かんとこうブログ
2026.02.12
2025年の世界の自動車販売台数・・欧州以外は概ね増加
2025年の各国自動車販売台数の状況をご紹介します。このデータはマークスライン(下記接続先)のデータを手元集計したものです。
各国のモデル別最新情報 (販売) - 自動車産業ポータル マークラインズ
単年度の台数だけでは傾向が判りにくいを思い、コロナ前の2019年からの推移と前年比のデータを示します。前年比では、見ていただくと前年比マイナスはすべて欧州でした。ここに挙げた国は欧州が最も多いこともありますが、欧州では、前年比プラスがドイツ、イギリス、ポルトガルの3か国だけでフランス、イタリア、スペイン、(ロシア)、ベルギー、スウエーデン、チェコと軒並みマイナスとなりました。
国別の販売台数推移では、2019年を基準にしてみるとコロナ前の水準に達している国は少なく、自動車販売はなかなか以前のようには戻らないという印象です。グラフの縦軸が揃えておりませんので、それぞれのグラフ毎に異なっております。


2019年の販売台数との比較では、明らかに増加しているのが中国のみで、辛うじて上回っているのが、インドネシア、台湾、インド、南アフリカ、オーストラリア、あとはアルゼンチンが増減なしでそれ以外は2019年を下回っています。

最後に人口100人あたりの2025年の販売台数、およびその1人あたりGDPとの関係を調べてみました。人口及び一人ああたりGDPは「世界経済のネタ帳」から引用させてもらいました。

人口100人あたりの販売台数は上図のようになりました。北米のアメリカ、カナダがワン、ツーで続いてオーストラリアが3番目で日本は4番目でした。こうして眺めると一見一人あたりGDPと関係していそうに見えますが、必ずしもそうではありません。下図をご覧ください。

左図は一人あたりGDPと100人あたり販売台数の散布図ですが、おおよそ回帰線状に並ぶ中で大きく外れた国が3つあります。それはカナダ、日本、中国です。この3か国を除くと右図になりR2乗値は0.9近くまで上がります。さらに左図に戻って回帰線の上に位置する国をみると一定以上のGDPのある国ではオーストラリア、ドイツ、韓国です。
これを十分に説明するだけの情報をもっているわけではありませんが、二つの要因が推定できます。一つは自動車生産が盛んな国であること(中国、日本,ドイツ、韓国)、もう一つは一人あたりGDPが高く、かつ国土が広大な割に人口が少ないこと(カナダ、オーストラリア)です。
日本の場合、そのまま右方向で線を引いて回帰線と交わる点を見ると、相当するひとりあたりGDPは7万ドル近くになります。こと自動車販売台数に関しては、有数の高所得国なみと言えるかもしれません。