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かんとこうブログ

2022.06.30

オレゴンへの道その2・・世界陸連からエントリー資格選手発表

1年間の記録認定期間が6月26日で終わり、6月26日現在の世界リンキング(①のURL)とそれをもとにした世界陸連からのエントリー資格選手(②のURL)の発表がありました。

① https://www.worldathletics.org/world-rankings/100m/women?regionType=world&page=1&rankDate=2022-06-26&limitByCountry=3

② Road To | World Athletics

以前にご紹介したように、日本選手の選考条件は以下のようになっており、今回の世界陸連からの世界ランクによる資格選手の発表で最終的な代表選手が決定することになります。


まもなく日本陸連から、代表選手についての最終発表があると思いますが、その前に代表選手の予想をしてみたいと思います。昨晩から今朝にかけて、ランキングを調べて表を作りました。

すでに内定済の選手については、以下の選手が選ばれています。

男子 100m サニブラウン、坂井 5000m 遠藤 110mハードル 泉谷、村竹 400mハードル 黒川 3000メートル障害 三浦、青木 走幅跳 橋岡 マラソン 鈴木、星、西山 20Km競歩 池田、高橋、住所、山西(ワイルドカード:前回優勝)、35Km競歩 川野、松永、野田

女子 1500m 田中 5000m 廣中、田中 10000m 廣中、五島 マラソン 松田、一山、新谷 20Km競歩 藤井、岡田 35Km競歩 園田

男子のトラック種目で世界ランキングで選出されそうな選手は、200mの上山、小池、400mの佐藤、川端が世界ランキングと日本選手権3位以内の両方の条件を満たしています。標準記録と世界ランキングの両方の条件を満たしているのは、10000mの田澤と110mハードルの高山で、おそらく選出されると思われます。世界ランキングの資格だけを勝ち取ったのが、400mのウオルシュ・ジュリアンと3000m障害の山口です。選出のためには日本選手権の成績を選考条件の中でどのように位置づけるかがポイントになります。また*をつけた桐生選手ら3選手は、ランキングの対象外とされました。選考対象から外れる旨の申告があったのではないかと想像しています。

フィールドでは、走高跳の真野とやり投げのディーン元気小椋が、世界ランキングと日本選手権3位以内の両条件を満たしました。走高跳の赤松と走幅跳の山川は、世界ランキングの条件を満たしましたが、日本選手権の条件を満たしていません。

女子のトラックでは、1500mの卜部と100mハードルの福部、青木、さらには3000m障害の山中が世界ランキングと日本選手権3位以内の条件を満たしました。また5000mの萩谷が世界ランキングで資格を得られる位置にあるものの日本選手権の条件を満たしていません。

女子のフィールドでは、走幅跳の、やり投げの北口、上田、武本が世界ランキングと日本選手権の両方の条件を満たしました。

以上が6月29日に世界陸連から発表されたランキングによる出場資格を得た選手達です。これ以外に日本は男子および混合のリレーで出場権を得ていますので、リレーメンバーとしてそれぞれ若干名が選出されると思います。

なお最終ランキングでTOP10入りした日本選手は、男子では 3000m障害の三浦、走幅跳の橋岡、20Km競歩の池田、高橋、35Km競歩の川野、松永、野田、女子では、1500mの田中、35Km競歩の園田でした。選手選考が待たれます。

7月1日 追記 日本陸連から最終的な代表選手が発表になりました。結局、世界ランキングで資格を得た選手のほとんどは、日本選手権の成績に係わらず代表選手として選ばれました。例外は男子110mハードルで、ランキングでは上位の高山選手ではなく、ランキングでも圏内で日本選手権3位の石川選手が選ばれたのと、女子10000メートルでランキングにおいて日本人最上位に挙げられていた不破選手ではなく、ランキングでは日本人で5番目の小林選手が選ばれたことでした。それぞれ事情があり、選考としては順当なところだと思います。リレーメンバーについては、選手名は省略しますが、ほぼ日本選手権の成績に従い選出されたものと思います。

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