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かんとこうブログ

2021.09.08

お盆明け時点でのワクチン接種による感染阻止率

ワクチンに関してのさまざまなデータが首相官邸ホームページに掲載されていますが、その中で、ワク チン接種状況毎の感染者数が掲載されていました。実はこれこそ皆が知りたかった情報ではないのか と思いますが、なぜか中途半端な形(ただ数値を表で載せただけ)で掲載されておりました。(下図)



これだけデータがそろっていれば、ワクチン接種状態毎に感染阻止率も計算できるでしょうし、しかも一 見しただけでワクチン接種者の感染確率が低いことがわかるのに、なぜこれをもっとアピールしないの か不思議です。 とぼやいていても仕方がないので、ワクチン 2 回接種した場合の感染阻止率を計算してみました。 すこし厄介なのは、ワクチンの接種状況が不明という新規感染者がかなりいるために、この取り扱いを どうするかで数値が変わってきます。普通に考えると、年代別のワクチン接種状況に応じて振り分ける というのが最も公平なように思いますが、それだと計算にいれてもいれなくとも阻止率には影響しなくな るので、計算にいれないことにしました。結果は上図の下の四角で囲んだ部分をご覧ください。年代を 問わず、感染阻止率 90%以上になっています。 この阻止率、わずか 3 日間の結果で判断してよいのかという疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれ ませんが、3 日間でも十分だと思います。期間を延長しても接種者、未接種者ともそれぞれの確率で 新規感染者が増えていくだけなので、理論的には阻止率は変わりません

上で計算した数値は、8 月 17 日にご紹介した諸外国の感染阻止率(下図)と比較しても高い数値にな っています。ファイザーの 2 回接種後のデルタ株に対する感染阻止率はカナダでは 87%、イングラン ドでは 88%、イスラエルではワクチン接種 3 か月後の条件で 78%でした。上の数値はそれよりも高い 数値です。

今回の好結果については、日本の場合、ワクチン接種からの期間が比較的短いということもあると思 いますが、それとは別に気になる点を見つけました。それは、ワクチン接種者についても、未接種者に ついても 65 歳以上の感染率の方が 65 歳未満の感染率よりも低い ということです。本来感染しやす いとされてきた高齢者の感染率が、65 歳未満よりも低い・・これはどう解釈したらよいのでしょうか? 答えを考えてみました。一つ目は、「高齢者はワクチン接種の割合が高く、高齢者同士の接触はワクチ ン接種者同士の接触となり感染が広がりにくいのに対し、若年層はワクチン接種率が低く、未接種者 同士の接触となり感染がひろがりやすい。」二つ目は、「高齢者はワクチン接種を終えても感染を恐れ てなお外出を控える傾向にある。」です。いすれもありそうな気がします。 ワクチンを接種すれば感染しないのかといえば、感染の確率はゼロにはなりませんが、かなりの感染 が抑制されることが証明されているわけです。この結果を受ければ、引き続きワクチン接種を精力的に 進めるべきと思いますが、心配なニュースも聞きました。もうファイザーやモデルナのワクチン供給が終 了するという話です。厚労省から対象年齢の 8 割で終了と連絡をうけて自治体があるとのことでした。 アストラゼネカ製はまだ余裕があるようですが、現時点で 40 歳以上が対象です。 菅首相はことあるごとに「11 月には希望するすべての人に対しワクチン接種を完了する」という約束し ていたはずです。河野担当大臣も総裁に立候補するのであれば、まずこの問題について一人たりとも 未接種の希望者を出さないと明言してほしいと思います

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