かんとこうブログ

先週金曜日に日系自動車メーカーから5月の生産台数の発表がありました。先週金曜日には5月の貿易統計で、全般的に自動車の輸出が昨年に比べて少なかったことをご紹介しましたが、やはり生産台数についても前年比マイナスの会社が多く、生産台数も少なかったことが判りました。それでは例月ご紹介しているデータを順にご紹介していきます。

5月はトヨタが5カ月ぶりに前年比マイナスになったほか日産、ホンダ、マツダ、スズキが国内、世界生産とも前年比マイナスでした。前年比プラスはスバル、三菱、ダイハツの3社でした。

前前年比では、国内、世界ともマイナスがトヨタと日産、国内マイナスがホンダとスバルであとは前前年比プラスでした。続いて5月の生産台数と過去6年の月平均生産台数との比較です。この5月の生産台数は、多くのケースで過去の月平均台数を下回りました。5月は連休があり休日の並び方の影響もあったという報道もありました。

続いて各社の生産台数推移です。

こうしてみると日産の生産台数が低迷しているのが明確にわかります。ホンダもあまりよくありません。

この3社の中では、2025年1月以降のマツダの動きが心配です。

ダイハツがようやくもとに戻れそうなところまで復活してきました。最後は星取表です。

今年に入り、昨年の8月～12月に比べると前年比マイナスが減ったもののまだ過半数を占めています。トランプ関税の行方も不透明であり、依然心配な状況です。