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かんとこうブログ

2025.11.07

10月の気温は南高北低だが、やはり平年よりは高かった!

毎月ご紹介している前月の平均気温(日毎の平均、最高、最低の月平均)ですが、10月は9月や昨年の10月に比較するとすこし平年値からの乖離が小さくなりました。しかしながら、調べた10都市ではすべて平年値を上回っていました。各地の日毎平均気温と平年値の比較図をご覧ください。図中の数字は日毎平均気温とその平年値の差の平均です。

6月以降の日毎平均気温とその平年値がほとんど接することなく乖離した状態は東日本では解消された感がありますが、西日本ではまだ続いており、10月末の冷え込みでようやく平年を下回る日がでてきたというところでしょうか?札幌から東京までは、平年並みに近い数値になりましたが、西日本ではまだ平年値との差が大きいと言わざるを得ない状態です。10月に限れば平年値との差は南髙北低であり、平年値を上回った日数も同様です。

下表と下図をご覧ください。

見事なまでに南髙北低になっています。

東京では10月の日照時間の少なさが話題になっていましたので、各地の日照時間と降水量も調べてみました。

意外なことに月間日照時間については、平年値の60%程度であったのは東京と名古屋だけで全国的にはほぼ平年並み値でした。また降水量についても明らかに少なかったのは札幌と東京、多かったのは広島で、平年並みのところも多くありました。

東京が降水量も少なく、日照時間も少ないという結果でした。単純に考えると矛盾するようですが、ぐずついた天気が続いたと考えればよいのでしょうか?

10月の後半からは、全国的に気温における平年値からの解消が見られており、11月はほぼ平年値に戻るのではないかと思われます。因みに昨年5月から調べている日毎の平均、最高、最低気温とその平年値との差の月平均のグラフを見ると、昨年も突出した乖離は10月で終わり、11月以降春までは平年値との大きな乖離は見られませんでした。

この18カ月間で、平年値からの下振れは、昨年12月と今年2月の2回だけでした。地球全体では、まだ二酸化炭素の排出量が減少に転じるまで至っておらず、明確な減少に転じるのはまだ先と見られています。当分はこうした気温が続くものと覚悟する必要があるのではないかと思っています。

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