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かんとこうブログ

2022.06.22

夏至の日の昼の長さは何時間何分ですか?

 昨日は夏至でした。1年で一番日の長い日ということが小学生でも知っていますが、それでは具体的に昼の長さが何時何分かというと意外に知っている人はすくないのではないでしょうか?実は答えは「場所によって違う」なのです。どうして場所によって違うのか、具体的に説明していくことにしましょう。

下図は昨日の地理上の代表的な場所の昼の長さを表しています。ざっと見て北へ行くほど長くなるということがわかります。また同じような緯度では東へいくほど昼の長さが長くなっていることもわかります。従って緯度と経度で説明するなら、「夏至における昼間の時間の長さについて最も影響の大きいのは緯度で北へ行くほど長く、緯度に比べて影響は小さいけれど経度も影響があり、東へいくほど長くなる」ということになります。

各場所の日の出・日の入り時間を示します。これは日の出・日の入り高精度計算サイトを使って計算した数値をそのまま載せています。

日の出日の入り計算 – 高精度計算サイト (casio.jp)

 

それではどうしてこんな風に夏至の日でありながらこんなに昼の長さが違ってしまうのかということですが、それは610日に掲載した「一番日の入りの遅い日の補足説明」の図を見てもらえれば理解できると思いますので再掲します。まず夜明けからです。

これは夏至の6時の地球の写真です。日本が日の出を迎えています。右の地図に引かれた縦線は日の出が同時刻である地点を結んだ線です。日本列島が横に寝ているような形の上を日の出の線が横に進んでいくので、日本の端から端までを横切るのに時間がかかります。納沙布岬から與邦国島まで横切るのに2時間24分もかかります。(これは629日の日の出時刻の差ですが夏至でもほぼ同じ差がありました)

一方日の入りについてはこの図の左側を見てもらうとわかるように先ほどとは昼夜の境の線の日本列島に対する角度が違います。ずいぶんと日本列島が立ちあがった形で日の入りの線が横切っていきます。日本の端から端までを横切る時間も短く、最も日の入りが早い小笠原から與邦国島までで1時間12分、納沙布岬から與邦国島では40分しかかかりません。(これも629日の時間ですが、夏至の日でもほぼ同じ時間です)

このように日の出と日の入りで昼と夜を分ける線の角度が違うのは上の図で示されているように地軸が傾いていることに起因しています。

簡単に言えば、「全体的に見て日の出の時刻の差の方が大きく、日の入りの時間の差が小さいために、それぞれの場所での昼の長さが異なり、日の出が最も早い北東の地域の昼の長さがほかに比べて長くなる」ということです。

同じ夏至でも北海道はより長い昼の時間を楽しむことができるということですが、その分冬は昼が短くなりますので、一年を通してみれば良し悪しもあるともいえそうです。

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