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かんとこうブログ

2022.01.20

世界の感染状況、すでにピークアウトした国は何か国あるのか?

オミクロン株の発生した南アフリカがピークアウトした去年の1212日以降、オミクロン株による感染が拡大した国についていつピークアウトするのか注目してきました。今日は118日時点のデータからピークアウトした国と感染拡大からピークアウトするまでの期間について調べたことをご紹介します。データはNHKオンラインのコロナ特設サイトからの引用ですが、その元データはジョンズ・ホプキンス大学です。

南アフリカを例にとると感染開始が1123日とすればピークアウトが1212日ですので、明らかな感染拡大が確認された日から数えて20日間でピークアウトしたことになります。以下同様に各国の1119日から118日までの新規感染者数について示します。

すべての国がピークアウトしたと考えられます。感染拡大~ピークアウトまでの期間は、アメリカが22日間、カナダが16日間、メキシコが16日間、アルゼンチンが25日間、コロンビアが18日間でした。

チリとキューバは、感染拡大~ピークアウトまでが10日以内とあまりに短すぎますのでまだこの先経過を観察するべきと思われますので、今回はピークアウトとはみなさないことにしました。オーストラリアは感染拡大からピークアウトまでが21日間でした。

ピークアウトしたと思われるのはイギリス、フランス、スペインの3か国で、それぞれの感染拡大~ピークアウトまでの期間は、イギリス21日間、フランス22日間、スぺイン22日間でした。

ギリシャとアイルランド、イスラエルがピークアウトしたと考えられますが、それぞれの感染拡大~ピークアウトまでの期間はギリシャ9日間、アイルランド19日間、イスラエル16日間でした。

これ以外の国、ポーランド、ドイツ、オランダ、ベルギー、オーストリア、チェコ、スロバキア、ルーマニア、ハンガリー、セルビア、ロシア、ウクライナ、ジョージア、カザフスタン、トルコ、イラン、イラク、ヨルダン、フィリピン、インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナム、バングラデシュ、ネパール、韓国、中国では感染拡大中もしくは感染未拡大でした。アジアの中では唯一インドがピークアウトしたとみられますが、感染拡大~ピークアウトまでがわずか16日間と極めて短期間でした。

これらから感染拡大~ピークアウトまでの平均期間をもとめると18.8日間となります。この方法は感染拡大をいつからカウントするかについては全くの私の主観です。正確には最初にオミクロン株による感染者が確認された日とでもすべきでしょうが、そうした情報は入手困難ですので今回は代替法として明らかな感染者増加が認められた時としました。新規感染者数が増加に転じた日をとればさらに12週間は長くなります。

しかし、そうだとしても感染拡大からピークアウトまではデルタ株に比べれば極めて短いと思われます。これが日本に当てはまるなどと言うつまりは毛頭ありませんが、なにがしかの参考になればと思っています。

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