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かんとこうブログ

2025.10.31

ヘモグロビンA1c(HbA1c)の話

昨日は紙面が尽きてしまいましたので、今日改めてヘモグロビンA1c(ヘモグロビン エー ワン シーと読みます)の説明をいたします。国立循環器病研究センターのサイト(下記URL)から引用させていただきます。

https://www.meiji.co.jp/yogurtlibrary/laboratory/report/oll2712/04/

HbA1c赤血球内のタンパク質で、血液中ではブドウ糖がヘモグロビンと結びつき糖化ヘモグロビンとなります。血糖値が高いとヘモグロビンに結合するブドウ糖が多くなり、血糖値が低いとヘモグロビンに結合するブドウ糖が少なくなります。HbA1cとは、ブドウ糖と結合したヘモグロビンの割合を表わしたものです。

ヘモグロビンに結合したブドウ糖は、赤血球の寿命が尽きるまで離れることがないため、HbA1cの量は、過去1~2カ月の糖の量を表わしていると考えられます。血糖値は通常空腹時血糖値を測定していますが、これは瞬間的な値に過ぎず、平常値がわかりません。HbA1cを測定することで初めて平常値を知ることができます。

このHbA1cは、2011年まで、日本の測定値が、世界の大多数の国にくらべ0.4%程度低めに測定されていました。この従来の測定値をJDS、2012年以降の新しい(世界的に同じ)測定値をNGSPとして区別しています。

このHbA1cの閾値や、高くなる原因、高いと現れる症状・疾患、高い時の対処法を下図にまとめました。Nedical Docさんからの引用です。

Hba1cの閾値には年齢の区分がありません。HbA1cが6.0%以上をリスク要因として詳しい検査を勧めているそうですが、年齢が高い場合には、低血糖値のリスクも勘案し、HbA1cの値に少し余裕を持たせているそうです。原因や症状、疾患、対処法などは上図をご覧ください。

このHbA1cは健康診断の血液検査で測定されていますので、次回の検診時にこの数値に着目してみてください。

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