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かんとこうブログ

2020.12.23

日塗工業況観測アンケート11月分・・前年同月比は微増

日塗工の業況観測アンケート11月分の結果を昨日受領いたしましたので、ご報告いたします。11月分の調査結果ですが、10月に比べ前年同月比(金額)で1.5ポイント改善しました。但し、前年11月は消費税引き上げにより全体に需要が低迷し、全体の前年同月比が91.0でありましたので、割り引いてみる必要があります。12月の予想は「金額は微減、数量は微増の見通し」となりました。

   11月の業況   金額 98.9%  数量 98.1% (いずれも前年同月比)
   12月の予想   金額 98.6%  数量 98.9% (いずれも前年同月比)

 昨年9月以降の、業種別前年同月比(金額)の一覧表を下に示します。

分野別では、10月から見て前年同月比(金額)で、電機・機械・金属が5.7ポイント、木工が6.1ポイントそれぞれアップしましたが、建築が2.6ポイント、自動車が4.7ポイント、船舶・構造物が1.7ポイントダウンし、全体としては1.5ポイントのアップとなりました。

次にリーマンショックとの比較をみてみます。比較するための起点は、リーマンショックではリーマンブラザースが破綻した 2008 9 月を起点とし、今回のコロナ禍では日本に初の感染者が発生した 2020 1 月を起点としました。起点の前 8ケ月、後 16ヶ月の推移を追跡していこうと考えています。コロナの場合まだ起点から 10ケ月の時点に過ぎませんが、 傾向はつかめるのでないかと考えています。

全体的に眺めると、今回の需要動向は工業用分野において、リーマンショック時よりも落ち込みが軽微で、回復も早いように思えます。この回復の早さは特に自動車分野で顕著です。一方汎用分野では、リーマン時よりも需要低迷の度合いが大きいように思えます。汎用分野は、リーマン時には目立った需要低下を見られていませんでした。トータルするとリーマン時と比べ、回復が早いように見えますが、これも昨年10月の消費増税の影響で昨年1011月と前年を下回っていることが影響している点は考慮する必要があります。 

こうしたデータを比較している理由については、今回のコロナ禍への対応に関して、リーマン時の経験を活かすことができるのではないかと考えているからです。信用経済の破綻とパンデミックでは、経済停滞の原因となった事象は全然違いますが、同じように大きな需要低下とそこからの緩やかな回復という現象は共通しているのではないかと考えるからです。当面、このリーマン時との比較を継続していきます。

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