かんとこうブログ
2025.09.12
8月の電力・・2023年以降はほぼ横並びのピーク電力使用でした
まだまだ暑い夏が続いていますが、今年の夏の電力需要はどうだったのか調べてみました。と言っても関東地方だけして調べておりませんが、ピーク電力使用量については、2023年以降ほぼ変わらない数値となりました。
下のグラフをご覧ください。毎日の需要ピークにおける使用電力の8月の平均値は2023年以降、4723、4709,4712万KWとほぼ変わらない数値でした。この6年間では2020年が、ピーク時の使用電力、供給電力とも最も高い数値になっています。
毎日のピークの使用、供給電力の推移を過去6年分を下のグラフに示します。赤線で示す今年の数値は、月始めと月の後半で過去最高レベルとなりました。いずれも猛暑日が連続した期間です。
気温についても(と言っても代表地点の東京の気温だけですが)電力需要と同様な状況でした。過去6年間で言えば、2021年と2022年が気温がやや低く、あとの4年は同じように暑かったということです。今年がとりわけ暑かった印象がありますが、それは猛暑日の日数が過去最高となったためで、こうして並べるとあまり差がありませんでした。
毎日の最高気温とピーク電力使用量の関係も例年とあまり変わりません。休日は電力使用量が少なくなりウイークデイとは離れた群を形成しています。休日のマーカーは縁を水色で塗っています。また下の図から最高気温が36℃を超えた日の数が今年は群を抜いて多かったこともわかります。
いずれにせよ気温とピーク電力使用量(供給量)はかなり相関があります。ウイークデイと土日祝日でケース分けをすればかなり正確なピーク電力量の予測が可能と思われます。