かんとこうブログ

昨日経産省から確報（生産動態統計調査結果）が発表になりました。本日朝日塗工から受領いたしました。出荷数量と出荷金額からご紹介します。2025年に入り、出荷数量はこの6年の最低レベル、出荷金額はこの6年最高レベルとなっています。

単価動向です。以下の４品目では上昇３品目、下降１品目でした。グラフ中の数字は、2021年１月を100とした時の2025年９月の単価の指数値を示しています。

以下の４品目では、エポキシ樹脂塗料の単価が下がりました。溶剤系全体、水系塗料全体はいずれも変化なしでした。

以下4品目では、その他塗料とシンナーが上昇、路面標示用塗料と粉体塗料が下降でした。

原油価格はずいぶんと下がり2021年１月の水準に近くなってきましたが、ナフサ価格が下がりません。またガソリンと灯油も9月の時点では高市経済政策が始まっておらず微上昇または変化なしでした。

最後は2021年1月から2025年9月までの指数と単価の上昇幅のグラフです。指数は2021年1月＝100、価格上昇は、2021年1月の価格からどれだけ上がったかという数値です。

指数値では高い順に、シンナー>アミノアルキド樹脂塗料>エポキシ樹脂塗料>（水系樹脂塗料全体）>その他塗料>エマルション塗料となっています。単価上昇幅では、アミノアルキド樹脂塗料>ウレタン樹脂塗料>アクリル樹脂塗料（常乾）>（溶剤系塗料全体）>その他塗料>アクリル樹脂塗料（焼付）の順となっています。アミノアルキド樹脂塗料の単価上昇幅が200円/Kgを超えました。