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かんとこうブログ

2026.02.20

業況観測アンケート2026年1月度調査結果

一昨日日塗工から受領した業況観測アンケート2026年1月の調査結果につきましてはすでに組合員にはFAXでお伝えしておりますが、例月のように需要分野別の出荷動向など補足データをご紹介していきます。

直近13カ月の各需要分野および全体の前年同月比一覧です。2026年1月は前年を上回ったのは木工だけでした。金額でこのようですので、数量当然前年を下回っているものと推定されます。

上表には経産省確報の数量、金額も載せていますので、業況観測アンケートと経産省確報の数値を比較してみたいと思います。

各月の上下への変動方向はほぼ同じものの、経産省確報ではほぼ一定の間隔(数量が金額よりも常に3~5%程度低い)を保って推移していますが、業況観測アンケ―トでは、数量と金額の差は一定ではなく、特に11月や1月のような暦の影響がありそうな月では両者の関係は不安定です。今度は数量は数量どうし、金額は金額どうしで比較してみます。

出荷数量も出荷金額もこうしてみると両調査の数値は比較的よく一致しています。両調査結果に乖離が見られるのは、数量では、2025年3月と11月、金額では2025年8月以降です。もともと母集団が異なる調査結果ですので、差がでても無理もないのですが、しばらく続けて比較してみたいと思っています。

次は2018年の各月を100とした場合の、2025年各月の出荷金額の指数値です。毎年の前年比を累積して作図していますが、各月とも全体としては2022年頃に2018年のレベルに戻りその後も金額は増加しているようです。分野別では、船舶・重防食が抜きんでて金額の増加が大きく、木工が苦戦していることを示しています。

と金額面ではまずまずかと思われますが、問題は数量です。再三お伝えしているように数量は依然として減少傾向から抜け出せません。あいにくと業況観測アンケートでは出荷金額の前年比しかわかりませんので、数量については経産省の確報をもとに日塗工が算出している純出荷数量をもとにデータを集めています。各月の純出荷数量の指数(2018年=100)の推移を示します。紺色字が2023年、水色字が2024年、緑色字が2025年の指数です。いずれも月においても数量は減少傾向にあります。

月別の出荷数量、年平均指数指数のグラフを示します。

コロナ前、消費増税前の2018年以降では、2025年の純出荷数量はこの8年の最低レベル(左図)です。また純出荷数量の年平均値から見ると、2025年の純出荷数量年平均は2018年の82.5まで減少(右図)しています。

もし仮にこれが2050年のカーボンニュートラルを目指し、意図的、計画的に出荷量を減少させているのであれば問題はないのですが、原因もわからないまま出荷数量が減少しているとすればこれは憂慮すべき問題です。なぜなら、2018年から2025年の出荷数量の推移から近似式で計算するとあと35年後に、また2021年から20254年の推移から近似式で計算するとあと55年後には出荷量がゼロになるからです。カーボンニュートラルとほぼ時期を一にして塗料がなくなってしまうという計算になるからです。

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