お電話でのお問合せはこちら
TEL:03-3443-4011

かんとこうブログ

2021.05.11

人流の定点観測、1都3県の休日の昼間の人出は減っているか?

先週、5月5日までの人流について、休日平日を分けて、過去の緊急事態宣言と比べた場合の増減を調べた結果をご紹介し、必ずしも日平均の数値では、過去の緊急事態宣言に比べて減っていると言えないこと、東京に比べて周囲の3県の人流が減っていないことがわかりました。

今日は毎週報告してる休日の昼間の人流について、1月の緊急事態宣言と比べてどうなっているのかをご紹介します。定点観測をしている東京都18カ所、周囲の3県の12カ所のグラフからご覧にいれます。データはいつものようにアグープの特設サイトから引用しています。

さすがに4月25日以降明らかに人流が減少した地点が多くあり、特に東京の都心での人出が大きく減少しています。データをとった休日は、4月25日、5月4日、5日、8日、9日の5日間です。この5日間の人出を1月の9-11日の三連休の人出と比較してまとめたのが下の表です。

先週の結果とは少し異なり、東京の休日の昼間の人出は、1月の緊急事態宣言並みに抑制されていることがわかります。特に都心部では、1月の緊急事態宣言時よりも明確に減少している場所もありました。

一方で周囲の3県は必ずしも1月の緊急事態宣言時程度まで抑制されているとは言えない状況でした。周囲の3県には緊急事態宣言が出されていないのですから当然と言えば当然ですが、この人出の内訳に東京都民が入っていないとは言えないはずですので、そこは緊急事態宣言の効果としてはどうなのかという議論があってしかるべきです。

東京都民にも周囲の3県の県民にも都県境を越えないように呼びかけはされていますが、実効性のある対策は取られていません。何回も述べているように、人流と感染拡大の因果関係についてもっと解析を行い、その結果を公表したうえで要請を行うことを切望します。

コメント

コメントフォーム

To top