かんとこうブログ

大変遅くなりましたが、11月23日12時からテレビ東京の「同じ穴の頂『同業者が崇める前人未踏の挑戦』染み抜き仙人の章」で放映された、染み抜き仙人と当組合の江戸川合成株式会社の最強塗料の対決の模様を簡単にご紹介したいと思います。

この番組は同業者から尊敬をされるプロ中にプロの神業を紹介する1時間番組で、今回は3人のそれぞれのプロの神業と挑戦が紹介され、染み抜き仙人と最強塗料の対決は2番目に紹介されました。（番組は以下接続先で視聴できます）

同じ穴の頂【同業者が崇める神様が前人未到の挑戦】(テレ東)の番組情報ページ | テレ東・ＢＳテレ東 7ch(公式)

染み抜き仙人は高橋勤氏76歳。1980年高知で染み抜き業を開業して以来、同業者から手ごわい染み抜きを依頼されるその道の神様となり、技を教えた弟子の数3600人以上、開発した染み抜き術1276、染みと対峙し、対話しながら洞察力で対処法を編み出す、すご技の持ち主と紹介されました。

染み抜きの技を磨いた理由はひとえに儲かったからで、1件で2000万円の仕事を請け負ったこともあるとか。これまでに染み抜き技術を売って稼いだお金が3億円とか。まあすごい人です。

あいさつ代わりに、醤油の染みを、大根、キュウリ、石鹸の反復刷り込みで見事に消し去りました。

対する江戸川合成株式会社は耐久性の優れた工業用塗料の専門メーカーで、この日持ち込んだのは絶対はがれない最強塗料。それを染み抜き仙人の道着に付着させて完全に落とせるかどうかという対決が始まりました。

撮影風景：画像提供　江戸川合成株式会社

江戸川合成の中川営業部長がスポイトで白い塗料を、仙人の道着に分厚く付着させます。と、まだ乾かないうちに仙人がフライングで作業開始。すかさずテロップで「この塗料は本来1週間の乾燥が必要です」と流れましたが、危うし最強塗料！

しかし、仙人が用意したオリジナル溶剤では塗料は生乾きながらビクともせず。次は酸ではがそうと、仙人が弟子に「潤漬酸」をもってこさせ、これで落としにかかると次第に白い色が薄れていきます。かくして時間が経過し、ほぼ白い色がなくなった作業開始から46分後、まだ白い点がまだらに残る状態を前にして「これ以上やっても生地がすり減るだけ。自分の負け。完璧に落とせなければ負けだ」と潔く負けをみとめ、最強塗料の面目を保てたという次第です。仙人は「3か月以内に落とせるようになってみせる」とリベンジを誓っていました。

出演された中川さんはじめ、江戸川合成株式会社の関係者の皆さまお疲れさまでした。