お電話でのお問合せはこちら
TEL:03-3443-4011

かんとこうブログ

2025.05.12

減収減益基調の世界TOP3の2025年第1四半期(1-3月)決算

日本では今週あたりにそろそろ2024年度年度末の決算発表が始まるのではないかと思いますが、一足早く4月末に発表されている世界のTOP3の2025年の第1四半期の決算発表をご紹介したいと思います。

売上金額順に紹介します。最初はSherwin Willamsです。(資料は下記接続先から引用)単位は100万$です。

PowerPoint Presentation

   

相変わらず、北米3000店、南米も含めると4000店の直営販売店の販売力は盤石なようです。対照的に自社ブランド以外の汎用品である消費者ブランドグループと旧バルスパーの機能性塗料グループ(工業用)は苦戦しています。

会社全体としては、微減収増益といったところです。ペイント店グループが全体をけん引する形は今年も変わらないという予想になっています。

   

次はPPGです。(資料は下記接続先から引用)こちらも単位は100万$です。

   

1Q 2025 PPG Earnings Presentation

PPGも部門ごとで傾向がはっきり出ています。堅調は機能性塗料(航空、船防食、路面標示、包装材料)だけで、建築と工業用は減収減益、会社全体でも減収減益でした。第2四半期の予想でもこの傾向は変わりません。

最後はAkzoNobelです。(資料は下記接続先から引用)単位は100万€です。

Investor update Q1 2025

   

こちらも会社全体としては、微減収微減益、ただし税引前利段階では大幅減益となっています。分野別売り上げでは、船舶。重防食以外はすべて減収でした。下の図は価格と数量の推移です。今季(第1四半期)はいずれも価格がアップ、数量がダウンでトータルはイーブンという結果になっています。

以上これまで見た限り第1四半期の決算はいずれも厳しいようです。

コメント

コメントフォーム

To top