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かんとこうブログ

2025.08.08

東京世界選手権への道 その4

陸上の日本選手権から1か月が過ぎようとしていますが、その後も各所でレースが行われ標準記録突破への挑戦が続いています。今年は開催時期が9月になったため、例年よりも1か月以上記録の有効期間が後ろに延長された形となっており、まだあと2週間以上挑戦が続きます。8月5日現在の東京世界陸上への出場資格ランキングから、日本選手の動向についてご紹介したいと思います。最終的な日本選手団は60~70名と言われていますので、このランキングの条件に加え開催国枠も使った出場権獲得もあると思われますが、今回はそこには触れません。それでは男子のトラックからご覧ください。

選手名の赤字は出場内定済、青字は標準記録突破者、ランクの数字が赤字のものは、現時点でランキング順位が出場圏内であることを示しています。

男子トラックでは何と言っても100Mの桐生選手8年ぶりの9秒台です。そして桐生選手に加え、高校生の清水選手(星稜高)、大学生の守選手(大東文化大)が標準記録に到達しました。これで日本選手権で優勝している桐生選手は確定、日本選手権7位の守選手は優勢となりました。サニブラウン選手の回復と柳田選手の復調が待たれるところです。

400Mでは、これまでなかなか調子の上がらなかった中島選手が標準記録を突破しました。マイルリレーを考えると、中島選手と今年好調を持続している佐藤風雅選手に加え、佐藤拳太郎選手、吉津選手、今泉選手あたりがメンバーに選ばれそうですが、ぜひとも調子を上げていってほしいと思います。

あとは大きな変化はありませんが、3000MSCの三浦選手が自身の日本記録を更新しました。ランクもあがりますます期待が高まります。

続いて男子フィールドとロード競技です。

走り髙跳び、走り幅跳びともにこのままいけば3人出場できそうです。やり投げの崎山選手は日本選手権でのビッグスローが効いて9位にランクされています。競歩は依然として世界ランクの上位にあります。パリ五輪の雪辱を期してほしいところです。

続いて女子のトラック競技です。

この間女子200Mで日本記録が出ましたが、残念ながらランキングには影響せずでした。100Mハードルで中島選手が12秒71と標準記録を突破し出場が確定的になりました。福部選手の復調が期待されます。

最後は女子のフィールドとロード競技です。

走り幅跳びの秦選手は、ギリギリ出場圏内ですが、なんとか調子を戻して順位を上げるジャンプをしてほしいと思います。女子やり投げは。3人出場がほぼ確実な情勢です。

現時点でのランキング順位が10位以内は、男子では、110MHの村竹選手、3000MSCの三浦選手、4X100Mリレー、走高跳の赤松選手、やり投げの崎山選手、20Km競歩の山西、丸尾、吉川の3選手、35Km競歩の川野、丸尾、勝木の3選手です。

女子では、やり投げの北口選手と20Km競歩の藤井選手となっています。女子5000Mの田中選手、10000Mの廣中選手はいずれも12位であと少しでTOP10の位置にいます。

開幕まであとひと月ほどになりましたが、まだまだ熾烈な代表争いは続きます。

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