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かんとこうブログ

2021.01.20

コロナウイルスへの免疫は長期持続!・・アメリカの研究結果

113日のMITニュースでは、掲題の研究結果が紹介されました。これによれば、16日付で「サイエンス」に掲載されたカリフォルニア州ラホヤ免疫研究所のシェーン・クロッティ教授らの論文において、発症から6か月以上経過して採取された血液の分析結果より、「元々、新型コロナウイルスは免疫記憶をあまり誘発しないのではないかという懸念があったが、免疫記憶はむしろかなり良好なようだ」と結論づけたということです。

研究結果の概要は以下の図の通りです。

MITニュースより作図

検体を採取した新型コロナウイルス感染者(からの回復者)は185。このうち大半は軽症者でしたが、7%にあたる13人は入院者でした。これらの感染者から採取した血液検体のうち、43検体は発症から6か月以上経過したもの(最長8か月)であり、抗体(免疫系が破壊できるよう病原体に結合する、あるいは病原体の活動を中和する)、B細胞(抗体を作る)およびT細胞(感染した細胞を死滅させる)の3種類が定量分析されました。

抗体については、個人差があり減少するケースも見られたものの、T細胞減少数はごくわずかであり、B細胞に至っては、きわめて安定しているだけでなく、むしろ増加しているケースも認められました。

この結果の意味するところは、自由に漂う抗体の数は減少するものの、抗体の産生を再開し、新型コロナウイルスへの攻撃を調整する成分は、かなり高い水準で残存しているということであり、クロッティ教授は、「感染後の免疫記憶につながるメカニズムと同じものが、ワクチン接種後の免疫形成の基礎となっているので、ワクチンを接種した人にも同じ傾向が当てはまるはずだ。」と述べています。

教授によれば「免疫記憶は個人差が大きいので、長期にわたる広範な研究結果が必要」としてはいるものの、「ワクチンの効果に関する期待はますます高くなってくる。」としています。

昨年123日にご紹介した横浜市立大学の「免疫が6か月以上長期残存」という結果に加え、免疫記憶(免疫を作り出すシステム)が長期間保存されているというのは間違いなく朗報であると思われます。

本項の内容は、113日付のMITニュースからほとんどを引用させてもらいました。

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