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かんとこうブログ

2022.02.16

実効再生産数が1.0を下回りましたが・・

以前から近々東京都の実効再生産数が1.0を下回るとお知らせしていましたが、212日に1.0を下回りました。これに関連してもうひとつお知らせがあります。それはずっと引用させてもらっている東洋経済の実効再生産数の計算式が変更になり、平均世代時間(感染者が新たに感染者を生み出す間隔)が5日間から2日間に変更になっていました。となるとこれまでのデータは比較ができないのかというとそのようなことはなく、前回説明したように実効再生産数の推移曲線の形はかわらず山の高さが変化しただけとなります。

話が元に戻しますと、ずっと東京都の実効再生産数をフォローしてきましたが、212日に1.0を切りました。これは単に三連休だったからということではなく、感染者数が連続して前の週を下回っているからです。言葉でいうだけでは実感がわかないでしょうから、新しい計算式に基づくグラフを東洋経済のサイトからお借りしてお見せすることにします。

前回ご紹介した時と山の高さが変わりました。おおよそ今回の高さは前回の5分の2になっていると思いますが、形そのものは変わりません。214日現在の実効再生産数の値は、千葉の1.01,愛知と神奈川の1.00を除いてすべて1.0を下回っています。

実効再生産数が1.0を下回るということは、新規感染者の数が次第に減少することを意味しますが、一方で沖縄、広島。山口の3県を見ると、沖縄が120日、広島が130日、山口が27日に1.0を下回っており、沖縄ではそれから2週間以上経過していますがいまだに1.0に極めて近い数字であることが気がかりです。そう簡単に感染者数は減少してくれないとみるべきでしょう。

平均世代時間や報告間隔に関係なく、実効再生産数が1.0を下回ったことは間違いありません。しかしこれで簡単に収束とはいかないことは、沖縄など先行した3県のその後が示しています。

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