自体には主要な塗料品目ごとの数値が載っておりますので、3月についてはそうした主要塗料品目ごとの生産、出荷、在庫、単価の動向も併せてご紹介します。まずは品目ごとの3月の生産、出荷、在庫数量の前年同月比と前月比の一覧表からご覧ください。先ほどの基礎化学品とは逆に、主要塗料品目の多くで生産数量、出荷数量では、前年同月比、前月比とも100％超えが多く、在庫では100未満が多くなっていました。この傾向は3月に特異的なものであることが、時系列変化のグラフからわかります。すなわち、3月の生産数量、出荷数量が急激にあがり、在庫数量が減少しています。見方によっては、在庫を減らして出荷したとも考えられます。3月の状況を顧みれば、普段よりはるかに多い注文に対し、制限された原材料の範囲で目いっぱい生産しただけでは足りず、在庫からの出荷もあわせ、このような生産数量と出荷数量の増加、在庫数量減少の結果となったのではないかと考えています。一方、単価についてはグラフからは変化が読み取れません。これは、値上げの時期が実質4月からとなったため、3月出荷分で値上げできたところはほとんどないからではなかったかと考えています。以下主要品目の生産、出荷、在庫、単価についてのグラフを下に示します。3月は、ほぼすべての品目で生産数量、出荷数量が増加、在庫数量が減少しています。不飽和ポリエステル塗料、厚膜エマルションペイント、および水性樹脂塗料では、生産数量が販売数量を明らかに上回っていますが、他の塗料に比べて純出荷割合が2/3程度と低いため（同業者向け出荷が多い）と推定されます。3月はこのような状況でした。この先も厳しい状況が続くと思われますが、組合としてできることを探していきたいと考えています。</description>
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<dc:date>2026-04-30T13:50:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin177752476702322800" class="cms-content-parts-sin177752476702331000"><p>本日午前8時50分に経産省から3月度速報が発表になりました。通常は速報についてはあまり注目しておりませんでしたが、今月は違います。ホルムズ海峡封鎖が始まり、溶剤等の供給状況がガラリと変わった月ですので、速報とは言えおおよその市場動向がわかりますので、大注目していました。早速基礎化学品、一部の塗料原料と主要塗料品目について、3月の生産、出荷、在庫、単価についてまとめてみましたのでご紹介します。データの出典は経産省2026年3月度速報です。</p><p>基礎化学品、具体的にはナフサの分解成分であるエチレン、プロピレン、ブタジエン、ベンゼン、トルエン、キシレンと塗料の原料となるエチレングリコール、カーボンブラック、メタクリル酸エステル（モノマー）について、3月の生産、出荷、在庫数量について、前年同月比と前月比を表で示します。</p><p style="text-align: center;"><img src="https://kantoko.com/images/image-88705401414c6417562d998542893a46.png" width="750" height="335" alt="" /></p><p>ナフサの分解物の３月の生産数量と在庫数量については、前年同月をかなり下回っていました。前月比でも下回っているケースの方が多くやはり輸入ナフサの減少が心配されます。トルエン、キシレンについては、興味深いことに、在庫数量が前年同月、前月を上回っていました。ご参考までに、2025年1月以降のこれらの生産、出荷、在庫数量と単価の推移をグラフで示します。</p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-ba5a8164abab49d8f08797fc84dea9cf.png" alt="" /></p><p>これら3品目については、明らかに3月時点での単価上昇が認められます。通常トルエン、キシレンはナフサ価格に連動して価格が動きますので、当然の変化と思われます。エチレン、プロピレン、ブタジエンについては出荷金額が示されていませんので、生産、出荷、在庫数量の推移のみグラフで示します。エチレン、プロピレンの在庫数量は極めて少なく実質的に在庫というものは存在していないようです。エチレン、プロピレンは明らかに今年に入り生産、出荷数量が落ち込んでいます。<img src="https://kantoko.com/images/image-02070dfede6067fb7b7c472739f24a26.png" alt="" /></p><p>塗料原料として挙げた3種ですが、月々の推移をみるとエチレングリコールとメタクリル酸エステルモノマーは生産、出荷数量の変動が大きく3月の数量が多いのか少ないのかわかりません。カーボンブラックは安定していますが、3月は出荷数量が増加し在庫が減少しています。</p><p>さて塗料の生産、出荷、在庫、単価動向ですが、通常日塗工からもらう速報には、溶剤系塗料の合計と水系塗料の合計を合わせた数値しか載っていませんが、経産省の速報自体には主要な塗料品目ごとの数値が載っておりますので、3月についてはそうした主要塗料品目ごとの<span style="font-size: 1rem;">生産、出荷、在庫、単価の動向も併せてご紹介します。</span></p><p>まずは品目ごとの3月の生産、出荷、在庫数量の前年同月比と前月比の一覧表からご覧ください。</p><p style="text-align: center;"><img src="https://kantoko.com/images/image-89e23619575b43f1c54ca42c18eb386e.png" width="750" height="550" alt="" /></p><p>先ほどの基礎化学品とは逆に、主要塗料品目の多くで生産数量、出荷数量では、前年同月比、前月比とも100％超えが多く、在庫では100未満が多くなっていました。この傾向は3月に特異的なものであることが、時系列変化のグラフからわかります。</p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-d8881820e244d3cde73bdbf03ece33fe.png" alt="" /></p><p>すなわち、3月の生産数量、出荷数量が急激にあがり、在庫数量が減少しています。見方によっては、在庫を減らして出荷したとも考えられます。3月の状況を顧みれば、普段よりはるかに多い注文に対し、制限された原材料の範囲で目いっぱい生産しただけでは足りず、在庫からの出荷もあわせ、このような生産数量と出荷数量の増加、在庫数量減少の結果となったのではないかと考えています。</p><p>一方、単価についてはグラフからは変化が読み取れません。これは、値上げの時期が実質4月からとなったため、3月出荷分で値上げできたところはほとんどないからではなかったかと考えています。以下主要品目の<span style="font-size: 1rem;">生産、出荷、在庫、単価についてのグラフを下に示します。</span><span style="font-size: 1rem;">3月は、</span><span style="font-size: 1rem;">ほぼすべての品目で生産数量、出荷数量が増加、在庫数量が減少しています。</span></p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-a157058ba3f2677ea8cc449051641b9c.png" alt="" /></p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-fe4f07bc1dac62a15a6921cab2e3c58f.png" alt="" /></p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-3770107d0c7ce67000253624b8efe364.png" alt="" /></p><p style="text-align: center;"><img src="https://kantoko.com/images/image-5f82e318d9ba9263a20d93a8bd3059b1.png" width="700" height="404" alt="" /></p><p></p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-f5d076dc093a0e27745695b347a10550.png" alt="" /></p><p>不飽和ポリエステル塗料、厚膜エマルションペイント、および水性樹脂塗料では、生産数量が販売数量を明らかに上回っていますが、他の塗料に比べて純出荷割合が2/3程度と低いため（同業者向け出荷が多い）と推定されます。</p><p>3月はこのような状況でした。この先も厳しい状況が続くと思われますが、組合としてできることを探していきたいと考えています。</p></div>
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<item rdf:about="https://kantoko.com/blog/2026/04/91117/">
<title>日系自動車メーカー2026年３月の自動車生産</title>
<link>https://kantoko.com/blog/2026/04/91117/</link>
<description>
4月28日に日系自動車メーカーから3月の自動車生産台数が発表になりました。ここの前年比を必ずしも超えられていない日系自動車メーカーですが、3月の世界生産は8社すべてが前年同月比超えとなりました。3月の生産台数についての前年同月比、前々年同月比のグラフからご覧ください。

前年比では、マイナスがトヨタ、日産、スバルの3社であとはプラスでした。前々年比におけるマイナスは国内生産が日産、スズキ、世界生産では日産のみでした。
3月の国内生産台数は多い順にトヨタ&#62;&#62;スズキ&#62;ダイハツ&#62;マツダ&#62;ホンダ&#62;日産&#62;三菱&#62;スバル、世界生産では多い順にトヨタ&#62;&#62;スズキ&#62;ホンダ&#62;日産&#62;&#62;マツダ&#62;ダイハツ&#62;三菱&#62;スバルとなりました。
3月は日本式会計年度の締めにあたりますので、2025年4月～2026年3月の生産台数の前年比も示します。ここでも国内生産、世界生産ともに前年未達が多く出ており、トランプ関税はじめさまざまなことがあった影響が凝縮されています。

過去6年間の月平均台数と3月の生産台数との比較です。コロナ禍前の2019年の水準と比べると、国内生産で2019年の月平均を上回っているのはトヨタとスズキの2社、世界生産では、トヨタ、マツダ、三菱、スズキと4社ありました。全般に3月の世界生産は好調でした。


各社生産台数の推移です。今月から2024年1月以降の推移を掲載しています。トヨタ、日産、ホンダの生産台数です。

トヨタと比較すると日産の国内・世界、ホンダの世界は台数が右肩下がりになっています。
　　　　　
これら3社については、特に右肩下がり傾向はないようです。

この2社はいずれも右肩あがりに見えます。右の表は3月時点での前年比のまとめで世界生産がすべて前年比を超えました。
最後に前年比超えかどうかの星取表です。世界生産ですべての会社が前年比を超えたのは実に2023年5月以来約3年ぶりではないかと思います。

イラン情勢不安によるシンナー不足が世情を騒がせていますが、自動車用塗料に関しては寡聞です。さすがに優先供給されているのか、その理由はわかりませんが、No news is good newsと考えたいと思います。

</description>
<dc:creator></dc:creator>
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<dc:date>2026-04-30T08:30:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin177733646960609700" class="cms-content-parts-sin177733646960618400">
<p>4月28日に日系自動車メーカーから3月の自動車生産台数が発表になりました。ここの前年比を必ずしも超えられていない日系自動車メーカーですが、3月の世界生産は8社すべてが前年同月比超えとなりました。3月の生産台数についての前年同月比、前々年同月比のグラフからご覧ください。</p>
<p><img src="https://kantoko.com/images/image-c00472442b4b25447f8edf11cca9b738.png" alt="" /></p>
<p>前年比では、マイナスがトヨタ、日産、スバルの3社であとはプラスでした。前々年比におけるマイナスは国内生産が日産、スズキ、世界生産では日産のみでした。</p>
<p>3月の国内生産台数は多い順に<span style="font-size: 1rem;">トヨタ&#62;&#62;スズキ&#62;ダイハツ&#62;マツダ&#62;ホンダ&#62;日産&#62;三菱&#62;スバル、</span><span style="font-size: 1rem;">世界生産では多い順に</span><span style="font-size: 1rem;">トヨタ&#62;&#62;スズキ&#62;ホンダ&#62;日産&#62;&#62;マツダ&#62;ダイハツ&#62;三菱&#62;スバルとなりました。</span></p>
<p>3月は日本式会計年度の締めにあたりますので、2025年4月～2026年3月の生産台数の前年比も示します。ここでも国内生産、世界生産ともに前年未達が多く出ており、トランプ関税はじめさまざまなことがあった影響が凝縮されています。</p>
<p style="text-align: center;"><img src="https://kantoko.com/images/image-29fd0373493eea1f336c1612aa2a04b5.png" width="500" height="275" alt="" /></p>
<p>過去6年間の月平均台数と3月の生産台数との比較です。コロナ禍前の2019年の水準と比べると、国内生産で2019年の月平均を上回っているのはトヨタとスズキの2社、世界生産では、トヨタ、マツダ、三菱、スズキと4社ありました。全般に3月の世界生産は好調でした。</p>
<p></p>
<p><img src="https://kantoko.com/images/image-1576c6390b873e860fce44f4053f34e5.png" alt="" /></p>
<p>各社生産台数の推移です。今月から2024年1月以降の推移を掲載しています。トヨタ、日産、ホンダの生産台数です。</p>
<p><img src="https://kantoko.com/images/image-4364066d7a940249737444f9b03c6ff3.png" alt="" /></p>
<p>トヨタと比較すると日産の国内・世界、ホンダの世界は台数が右肩下がりになっています。</p>
<p><img src="https://kantoko.com/images/image-7b1b6c0c97a5849a031dccb1495bbc3d.png" alt="" />　　　　　</p>
<p>これら3社については、特に右肩下がり傾向はないようです。</p>
<p><img src="https://kantoko.com/images/image-d4373e0694eb7c9ece16f4e7101a8355.png" alt="" /></p>
<p>この2社はいずれも右肩あがりに見えます。右の表は3月時点での前年比のまとめで世界生産がすべて前年比を超えました。</p>
<p>最後に前年比超えかどうかの星取表です。世界生産ですべての会社が前年比を超えたのは実に2023年5月以来約3年ぶりではないかと思います。</p>
<p><img src="https://kantoko.com/images/image-83f74fd210282bce525d23e23d526cdd.png" alt="" /></p>
<p>イラン情勢不安によるシンナー不足が世情を騒がせていますが、自動車用塗料に関しては寡聞です。さすがに優先供給されているのか、その理由はわかりませんが、No news is good newsと考えたいと思います。</p>
<p></p>
</div>
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</item>

<item rdf:about="https://kantoko.com/blog/2026/04/91116/">
<title>ボールミルで化学反応を行う、しかも無溶剤で！</title>
<link>https://kantoko.com/blog/2026/04/91116/</link>
<description>文芸春秋５月号でボールミルで化学反応を行える、しかも無溶剤で！という記事（表題はこれとは違います）を目にしました。ボールミルとは、言うまでもなく、メディアと呼ばれる鉄製または陶製の小球または小円柱体が充填された円筒形の容器をぐるぐると回転させ、均一化、粉砕、微粒化、ペースト化などを行う機器で、かつては塗料の分散工程でたくさん使用されていました。ぐるぐる回転している間は人手がかからず放っておけばよいので便利でしたが、結局トータルとしての工程時間が長くなってしまうなどの理由で、いまでは極めて特殊な用途にしか塗料製造では使用されていないのではないかと思います。文芸春秋の記事は、これを取り上げた理由として、ホルムズ海峡封鎖により石油由来物質の供給が不安視されるなかで、化学反応の主体である溶液反応ではなく、溶媒を使用せず化学反応を行える注目の技術としてボールミルを使用した反応が紹介されていました。詳しい反応条件などは書かれていませんでしたので、研究者として名前が挙げられていた北海道大学の伊藤肇先生の研究室のサイトを訪ねこの反応について調べてみました。まずは、北海道大学のプレスリリースからご覧ください。読んでいただければご理解いただけたと思いますが、溶剤の調整など厳密な管理が必須条件である難しい合成反応を、空気中でしかもほとんど溶媒（溶剤）を使用せずに合成することができた、ということです。このグリニヤール試薬というのは化学を勉強してこれら方ならご存知と思いますが、カルボニル基に作用して新たなアルキル鎖を形成させるための試薬（化学物質）で、R-MgX　（R；アルキル基、X：ハロゲン）という構造式になります。この試薬をボールミルで合成することができた理由に関しては、以下のように説明されています。一つ目は、ボール（メディア）が金属マグネシウムに衝突し、表面の酸化被膜を削ることで活性なマグネシウムを露出させる（この反応は金属マグネシウムと有機ハロゲンの反応」二つ目は、反応を阻害する空気中の酸素や水分の量が固体反応混合物の中に入りにくいことに加え、反応容器（ボールミル）の容積が小さいために空気中の酸化や水分が相対的に少ないことが挙げられています。とこれを聞くとどんなボールミルか調べてみたくなります。伊藤研究室のサイトに挙げられていた論文を調べると、使用されているボールミルの詳細がわかりました。試料の量は20ｍｌまでで、言ってみればマイクロボールミルと言ってもよい大きさでした。素材は入れ物もボールもステンレスチ―ルでした。グリニヤール試薬合成の場合は、金属マグネシウムが表面酸化しやすく、水に対しても敏感に影響されるため、こうしたボールミルによる合成が極め有利であったものと思われます。しかし探してみればこうした反応は他にもいろいろとあるはずで、世界中で研究が進められていると書かれていました。かつて塗料でさかんに使用されたいたものとは大きさがずいぶん異なりますが、それでもボールミルが溶媒（溶剤）レスでの反応に有望であり、環境調和型の新しい物質生産プロセスの拡充が期待されると言われると何だかうれしくなります。翻って塗料中に含まれる溶剤は、塗膜形成時に揮散し環境中に放出されるため好ましくないとされています。今回のボールミル合成を調べて、塗料中の溶剤が果たしている機能である流動性、粘性の保持、塗膜形成能などを、ボールミル合成のように他の手段で達成することができれば、塗料の将来展望はぐっと明るくなるのではないかと妄想してしまいます。イメージ的には、路面標示塗料のように熱溶融させた流動体を精密に塗工できれば可能性があるように思いましたが、塗料の最大のアドバンテージのひとつである３次元形状物に塗装できるという点には一工夫も二工夫も必要と思われます。</description>
<dc:creator></dc:creator>
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<dc:date>2026-04-28T08:00:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin177709122976522200" class="cms-content-parts-sin177709122976530100"><p>文芸春秋５月号でボールミルで化学反応を行える、しかも無溶剤で！という記事（表題はこれとは違います）を目にしました。ボールミルとは、言うまでもなく、メディアと呼ばれる鉄製または陶製の小球または小円柱体が充填された円筒形の容器をぐるぐると回転させ、均一化、粉砕、微粒化、ペースト化などを行う機器で、かつては塗料の分散工程でたくさん使用されていました。ぐるぐる回転している間は人手がかからず放っておけばよいので便利でしたが、結局トータルとしての工程時間が長くなってしまうなどの理由で、いまでは極めて特殊な用途にしか塗料製造では使用されていないのではないかと思います。</p><p>文芸春秋の記事は、これを取り上げた理由として、ホルムズ海峡封鎖により石油由来物質の供給が不安視されるなかで、化学反応の主体である溶液反応ではなく、溶媒を使用せず化学反応を行える注目の技術としてボールミルを使用した反応が紹介されていました。詳しい反応条件などは書かれていませんでしたので、研究者として名前が挙げられていた北海道大学の伊藤肇先生の研究室のサイトを訪ねこの反応について調べてみました。まずは、北海道大学のプレスリリースからご覧ください。</p><p style="text-align: center;"><img src="https://kantoko.com/images/image-a91492ad72e0b33bec3716dd4aecba7c.png" width="750" height="370" alt="" /></p><p>読んでいただければご理解いただけたと思いますが、溶剤の調整など厳密な管理が必須条件である難しい合成反応を、空気中でしかもほとんど溶媒（溶剤）を使用せずに合成することができた、ということです。このグリニヤール試薬というのは化学を勉強してこれら方ならご存知と思いますが、カルボニル基に作用して新たなアルキル鎖を形成させるための試薬（化学物質）で、R-MgX　（R；アルキル基、X：ハロゲン）という構造式になります。</p><p>この試薬をボールミルで合成することができた理由に関しては、以下のように説明されています。</p><p style="text-align: center;"><img src="https://kantoko.com/images/image-6b0855e34b92928cf1cf201b27f93105.png" alt="" /></p><p>一つ目は、ボール（メディア）が金属マグネシウムに衝突し、表面の酸化被膜を削ることで活性なマグネシウムを露出させる（この反応は金属マグネシウムと有機ハロゲンの反応」二つ目は、反応を阻害する空気中の酸素や水分の量が固体反応混合物の中に入りにくいことに加え、反応容器（ボールミル）の容積が小さいために空気中の酸化や水分が相対的に少ないことが挙げられています。</p><p>とこれを聞くとどんなボールミルか調べてみたくなります。伊藤研究室のサイトに挙げられていた論文を調べると、使用されているボールミルの詳細がわかりました。試料の量は20ｍｌまでで、言ってみればマイクロボールミルと言ってもよい大きさでした。素材は入れ物もボールもステンレスチ―ルでした。</p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-c9d514149e6490eb4a696f16fa6b9f89.png" alt="" /></p><p>グリニヤール試薬合成の場合は、金属マグネシウムが表面酸化しやすく、水に対しても敏感に影響されるため、こうしたボールミルによる合成が極め有利であったものと思われます。しかし探してみればこうした反応は他にもいろいろとあるはずで、世界中で研究が進められていると書かれていました。</p><p>かつて塗料でさかんに使用されたいたものとは大きさがずいぶん異なりますが、それでもボールミルが溶媒（溶剤）レスでの反応に有望であり、環境調和型の新しい物質生産プロセスの拡充が期待されると言われると何だかうれしくなります。</p><p>翻って塗料中に含まれる溶剤は、塗膜形成時に揮散し環境中に放出されるため好ましくないとされています。今回のボールミル合成を調べて、塗料中の溶剤が果たしている機能である流動性、粘性の保持、塗膜形成能などを、ボールミル合成のように他の手段で達成することができれば、塗料の将来展望はぐっと明るくなるのではないかと妄想してしまいます。イメージ的には、路面標示塗料のように熱溶融させた流動体を精密に塗工できれば可能性があるように思いましたが、塗料の最大のアドバンテージのひとつである３次元形状物に塗装できるという点には一工夫も二工夫も必要と思われます。</p></div>
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<item rdf:about="https://kantoko.com/blog/2026/04/91115/">
<title>石油化学製品の３月の生産数量が発表になりました！</title>
<link>https://kantoko.com/blog/2026/04/91115/</link>
<description>トルエン、キシレンを含む石油化学製品の2026年3月の生産数量が、日本石油化学工業協会から４月23日午後５時に発表になりました（下記接続先）。この発表はあくまで生産数量であり、出荷数量とは差異があることをあらかじめ申し上げておきます。ただ、常識的に考えて、またトルエン、キシレンの実績から見ても生産数量は出荷数量と連動していると考えられます。主要石油化学製品生産実績｜石油化学工業協会それでは、３月の生産数量を含む2025年１月以降の生産数量の推移を全18品について示します。グラフの枠内を関連するナフサの成分によって色分けしておりますが、これはあくまでご参考で、私が個人的に調べたことを基準に関連付けをしております。発表された18製品と関連するナフサ成分の関係は以下のようになっています。それでは18製品の生産数量推移を示します。この10製品の中では、ポリプロピレンがプロピレン系、MMAモノマーがプロピレン/ベンゼン/エチレン系、スチレンモノマー、同ポリマーがエチレン/ベンゼン系である以外はすべてエチレン系となっています。いずれも3月は２月またはそれ以前と比べると生産数量が少なくなっています。基礎となるエチレン、プロピレンの量が減っているので、当然の結果だと思われます。製品ごとで減少程度に差がありますが、それについては後で比較します。これら８製品は、もととなるナフサ成分で言えば、エチレン系、プロピレン系、ブタジエン系、芳香族系とすべての種類が揃っています。これら８種の3月の生産数量は全体からみるとずいぶん低いものが多くあります。特にアセトアルデヒド、合成ゴムSBRなどは大きな落ち込みとなっています。塗料業界が最も注目しているトルエン・キシレンは2026年に入ってからははっきりと減少しています。ただ、その減少の程度は比較的少量のようです。以上18製品について、３月の生産数量について前年同月比、および前月比を計算してみました。前年同月比が100を超えたものは一つもありませんでした。最も重要なエチレンの数量が大幅減ですので整合性があるように思われます。前月比を見るとスチレン、エチレングリコール、合成ゴムBRが前月を上回りました。いずれも前月が前々月から大きく落ち込んでいたことが影響しているのではないかと思います。さてトルエン、キシレンですが前年同月比では84.9％、88.0％、また前月比では92.3％90.6％とこれら18製品の中では比較的減少の割合が少ない部類に属しています。減少の程度がトルエン、キシレンなみかそれ以下となるとスチレンモノマー、ポリマーくらいしかありません。従ってトルエンとキシレンは、3月において処理するナフサの量が減少する中でよく踏みとどまってくれているように見えます。3月生産分には海峡封鎖寸前に通過できた船が運んできたナフサの分も含まれていると推定されますので、4月以降に比べれば、輸入ナフサの供給量はそれなりにあったのではないかと思われます。従って4月以降は中東以外からのナフサの調達がかなり行われない限りこうした石油化学製品の生産量はおちこむのではないかと心配されます。さて冒頭これはあくまで生産数量であり、出荷数量とは開きがあると言いました。どのくらいの差かというと以下のようになります。大まかに言って出荷数量は生産数量の半分くらいとなるでしょうか？この差は自家消費（自社内で他の物質へ変換している）であると思われます。3月の石油化学製品および塗料の出荷数量については、在庫数量ともあわせて来月中旬に発表されます。</description>
<dc:creator></dc:creator>
<dc:subject></dc:subject>
<dc:date>2026-04-27T08:00:00+09:00</dc:date>
<content:encoded><![CDATA[
<div id="cms-editor-minieditor-sin177698616742560700" class="cms-content-parts-sin177698616742569400"><p>トルエン、キシレンを含む石油化学製品の2026年3月の生産数量が、日本石油化学工業協会から４月23日午後５時に発表になりました（下記接続先）。この発表はあくまで生産数量であり、出荷数量とは差異があることをあらかじめ申し上げておきます。ただ、常識的に考えて、またトルエン、キシレンの実績から見ても生産数量は出荷数量と連動していると考えられます。</p><p><a href="https://www.jpca.or.jp/statistics/monthly/mainpd.html">主要石油化学製品生産実績｜石油化学工業協会</a></p><p>それでは、３月の生産数量を含む2025年１月以降の生産数量の推移を全18品について示します。グラフの枠内を関連するナフサの成分によって色分けしておりますが、これはあくまでご参考で、私が個人的に調べたことを基準に関連付けをしております。発表された18製品と関連するナフサ成分の関係は以下のようになっています。</p><p style="text-align: center;"><img src="https://kantoko.com/images/image-e0fbf8c94311b324dbbeff0fe015c1dd.png" alt="" /></p><p>それでは18製品の生産数量推移を示します。</p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-eab72ee85138c33a61f832a3d32ea820.png" alt="" /></p><p>この10製品の中では、ポリプロピレンがプロピレン系、<span style="font-size: 1rem;">MMAモノマーがプロピレン/ベンゼン/エチレン系、スチレンモノマー、同ポリマーがエチレン/ベンゼン系である以外はすべてエチレン系となっています。いずれも3月は２月またはそれ以前と比べると生産数量が少なくなっています。基礎となるエチレン、プロピレンの量が減っているので、当然の結果だと思われます。製品ごとで減少程度に差がありますが、それについては後で比較します。</span></p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-3ce448202b03104338e5dc33d432b43d.png" alt="" /></p><p>これら８製品は、もととなるナフサ成分で言えば、エチレン系、プロピレン系、ブタジエン系、芳香族系とすべての種類が揃っています。これら８種の3月の生産数量は全体からみるとずいぶん低いものが多くあります。特にアセトアルデヒド、合成ゴムSBRなどは大きな落ち込みとなっています。塗料業界が最も注目しているトルエン・キシレンは2026年に入ってからははっきりと減少しています。ただ、その減少の程度は比較的少量のようです。</p><p>以上18製品について、３月の生産数量について前年同月比、および前月比を計算してみました。</p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-89e6d248c096bf06aa435f6df1087d82.png" alt="" /></p><p>前年同月比が100を超えたものは一つもありませんでした。最も重要なエチレンの数量が大幅減ですので整合性があるように思われます。前月比を見るとスチレン、エチレングリコール、合成ゴムBRが前月を上回りました。いずれも前月が前々月から大きく落ち込んでいたことが影響しているのではないかと思います。</p><p>さてトルエン、キシレンですが前年同月比では84.9％、88.0％、また前月比では92.3％90.6％とこれら18製品の中では比較的減少の割合が少ない部類に属しています。減少の程度がトルエン、キシレンなみかそれ以下となるとスチレンモノマー、ポリマーくらいしかありません。従ってトルエンとキシレンは、3月において処理するナフサの量が減少する中でよく踏みとどまってくれているように見えます。</p><p>3月生産分には海峡封鎖寸前に通過できた船が運んできたナフサの分も含まれていると推定されますので、4月以降に比べれば、輸入ナフサの供給量はそれなりにあったのではないかと思われます。従って4月以降は中東以外からのナフサの調達がかなり行われない限りこうした石油化学製品の生産量はおちこむのではないかと心配されます。</p><p>さて冒頭これはあくまで生産数量であり、出荷数量とは開きがあると言いました。どのくらいの差かというと以下のようになります。大まかに言って出荷数量は生産数量の半分くらいとなるでしょうか？この差は自家消費（自社内で他の物質へ変換している）であると思われます。3月の石油化学製品および塗料の<span style="font-size: 1rem;">出荷数量については、在庫数量ともあわせて来月中旬に発表されます。</span></p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-22ff16b5de0bff60ca8f14f981757c08.png" alt="" /></p><p></p></div>
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<item rdf:about="https://kantoko.com/blog/2026/04/91114/">
<title>東北の話題2件・・クマと山火事に関する豆情報</title>
<link>https://kantoko.com/blog/2026/04/91114/</link>
<description>今週は風邪にやられすっかり寝込んでしまいました。水曜日のブログをお休みしてしまいましたので、その分を今日掲載します。東北の話題2件、4月に入って人里に出没するクマと大槌町で発生した山火事に関する豆情報（ほんのちょっとした情報という意味）です。クマの方は東北各県で、どのくらいの出没があったのか、まだ定量的には環境省が発表していないので、メディアも地域限定的な情報だけでした。そこで東北6県について昨年と今年の1～4月（4月23日現在または4月19日現在）の出没情報を調べてみました。秋田県のように「クマダス」が整備されていると自分で好きなように情報が取れるのですが、あちこち探しまわってやっと集めました。統計的には不満足で不十分ですが、参考までに示します。必ずしも東北６県すべてて出没が増えているわけでもなさそうです。宮城県、秋田県、福島県は昨年と比較してとりわけ4月の出没情報が多いようです。例年1～3月は冬眠していため出没情報が少なく4月以降に増加します。ドングリは近年では1年おきに好不作を繰り返しているようですので、ことしは東日本で豊作が期待されます。ただし季節的には秋ですので、それまでは山菜などでしのぐと書いてありました。東北県民の暮らし安らかなるを祈ります。二つ目は山火事と降水量のデータです。4月22日に発生した岩手県大槌町の山火事について、昨年起き３件の山火事との降水量データの比較です。大槌町の降水量を見ると1月2月が極端に少なく、ほとんど雨が降っていません。3月に入り幾分緩和されましたが、それでも3月の降水量は平年の7割程度に過ぎません。昨年起きた3件の山火事は、大槌町の山火事と同様に非常に乾燥した状態のところで発火したものであることがわかります。岡山玉野と愛媛今治は、山火事発生の1週間前に10ｍｍほどの雨が降っていますが、この程度の雨では山火事の抑制にはならなかったわけです。さらに重要な点は、昨年の3件の山火事はいずれも雨による消火という形で終わっていることです。そしてその時の降水量はいずれも20ｍｍ以上でした。この先2週間の天気予報をみても残念ながら20ｍｍ以上のまとまった雨は期待できないようです。こういう時こそ人口降雨技術の出番なのですが、まだそこまで技術が発達していないようです。</description>
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<dc:date>2026-04-25T08:00:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin177692356069487800" class="cms-content-parts-sin177692356069495900"><p>今週は風邪にやられすっかり寝込んでしまいました。水曜日のブログをお休みしてしまいましたので、その分を今日掲載します。東北の話題2件、4月に入って人里に出没するクマと大槌町で発生した山火事に関する豆情報（ほんのちょっとした情報という意味）です。</p><p>クマの方は東北各県で、どのくらいの出没があったのか、まだ定量的には環境省が発表していないので、メディアも地域限定的な情報だけでした。そこで東北6県について昨年と今年の1～4月（4月23日現在または4月19日現在）の出没情報を調べてみました。秋田県のように「クマダス」が整備されていると自分で好きなように情報が取れるのですが、あちこち探しまわってやっと集めました。統計的には不満足で不十分ですが、参考までに示します。</p><p style="text-align: center;"><img src="https://kantoko.com/images/image-32bc9c736f7f2559d7affedf4bfdf2b4.png" alt="" /></p><p>必ずしも東北６県すべてて出没が増えているわけでもなさそうです。宮城県、秋田県、福島県は昨年と比較してとりわけ4月の出没情報が多いようです。例年1～3月は冬眠していため出没情報が少なく4月以降に増加します。ドングリは近年では1年おきに好不作を繰り返しているようですので、ことしは東日本で豊作が期待されます。ただし季節的には秋ですので、それまでは山菜などでしのぐと書いてありました。東北県民の暮らし安らかなるを祈ります。</p><p>二つ目は山火事と降水量のデータです。</p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-277b037a3b6abdb58bc8aa3f2f86e820.png" alt="" /></p><p>4月22日に発生した岩手県大槌町の山火事について、昨年起き３件の山火事との降水量データの比較です。大槌町の降水量を見ると1月2月が極端に少なく、ほとんど雨が降っていません。3月に入り幾分緩和されましたが、それでも3月の降水量は平年の7割程度に過ぎません。</p><p>昨年起きた3件の山火事は、大槌町の山火事と同様に非常に乾燥した状態のところで発火したものであることがわかります。岡山玉野と愛媛今治は、山火事発生の1週間前に10ｍｍほどの雨が降っていますが、この程度の雨では山火事の抑制にはならなかったわけです。</p><p>さらに重要な点は、昨年の3件の山火事はいずれも雨による消火という形で終わっていることです。そしてその時の降水量はいずれも20ｍｍ以上でした。この先2週間の天気予報をみても残念ながら20ｍｍ以上のまとまった雨は期待できないようです。こういう時こそ人口降雨技術の出番なのですが、まだそこまで技術が発達していないようです。</p></div>
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<item rdf:about="https://kantoko.com/blog/2026/04/91112/">
<title>バイオナフサは石油由来ナフサの代替となるのか？</title>
<link>https://kantoko.com/blog/2026/04/91112/</link>
<description>昨日、一昨日とこの先石油由来製品、とりわけ溶剤は手に入らなくなるのではないかという趣旨で書いていました。そうした中で気になっていたのバイオナフサ、正確にはグリーンナフサあるいはリニューアブルバフサの存在です。基本的に現存するナフサプラントがそのまま使用でき同様なフローで同様な製品ができるのであれば、石油由来ナフサがなくなっても溶剤の供給が継続される可能性があるかもしれないからです。バイオナフサ、グリーンナフサについて調べてみましたのご紹介します。 三井化学のサイトでは、バイオマスナフサについて「バイオマスナフサとは文字どおり、再生可能なバイオマス（植物など生物由来の有機性資源）から生成された石油由来ナフサ相当の炭化水素（炭素原子と水素原子からなる化合物）です」と説明しています。三井化学では後述するようにすでに大阪工場で、通常のナフサプラントにバイオマスナフサを石油系ナフサに混ぜて使用しており、バイオマスナフサを使用するメリットについては　①生み出されるさまざまな化学品を一斉にバイオマス化することができ、その誘導品（バイオマス化学品・バイオマスプラスチック）のラインナップを大幅に拡大できる　②品質は従来品と同等であり、PLA（ポリ乳酸）などに比べ製品開発のプロセスを大幅に削減することができる　③従来の設備がそのまま使用できるため社会インフラコストが掛からないことを挙げています。（下図参照） いいことづくめのようですが、現在ではまだ部分的置き換えですので、将来石油由来ナフサが減少した時の参考にはならないかもしれません。 住友化学では、「リニューアブルナフサ」としてもう少し幅広く捉えて説明しています。上の三井化学では、植物由来のナフサのみを取り上げていましたが「リニューアブルナフサ」となるともう少し対象範囲が広がり、植物由来のバイオナフサに加え、廃食油由来などのバイオサーキュラーナフサ、さらに廃プラスチックから再生されるサーキュラーナフサの3種類があると説明されています。（下図左側参照） そして三井化学と同様に、従来の石油精製設備内で石油と水素化した（後述）植物油や廃プラスチックから熱分解油を同時に処理する手法も紹介されています。こうして石油に混ぜて処理すれば、広範囲の製品を部分的にせよバイオ化できるわけです。 住友化学のサイトでは、それぞれのリニューアブルナフサの化学的な処理方法も説明されています。HEFAでは、水素添加により脂肪酸とグリセリンのエステルである油のグリセリン部分をプロパンに変換し、脂肪酸部分を炭化水素と二酸化炭素、水に分解し、さらに水素化分解でナフサ成分を作ります。FT法では、一酸化炭素と水素から炭化水素を合成する技術であり、この過程でナフサも生成されます。ATJ法では合成したエタノールから脱水によりナフサ中で最も重要なエチレンを生成させるもものです。これらに比べるとプラスチックの油化は、かなり手のかかる工程になっており、コストがかかりそうな感じがします。（下図参照） とここまで見て来ましたが、確かにバイオマスナフサ、リニューアブルナフサは実用化できている技術には違いないものの、はたして、塗料業界が原料として使用している有機溶剤、とりわけエチレン、プロピレンに関係しないトルエンキシレンがバイオナフサ分解で生成するのかがよくわかりませんでした。 ということで最後はバイオナフサの実用化実績を調べて見ました。 実用化、あるいは実証プラントにおいて芳香族炭化水素由来のものと思われるのを赤字にしてみました。フェノール、スチレン、パラキシレンと実績がありました、が、これらはいずれも樹脂原料であり、有機溶剤ではありません。果たして、総じて石油ナフサより高価なバイオナフサを使って、値段の安い溶剤を作ってくれるのかどうかはわかりませんでした。今でもキシレンの最大の用途はPETボトルですので、バイオナフサの時代になってもPET原料であるパラキシレンは生産されるでしょう。しかし溶剤のキシレンは作ってもらえるのについては、確信はもてません。 </description>
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<dc:date>2026-04-24T08:00:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin177681978674601600" class="cms-content-parts-sin177681978674609000"><p>昨日、一昨日とこの先石油由来製品、とりわけ溶剤は手に入らなくなるのではないかという趣旨で書いていました。そうした中で気になっていたのバイオナフサ、正確にはグリーンナフサあるいはリニューアブルバフサの存在です。基本的に現存するナフサプラントがそのまま使用でき同様なフローで同様な製品ができるのであれば、石油由来ナフサがなくなっても溶剤の供給が継続される可能性があるかもしれないからです。バイオナフサ、グリーンナフサについて調べてみましたのご紹介します。</p> <p>三井化学のサイトでは、バイオマスナフサについて「バイオマスナフサとは文字どおり、再生可能なバイオマス（植物など生物由来の有機性資源）から生成された石油由来ナフサ相当の炭化水素（炭素原子と水素原子からなる化合物）です」と説明しています。三井化学では後述するようにすでに大阪工場で、通常のナフサプラントにバイオマスナフサを石油系ナフサに混ぜて使用しており、バイオマスナフサを使用するメリットについては　<span style="font-size: medium;"><strong>①</strong><span style="color: rgb(52, 52, 52); font-family: &#34;Noto Sans JP&#34;; font-weight: bold;">生み出されるさまざまな化学品を一斉にバイオマス化することができ、その誘導品（バイオマス化学品・バイオマスプラスチック）のラインナップを大幅に拡大できる　②</span><span style="color: rgb(52, 52, 52); font-family: 游ゴシック; font-weight: bold;">品質は従来品と同等であり、</span><span style="color: rgb(52, 52, 52); font-family: 游ゴシック; font-weight: bold;">PLA（ポリ乳酸）などに比べ</span><span style="color: rgb(52, 52, 52); font-family: 游ゴシック; font-weight: bold;">製品開発のプロセスを大幅に削減することができる　③従来の設備がそのまま使用できるため</span><strong>社会インフラコストが掛からない</strong></span>ことを挙げています。（下図参照）</p> <p><img src="https://kantoko.com/images/image-759a97cff64e910309e8cd27622ec60a.png" alt="" /></p> <p>いいことづくめのようですが、現在ではまだ部分的置き換えですので、将来石油由来ナフサが減少した時の参考にはならないかもしれません。</p> <p>住友化学では、「リニューアブルナフサ」としてもう少し幅広く捉えて説明しています。上の三井化学では、植物由来のナフサのみを取り上げていましたが「リニューアブルナフサ」となるともう少し対象範囲が広がり、<strong>植物由来のバイオナフサ</strong>に加え、<strong>廃食油由来などのバイオサーキュラーナフサ</strong>、さらに<strong>廃プラスチックから再生されるサーキュラーナフサ</strong>の3種類があると説明されています。（下図左側参照）</p> <p><img src="https://kantoko.com/images/image-247e3a39d849b1eead5082c5eb6ee137.png" alt="" /></p> <p>そして三井化学と同様に、従来の石油精製設備内で石油と水素化した（後述）植物油や廃プラスチックから熱分解油を同時に処理する手法も紹介されています。こうして石油に混ぜて処理すれば、広範囲の製品を部分的にせよバイオ化できるわけです。</p> <p>住友化学のサイトでは、それぞれのリニューアブルナフサの化学的な処理方法も説明されています。<strong>HEFA</strong>では、<span style="font-size: 1rem;">水素添加により</span><span style="font-size: 1rem;">脂肪酸とグリセリンのエステルである油のグリセリン部分をプロパンに変換し、脂肪酸部分を炭化水素と二酸化炭素、水に分解し、さらに水素化分解でナフサ成分を作ります。<strong>FT法</strong>では、一酸化炭素と水素から炭化水素を合成する技術であり、この過程でナフサも生成されます。<strong>ATJ法</strong>では合成したエタノールから脱水によりナフサ中で最も重要なエチレンを生成させるもものです。これらに比べるとプラスチックの油化は、かなり手のかかる工程になっており、コストがかかりそうな感じがします。（下図参照）</span></p> <p><img src="https://kantoko.com/images/image-2dc7ed7e3b3612d2c9a5fc8b7ad09783.png" alt="" /></p> <p>とここまで見て来ましたが、確かにバイオマスナフサ、リニューアブルナフサは実用化できている技術には違いないものの、はたして、塗料業界が原料として使用している有機溶剤、とりわけエチレン、プロピレンに関係しないトルエンキシレンがバイオナフサ分解で生成するのかがよくわかりませんでした。</p> <p>ということで最後はバイオナフサの実用化実績を調べて見ました。</p> <p><img src="https://kantoko.com/images/image-522b8b17d473881c02def5eb34b574c1.png" alt="" /></p> <p>実用化、あるいは実証プラントにおいて芳香族炭化水素由来のものと思われるのを赤字にしてみました。フェノール、スチレン、パラキシレンと実績がありました、が、これらはいずれも樹脂原料であり、有機溶剤ではありません。果たして、総じて石油ナフサより高価なバイオナフサを使って、値段の安い溶剤を作ってくれるのかどうかはわかりませんでした。今でもキシレンの最大の用途はPETボトルですので、バイオナフサの時代になってもPET原料であるパラキシレンは生産されるでしょう。しかし溶剤のキシレンは作ってもらえるのについては、確信はもてません。</p> <p></p></div>
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<item rdf:about="https://kantoko.com/blog/2026/04/91113/">
<title>業況観測アンケート3月の結果が発表されました！</title>
<link>https://kantoko.com/blog/2026/04/91113/</link>
<description>昨日日塗工から業況観測アンケート3月分の集計結果をいただきました。組合員の皆様にはすでにお送りをしております。この3月の業況観測アンケートは塗料業界にとって非常に重要な意味があります。言うまでもなく3月はイラン情勢不安からホルムズ海峡封鎖が開始された月であり、塗料製造業にとっては溶剤の供給が細る中で顧客からの注文に十分応じることができず、苦しい状況が始まった月であるからです。アンケートの結果は、出荷数量103.0％、出荷金額107.4％といずれも前年を超えました。分野別に見ても6分野すべてが前年同月超えであり、どこから見ても前年同月を超えた量の塗料が出荷されたこと、最近１年間の中では前年同月比で最多数量の塗料が出荷されたことは間違いないと思います。しかしながら、それでは身内に甘いとのそしりを受けかねませんので、このデータ結果を色々な角度から眺めてみたいと思います。最初の観点はデータの信頼性です。こんなことを書くとこの統計に携わっておられる方が気を悪くするかもしれませんが、実のところこの統計の何たるかを知っている人は多くありません。この統計はあくまで前年同月比が唯一のデータです。実際の出荷数量や出荷金額が集計されているわけではありません。しかし、私はこの業況観測アンケートはそれなりに信頼のおける統計データであると思っております。その理由は、これから約１カ月おくれて発表される経産省の生産動態統計調査（速報、確報；こちらは実数で集計）とよく一致しているからです。下図をご覧ください。左は出荷金額の前年同月比、右が出荷数量の前年同月比です。1か所（昨年11月の数量）を除きよく一致しています。昨年の11月については、土・日・休日の数が前年より2日も少なかったのです。このため多くの企業で出勤日の数が例年より少なかったのではないかと思われます。こうした前年と出勤日数が2日以上異なる場合には、景況感ではさほどでなくとも出荷数量では大きく差が出ることを実際に何回か経験しています。ですので、今回の3月の数値にはそういった誤差要素が含まれていません。（因みに土・日・休日の数は昨年より一日少ない日数でした）次の観点は、前年同月比というのはあくまで前年の同月が基準であって、本当に前年同月を基準と考えてよいかという議論です。それについては二つのグラフで昨年3月が特別な月ではなかったことを示したいと思います。一つ目は純出荷数量の推移です。残念ながらこのところ同業者向け出荷を除いたユーザーへの出荷数量は減少の一途です。2025年3月は一次回帰線のほぼ線上にあり、いかにも平均的な月と言えます。また同業者間で在庫をもちあって隠したという疑いも晴らすことができます。（下図は経産省確報のデータをもとにしているのでまだ３月分は数値がありません）さらに次のグラフは、2018年の各月を100としてそれから順に前年同月比を掛け合わせて（累積）得られた数値をプロットしていったものです。推移は各月ごとにことなりますが、大筋において挙動は似通っています。12月～3月の各月では以下のようになっています。これをもっても2025年3月がが特異的な月ではないと言えると思います。以上ご紹介したように3月に出荷数量、出荷金額に前年同月比がいずれも100を超えたことから、塗料メーカーは前年の同時期よりもたくさん塗料を出荷したことは間違いありません。ただし生産数量、在庫数量と合わせてみないと本当のところはわかりませんので、5月中旬の確報発表まで待つしかありません。それにしてもホルムズ海峡封鎖の長期化は憂慮されます。なんとかホルムズ海峡の開放を祈るのみです。4月は出荷数量が３月よりも減少しているのではと予測しています。</description>
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<dc:date>2026-04-23T08:00:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin177684101469163500" class="cms-content-parts-sin177684101469171200"><p>昨日日塗工から業況観測アンケート3月分の集計結果をいただきました。組合員の皆様にはすでにお送りをしております。この3月の業況観測アンケートは塗料業界にとって非常に重要な意味があります。言うまでもなく3月はイラン情勢不安からホルムズ海峡封鎖が開始された月であり、塗料製造業にとっては溶剤の供給が細る中で顧客からの注文に十分応じることができず、苦しい状況が始まった月であるからです。</p><p>アンケートの結果は、<strong>出荷数量103.0％、出荷金額107.4％といずれも前年を超えました。分野別に見ても6分野すべてが前年同月超えであり、どこから見ても前年同月を超えた量の塗料が出荷されたこと、最近１年間の中では前年同月比で最多数量の塗料が出荷されたことは間違いない</strong>と思います。</p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-cef6ce6979be9e853c218d2e89bba323.png" alt="" /></p><p>しかしながら、それでは身内に甘いとのそしりを受けかねませんので、このデータ結果を色々な角度から眺めてみたいと思います。最初の観点はデータの信頼性です。こんなことを書くとこの統計に携わっておられる方が気を悪くするかもしれませんが、実のところこの統計の何たるかを知っている人は多くありません。この統計はあくまで前年同月比が唯一のデータです。実際の出荷数量や出荷金額が集計されているわけではありません。しかし、私はこの業況観測アンケートはそれなりに信頼のおける統計データであると思っております。その理由は、これから約１カ月おくれて発表される経産省の生産動態統計調査（速報、確報；こちらは実数で集計）とよく一致しているからです。</p><p>下図をご覧ください。左は出荷金額の前年同月比、右が出荷数量の前年同月比です。1か所（昨年11月の数量）を除きよく一致しています。</p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-5b092007b1b2c6338512095595bb122e.png" alt="" /></p><p>昨年の11月については、土・日・休日の数が前年より2日も少なかったのです。このため多くの企業で出勤日の数が例年より少なかったのではないかと思われます。こうした前年と出勤日数が2日以上異なる場合には、景況感ではさほどでなくとも出荷数量では大きく差が出ることを実際に何回か経験しています。ですので、今回の3月の数値にはそういった誤差要素が含まれていません。（<span style="font-size: 1rem;">因みに土・日・休日の数は昨年より一日少ない日数でした）</span></p><p>次の観点は、前年同月比というのはあくまで前年の同月が基準であって、本当に前年同月を基準と考えてよいかという議論です。それについては二つのグラフで昨年3月が特別な月ではなかったことを示したいと思います。一つ目は純出荷数量の推移です。残念ながらこのところ同業者向け出荷を除いたユーザーへの出荷数量は減少の一途です。2025年3月は一次回帰線のほぼ線上にあり、いかにも平均的な月と言えます。また同業者間で在庫をもちあって隠したという疑いも晴らすことができます。（下図は経産省確報のデータをもとにしているのでまだ３月分は数値がありません）</p><p style="text-align: center;"><img src="https://kantoko.com/images/image-e216a01ea640cbb1cb177b90234b68bd.png" width="800" height="275" alt="" /></p><p>さらに次のグラフは、2018年の各月を100としてそれから順に前年同月比を掛け合わせて（累積）得られた数値をプロットしていったものです。推移は各月ごとにことなりますが、大筋において挙動は似通っています。12月～3月の各月では以下のようになっています。これをもっても2025年3月がが特異的な月ではないと言えると思います。</p><p><img src="https://kantoko.com/images/image-788fdd5a0e63d6f09ff31c77e912f5cc.png" alt="" /></p><p>以上ご紹介したように3月に出荷数量、出荷金額に前年同月比がいずれも100を超えたことから、塗料メーカーは前年の同時期よりもたくさん塗料を出荷したことは間違いありません。ただし生産数量、在庫数量と合わせてみないと本当のところはわかりませんので、5月中旬の確報発表まで待つしかありません。それにしてもホルムズ海峡封鎖の長期化は憂慮されます。なんとかホルムズ海峡の開放を祈るのみです。4月は出荷数量が３月よりも減少しているのではと予測しています。</p></div>
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<item rdf:about="https://kantoko.com/blog/2026/04/91111/">
<title>あと何年後にこの原料がなくなるか？を2021年～2026年までの出荷数量推移から計算してみました</title>
<link>https://kantoko.com/blog/2026/04/91111/</link>
<description>昨日の続きです。昨日は石油依存を続ければ将来段々供給量が減少して困ることになりはしないか？と問題提起しましたが、それを踏まえて今日は実際の出荷数量から石油に関係の深い原料の将来動向を予測してみようということになりました。 当ブログでは、ウクライナ紛争以来毎月経産省から発表されている確報（生産動態統計調査）の中から、塗料の原材料となる23の物質について出荷数量と出荷金額を調べてご紹介しております。データとしては2021年1月から2026年2月までの5年2か月のデータがありますので、それを使ってこの先どうなりそうか予測をしてみようという、大胆にして無謀なことをやってみたいと思います。 原料23種のうち、ナフサ成分との関係が明確な溶剤と樹脂原料に限定して出荷数量の推移から将来を予測しようと思います。 12種類の原料とそれらの合成法から辿った出発物質となるナフサ成分の関係を示します。本当に見事に、溶剤も樹脂減量もエチレン、プロピレンを中心としたナフサ成分から合成されているようです。 毎月価格が3％変動した時に提示している各原料の出荷数量と出荷金額のグラフを上で挙げた全溶剤と全樹脂原料について示します。青線が出荷数量で、その一次近似式をフラフ内に記載してあります。R2乗値が低いことは百も承知ですが、試しに計算してみたという程度のことなのでご容赦ください。 溶剤は、出荷数量の一次近似式の傾きがすべてマイナスとなっています。逆に出荷金額はすべてプラスになっており、結果として価格が大きく上昇していることを示しています。 樹脂材料も出荷数量の一次近似式の傾きがエピクロルヒドリンも含めすべてマイナスであることは溶剤と同じですが、出荷金額については少し違っており、ビスフェノールAは数量と同様に減少、スチレンモノマー、エチレングリコ―ルは2021年と2026年だけを比べるとほぼ差がありません。 ここでは数量だけに絞ってみていますので、数量の一次近似式から、この先何年たったら出荷数量がゼロになるかを計算してみました。結果を下表に示します。 この表の「あと何年」は2021年1月からの年数ですので、最も長いエピクロルヒドリンでも2049年にはゼロになる計算であり、最も短いビスフェノールAではちょうど今頃ゼロになる計算です。カーボンニュートラル2050を前に石油由来原料がすべてゼロになるというのは、好ましそうではありますが、他方ショックでもあります。 ビスフェノールAの場合は途中でデータの公開が途絶えてしまいました。おそらくデータ提供会社が2社以下になったものと考えています。ビスフェノールAとエピクロルヒドリンから合成されるエポキシ樹脂は防食塗料等に多くの量が使用されています。価格は高騰しましたが供給は続いていますので、おそらく自社製造のビスフェノールAを使用しエポキシ樹脂が合成がされているのかと思っています。 このように確報に現れる数値はあくまで出荷数量ですので、これでずべてを予想するなど初めから不可能ではありますが、それでもこうしてすべての石油由来原料の出荷数量が減少していることについては心穏やかではありません。これまでこうしてずっと継続的に数量が減少する理由がわかりませんでしたが、ひょっとするとその理由ば、昨日述べたガソリン需要減少に起因する国内での原油精製量の減少であるかもしれません。 いずれにせよこのまま減少が続ければ供給不足となり原料を取り合う事態になるでしょうし、また価格も高騰することでしょう。塗料そのものだけでなく原料についてもサステナブルであることを考えなければならない時代に来ているようです。 </description>
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<dc:date>2026-04-21T10:45:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin177656349765337900" class="cms-content-parts-sin177656349765345000"><p>昨日の続きです。昨日は石油依存を続ければ将来段々供給量が減少して困ることになりはしないか？と問題提起しましたが、それを踏まえて今日は実際の出荷数量から石油に関係の深い原料の将来動向を予測してみようということになりました。</p> <p>当ブログでは、ウクライナ紛争以来毎月経産省から発表されている確報（生産動態統計調査）の中から、塗料の原材料となる23の物質について出荷数量と出荷金額を調べてご紹介しております。データとしては2021年1月から2026年2月までの5年2か月のデータがありますので、それを使ってこの先どうなりそうか予測をしてみようという、大胆にして無謀なことをやってみたいと思います。</p> <p>原料23種のうち、ナフサ成分との関係が明確な溶剤と樹脂原料に限定して出荷数量の推移から将来を予測しようと思います。</p> <p>12種類の原料とそれらの合成法から辿った出発物質となるナフサ成分の関係を示します。本当に見事に、溶剤も樹脂減量もエチレン、プロピレンを中心としたナフサ成分から合成されているようです。</p> <p style="text-align: center;"><img src="https://kantoko.com/images/image-49c4d5d1094c8ef353ca67bee8c4cee9.png" alt="" /></p> <p>毎月価格が3％変動した時に提示している各原料の出荷数量と出荷金額のグラフを上で挙げた全溶剤と全樹脂原料について示します。青線が出荷数量で、その一次近似式をフラフ内に記載してあります。R2乗値が低いことは百も承知ですが、試しに計算してみたという程度のことなのでご容赦ください。</p> <p style="text-align: center;"><img src="https://kantoko.com/images/image-1b005fdef17fe6d10a77bbf1ba60cd79.png" width="800" height="507" alt="" /></p> <p>溶剤は、出荷数量の一次近似式の傾きがすべてマイナスとなっています。逆に出荷金額はすべてプラスになっており、結果として価格が大きく上昇していることを示しています。</p> <p style="text-align: center;"><img src="https://kantoko.com/images/image-01313b7a52f329a3d22e449e581f1267.png" width="800" height="485" alt="" /></p> <p>樹脂材料も出荷数量の一次近似式の傾きがエピクロルヒドリンも含めすべてマイナスであることは溶剤と同じですが、出荷金額については少し違っており、ビスフェノールAは数量と同様に減少、スチレンモノマー、エチレングリコ―ルは2021年と2026年だけを比べるとほぼ差がありません。</p> <p>ここでは数量だけに絞ってみていますので、数量の一次近似式から、この先何年たったら出荷数量がゼロになるかを計算してみました。結果を下表に示します。</p> <p style="text-align: center;"><img src="https://kantoko.com/images/image-f952d019e1ff53d057ae4fc79c350f46.png" alt="" /></p> <p>この表の「あと何年」は2021年1月からの年数ですので、最も長いエピクロルヒドリンでも2049年にはゼロになる計算であり、最も短いビスフェノールAではちょうど今頃ゼロになる計算です。カーボンニュートラル2050を前に石油由来原料がすべてゼロになるというのは、好ましそうではありますが、他方ショックでもあります。</p> <p>ビスフェノールAの場合は途中でデータの公開が途絶えてしまいました。おそらくデータ提供会社が2社以下になったものと考えています。ビスフェノールAとエピクロルヒドリンから合成されるエポキシ樹脂は防食塗料等に多くの量が使用されています。価格は高騰しましたが供給は続いていますので、おそらく自社製造のビスフェノールAを使用しエポキシ樹脂が合成がされているのかと思っています。</p> <p>このように確報に現れる数値はあくまで出荷数量ですので、これでずべてを予想するなど初めから不可能ではありますが、それでもこうしてすべての石油由来原料の出荷数量が減少していることについては心穏やかではありません。これまでこうしてずっと継続的に数量が減少する理由がわかりませんでしたが、ひょっとするとその理由ば、昨日述べたガソリン需要減少に起因する国内での原油精製量の減少であるかもしれません。</p> <p>いずれにせよこのまま減少が続ければ供給不足となり原料を取り合う事態になるでしょうし、また価格も高騰することでしょう。塗料そのものだけでなく原料についてもサステナブルであることを考えなければならない時代に来ているようです。</p> <p></p></div>
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