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かんとこうブログ

2025.07.14

これからも熾烈な代表争いが続きます・・世界陸上2025、東京への道 その3

昨日の続きで、女子選手のランキング順位と出場権獲得可能性についてご紹介します。

女子のトラックです。

女子は男子と比べると、1か国人数制限なしのランキングにおける100位以内の選手数が少なくなっています。

100Mでは日本選手権で井戸アビゲイル選手が見事な走りを見せて優勝しましたが、残念ながらこれまでロングスプリント(200Mと400M)を主体にしていたため、ランキングに載るために必要なレース数(5回の公式有効記録)が足りないものと思われます。この先積極的にレースに出場すれば、間違いなく日本のトップ選手の一人になります。日本選手権予選の走り(11秒35)を見て確信しました。

200Mは鶴田選手が辛うじて出場枠圏内に残っていますが、これから先の上積みがないと苦しいかもしれません。400Mは今季自己記録を更新した松本選手が圏内に残っています。日本国籍を取得したフロリス・アリエ選手と切磋琢磨して記録を伸ばしていってほしいと思います。これまでは遠かった丹野麻美選手の日本記録が更新されそうな予感があります。

800Mは久保選手が見事に日本選手権で日本記録を更新しました。ただ標準記録には0秒52及ばず本人は相当悔しかったようです。今でも十分に圏内ですので、このまま出場してほしいと思います。

1500Mは田中選手の独擅場でした。これまで好敵手であった後藤選手にかわり今シーズンは木村選手が田中選手の背中を追いかけており、出場権を獲得しそうな情勢です。5000Mでも田中選手が世界ランキングベスト10をキープしています。客観的にみても田中選手が最も世界と戦える種目だと思います。現在出場圏内の廣中選手は日本選手権で2位に入りましたので出場可能性が高いのですが、山本選手は7位になったため微妙な状況です。

10000Mは廣中選手がこちらもベスト10をキープしています。日本選手権2位の矢田選手はランキング順位的にも当確でしょうが、3人目はわかりません。

何かと話題を呼んだ100MHでは、標準記録に達していないながら高いレベルの激戦が続いています。ランキング的には田中、中島、清山の順ですが日本選手権の順位は、田中、中島、福部の順でした。このままであれば日本選手権の順になりそうです。

400MH、3000MSCは残念ながら、今回の出場は少し難しそうな情勢です。開催国枠に期待です。

続いて女子フィールドとロード競技です。

跳躍種目の圏内は、走高跳の高橋選手、走幅跳の秦選手、三段跳の高島選手、森本選手ですが、日本選手権で優勝できたのは高島選手だけでした。やり投げ以外の投擲種目では、円盤投の郡選手が唯一圏内に残っており日本選手権でも優勝しました。

女子やり投げの北口選手は、依然として堂々の1位をキープしています。前回の世界選手権優勝の北口選手はワイルドカードで出場しますので、上田,武本、斎藤の3選手に出場の可能性があります。

ロード競技は男子同様、女子もすでに決定しています。必ずしもランキングの順位通りの選出ではありませんが、世界と勝負できそうな種目でありますので、健闘を期待します。

陸連からは、選手団は65~70名規模と発表がありました。昨日と本日ご紹介したよりも多くの選手が開催国枠を使って選出されそうです。とは言え、マラソンと競歩を除く標準記録の有効期間は8月24日までとなっており、可能性の残された選手たちは標準記録突破を目指して挑戦を続けます。(週末に男子3000MSCで三浦選手が日本新、青木選手が自己ベスト更新とうれしいニュースがありました)

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