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かんとこうブログ

2020.09.10

東京都の感染状況に関わる統計数値

新型コロナウイルスの感染状況は、一応一時の感染拡大を脱し、収束方向へ向かっているように感じられます。単に感染者の数だけではなく、PCRの検査数や陽性率、重症者数などがどのように変化しているのか、東京都に例をとって現在の状況を客観的に見たいと思います。

最初は感染者数です。毎日発表される新規感染者数は、その日に感染が判明した数ではなく、保健所から東京都にその日に連絡のあった人数が報告されており、おおよそ試験から3日後に報告されていると言われています。土日に検査数が減るため、木曜日から土曜日あたりの数が多いということも知られています。新規感染者数と重症者数の推移を示します。新規感染者は毎日のように報道されていますので、もう説明の必要はないと思いますが、8月初旬をピークに減少モードに入っています。重症者数は、新規感染者数のピークから2週間ほど遅れてピークが現れると言われていますが、8月の20日頃がピークであるように見えます。感染者数、重症者数ともピークを過ぎたというのは間違いのないところです。それと同時にこのグラフからわかるのは、感染者数と重症者数の比率が4月の感染拡大時と8月では全く異なっており、8月は重症化率が極めて低くなっているということです。これには、検査数が多くなり比較的初期の段階で治療が開始されるようになった、感染者に若い人が多い、ウイルスが変異した、季節要因等の理由が挙げられていますが、まだ結論が出ていません。ただし、結果として重症者数が少なかたことは間違いありません。

次にPCR陽性者数と重症者数のグラフを見てみましょう。

基本的に、新規感染者数と重症者数のグラフと大きな差はありませんが、この陽性者数は、検査で陽性が判明した日を基準にしていますので、若干ずれがあり、陽性者数のピークは7月末から8月はじめであることがわかります。これから逆算すれば、感染のピークはさらにその前の7月下旬あたりと思われます。

次にPCR検査数と陽性率の推移をみてみましょう。

PCR検査数は、5月から6月7月と増加していき7月下旬以降は5000件の水準をキープながら若干減少傾向でしょうか。検査数自体で言えば、ここにカウントされない自主検査の数がかなりあると思われますので、そうしたものを含めれば陽性率も当然変化するのですが、ここではカウントされているものに対する陽性率の推移を見ています。陽性率のピークもやはり7月下旬頃のように見えます。

以上見てきたように、新規感染者、重症者数、PCR陽性者数、陽性率のいずれの指標もすでにピークを越えたことを示していました。しかし、まだ完全に収束したわけではないことは皆さんご承知の通りです。

一息ついているこの時期を、インフルエンザの流行期であるとともにウイルス本来の感染期と言われる秋から冬にかけてに備え、体制を整え準備する時期にしたいも

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