お電話でのお問合せはこちら
TEL:03-3443-4011

かんとこうブログ

2025.06.13

今週農水省から発表された米に関する情報他

6月11日のニュースで「随意契約による備蓄米の販売状況」と題する日本地図が映し出されました。時間が短かったので、よくわかりませんでしたので、農水省のホームページから探してコピーしました。下に示します。

6月10日現在、すでに随意契約の備蓄米が販売されている都道府県数は36あり、岩手、滋賀、三重、岡山、鳥取、島根、山口、香川、徳島、愛媛、沖縄の11県が未販売となっています。(未販売県のうち6月11日に岩手、鳥取、愛媛で販売が開始されたとニュースで報じていました。)

店舗数は全国で1675とありますので、単純に36で割れば1都道府県あたり46店になりますが、延べ店舗数ですので実際にはもっともっと少ない数と思われます。つまりまだまだごく一部の店に過ぎないということです。

今週は農水省のサイトにコメに関する情報がたくさんでていましたが、備蓄米の放出に関するものがほとんどでした。そうした中で「米の需給状況の現状について」というPDF(下記URL)が多少なりとも消費者に有意義そうな情報が載っていましたのでご紹介します。

https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/attach/pdf/index-464.pdf

    

しかしながら、このPDFの内容の(1)最近の米の需給状況というグラフはどう見ても昨年のもので、今年の需給を表わしたものではありません。もしこれが農水省が把握している最新のデータだとしたら「何をかいわんや」です。

(2)の米の価格の推移、(3)のスーパーでの販売数量の推移 は確かに令和7年のデータですが、(2)は3月までの価格情報で速報性はなく、(3)のみが多少なりとも価値のある情報でした。あまりの情報の希薄さに驚きながら(3)のグラフのみご紹介することにします。

この図によれば、令和5年、令和6年と比較して今年4月~5月中旬までの需要は高めでしたが、それ以降6月1日までの範囲では前年度、前々年度よりも低くなり、この図の最新値である5月26日から6月1日では、昨年比-6.9%となっています。本当に知りたいのはこのあと随意契約の備蓄米が店に並びだしてからの変化なのですが、それはまだこの先の発表を待つ必要があります。

これだけでは中身の薄い情報しか提供できませんので、もう少し探してみました。時事通信のサイト(下記URL)にもう少し細かいデータがありました。直近60日間(6月11日まで)のスーパーでのコメの価格推移です。日毎の変化がかなりありますが、それでも平準化してみれば5月11日を境に価格低下傾向に転じているように見えます。すなわち需要量が前年度、前々年度を下回ったあたりから価格が低下し始めたということです。ということであれば、まだしばらく米の需給動向から目が離せません。

https://www.jiji.com/jc/tokushu?id=retail_rice_price_reiwa&g=eco

    

コメント

コメントフォーム

ブログ内検索

カレンダー

«6月»
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30      

フィード

To top