かんとこうブログ
2025.11.11
雲海の彼方に富士を臨む朝
今日は撮りたての写真をご紹介します。昨日の朝、旅先できれいな雲海を見ることができました。彼方には富士山が鎮座しているという写真を撮ることができました。おやすみをいただいて撮った写真につき多少のうしろめたさを感じつつも掲載させてもらうことにしました。
場所は山梨県山梨市のフルーツパーク内のホテルです。「新日本三大夜景」という謳い文句につられて日曜日から月曜日にかけて宿泊したのですが、日曜日は午後から夕方まであいにくの雨。夜になって雨はあがりましたが、下の写真にように靄がかかり遠方までの視界が得られず、せっかくの新日本三大夜景を満喫することができませんでした。

しかし、災い転じて福とやら、この日曜日の雨が月曜日朝の雲海をお膳立てしてくれたのでした。翌朝起きて窓をあけると、一面の雲海が眼下に広がっていました。まさに甲府盆地が綿布団ですっぽりと覆われているようでした。しばらく見とれていましたが、気を取り直して外に出て写真をたくさん撮りました。その時から気になっていたのですが、雲海というのはいつまでも留まってはくれないもので、時間の経過とともにすこしずつ変化していたました。写真を撮っていた8時1分から8時36分までの間でも、雲海は少しずつ変化しています。下の写真を時間の経過とともに注意してご覧ください。生憎、順次場所や倍率を変えて撮影していたので、同じ大きさ、アングルではありませんが、すべてホテルの前庭周辺でおおよその標高やロケーションは変わりません。



どうでしょうか?すこしずつ綿を引きちぎるように、風が表面から雲の布団をはぎ取っていく様子がおわかりいただけるでしょうか?この最後の写真から1時間半後、気が付くと10時過ぎには雲海がほぼ消失してしまいました。
ホテルのスタッフの方も写真を撮っていたので、その方に聞いてみると「こんなきれいな雲海は、年に2-3回しかありません。」とのこと。前日の雨、当日朝の晴天による放射冷却、そして無風であることがこうしたきれいな雲海の条件だそうです。富士山までは距離がありますので、残念ながら富士山の姿は小さいのですが、とてもよいものをみせてもらったと感謝しています。
最後に倍率を上げて撮った1枚を載せて終わりとします。
