かんとこうブログ
2025.09.17
久々にコロナの感染状況をご紹介します
先日来、オミクロン株からの変異種である「ニンバス」の流行が伝えられており、その動向をお伝えするタイミングを見ていたのですが、ようやく感染のピークが過ぎたようなので、感染状況をご紹介したいと思います。
結論から言えば、この夏の感染はピークを越えたと思われます。先週金曜日に発表された定点あたり感染者の推移を下図に示します。
上図は2022年12月からの定点あたり感染者数の全国平均の推移を示しています。規則正しく冬と夏に感染拡大期が到来していますが、今回のピークは8月18日から24日までの週だったようで、以降減少に転じています。
その感染者動向を都道府県別にみたのが下表です。定点あたり10人以上の場合を色付けしています。
色付けしたところで見ても最新週が最大となっているのは6県だけで、概ね減少に向かっています。また地域的には四国、九州地区の感染者数が多く、2020年から2022年までの大都市部や沖縄、北海道が多いという傾向とは異なっています。
年代別感染者数の傾向も、2020年から2022年までの高齢者が多くを占めることはなく10歳未満が最多となっています。
年代別感染者の推移を下図の示します。左が40歳未満、右が40歳以上です。いまだに増加傾向にあるのは20歳未満で、それ以上の年代は押しなべて第34週(8月18日から24日)をピークに減少してきています。
最後に入院患者数の推移を示します。これも感染者数の推移とほぼ同じタイミングで推移しており、すでに減少に向かっていると判断してよいと思われます。
とはいえ、今回の「ニンバス」の特徴は「剃刀を飲み込んだような喉の痛み」だそうですので、感染しないに越したことはありません。人込みでのマスク着用やうがい手洗い励行は継続すべきことかと思っております。