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かんとこうブログ

2020.12.09

アグープは語る・・「有名観光地のみ賑わう」と

11 月の三連休から 3 週間連続で関東地方の週末の人出の状況をみてみましょう。データは いつものようにアグープのサイトから引用しています。

https://corporate-web.agoop.net/pdf/covid-19/agoop_analysis_coronavirus.pdf

今日お見せするデータは、週末の午後 3 時の人出です。感染拡大以前の今年 1 月から 2 月 にかけての週末の人出に対する 100 分比率で表しています。

関東地方では 33 か所のデータが提供されています。中央の赤い点線の横線が今年 1 月―2 月の人出に相当する線です。ざっと見ていただいてこの赤い点線を上回るのはほとんどな いことがわかると思います。すでに感染拡大、第 3 波襲来が明らかとなった三連休以降は、 総じて週末の人出が抑制され、今年の 1-2 月よりも少なくなっています。

しかし明らかな例外もあります。下段の右端にある箱根湯本です。今年の 1ʷ2 月に比べて 2 倍近い人出が見られます。よく見ると、同じグラフの片瀬江ノ島海水浴場、隣のグラフの 桜木町駅、関内駅も赤い点線を上回っている週末があります。一方で東京のターミナルで赤 い点線を超えた場所は一つもありません。 これの意味するところが明白です。ほとんどの場所は人出が自主的にまたは要請を受け入 れて人出が抑制されているのですが、有名観光地周辺は抑制されているとは言えない状態 であるということです。

このことは、今年初めからの一日ごとの人出の推移をみるとさらに明らかです。 

赤い三角印は5月の連休です。多くの地点で人出が谷底を記録しています。青い棒が平日、 赤い棒が休日の人出です。上の段左から東京有数の観光スポット浅草、若者の多い原宿、夜 の街歌舞伎町、下の段左から元町・中華街駅、片瀬西浜海水浴場、箱根湯本駅です。これを みると上の段の東京は浅草といえども人出は抑制されています。一方で横浜、江の島、箱根 は感染拡大後も抑制されているようには見えません。この違いについて、Go To キャンペ ーンは無関係なのでしょうか?

アグープデータは語っています、「(東京以外の)有名観光地 のみ賑わっている」と。 いまだに北海道、大阪、東京以外の Go To トラベルキャンペーンの見直しはされないよう ですし、期間も延⾧されるようです。こうした観光地での感染は本当に大丈夫なのでしょう か?それとも約 5000 万人利用しても 244 人しか感染しなかったから大丈夫とでも説明す るのでしょうか?

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