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かんとこうブログ

2025.11.26

箱根美術館の紅葉

連休の中日に強羅にある箱根美術館に行ってきました。紅葉の名所として名高い美術館であり、前日のニュースでは9時の開門前に60人の行列ができていたこと、人気の茶室(後述)には最大1時間待ちの行列ができていたとの報道がされていました。

家を早めに出て10時前に到着、チケット売り場は10人ほどの行列でさほど待つことなく入場できました。ここは2020年、2021年、と来ていますので3回目の訪問になります。入ってすぐの庭園(神仙郷)はかなりの人でしたが、ちょうど見ごろの美しい紅葉が一面に広がっていました。地面は緑の苔に覆われており、紅葉がますます映えるよう設計されています。

上の写真の左下に建物が写っていますが、これが真和亭で、テーブルに映る紅葉とともに茶菓を楽しむことができます。前日のニュースでは最大1時間待ちと言われていましたが、この日もすでに行列ができていました。数えると約80人ほどでした。最大1時間なら待とうと決めて待ちました。この間庭園の写真を撮りながらでしたので、意外に退屈しませんでした。そして待つこと40分中に入れました。この真和亭の中からの眺望については、箱根美術館と神奈川県公式観光サイトに以下のような写真が紹介されていました。

箱根美術館 https://moaart.or.jp/hakone/shinsenkyo/

神奈川県公式観光サイト https://www.kanagawa-kankou.or.jp/spot/383

こうした机に映る紅葉と外の景色の一体化では、京都八瀬の瑠璃光院の夜景が有名ですが、こちらはこの建物のおかげで昼間に右のような景色を楽しむことができるのです。とは言え左の写真をよく見ていただきますと机がたくさんあり、右のような写真を撮るためには一番前の机に座らなければ撮れないのです。座席は基本的に列に並んだ順に案内されますので、一番前の机に座れるとは限りません。希望すれば一番前の机が空くのを待つことはできますが、それも面倒なので順番通りに座席につきました。前から2番目に机でした。

ここから撮った写真はやはり限界がありました。

一番前のテーブルは座っている人に隠れてほとんど見えません。仕方がないので外が直接見える横を向いて隣の席の前まで手を伸ばして撮ったのが右の写真です。すこしですが、机に映る紅葉が撮れました。

しかし、この真和亭はすばらしいシステムを編み出していました。一番前のテーブルのひとは座るや否やお菓子が提供され、早々にお茶も出てきて、私たちのあとから着席した人も含め全員が早々に立ち去り、一瞬机が無人になりました。と、「皆様、1分間だけこのままにしておきますので、どうぞ写真をお撮りください」と声がかかりました。室内にはほかに20人ほどの客がいましたが、私も含め半分以上の人が順番に写真を撮ることができました。

神奈川県観光公社の写真には敵いませんが、記念写真としてはそれなりの写真が撮れました。もう少しカメラの位置を下げて外の景色を上側だけにすればよかったと思いますが、とっさにそこまで判断できませんでした。何事にも先達はあらまほしきことなり、です。

因みにこの抹茶とお菓子は、入場券と一緒にセットで買うとお得です。

なお紅葉のメカニズムにつきましては2020年の弊ブログをご参照ください。(下記接続先)

紅葉の化学 | かんとこうブログ | 関東塗料工業組合

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