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かんとこうブログ

2023.08.03

どこよりも早い代表選手一覧発表・・・ブダペストへの道 その4

今年のブダペスト世界陸上の代表選手は、8月2日時点の世界陸連のランキング表によりまだ未定だった部分がすべて決まる仕組みになっていました。8月2日と言ってもどうもこれはアメリカ時間のようで、ランキング表が更新されたのは夕方というか夜になってからでした。ともかく、8月2日のランキング表に基づき日本代表選手となるはずの選手をご紹介します。自前のランキング表で説明しますが、その見方を下に説明します。すでに理解されている方は飛ばしてください。

ランキング表の見方については、下図の通りですが、細かい説明はこれまでのブダペストへの道、その1その2を参照ください。

https://kantoko.com/blog/2023/07/90393/ 

今週のポイントはとにかく「ンキング順位がターゲットナンバー以内にある、すなわちRK欄に数字が入っている出場圏内の選手がどれだけ増えたか?」という点に尽きます。

それでは、男子トラックからご紹介していきます。

注目の男子100Mの3枠目は、小池選手にかわりサニブラウン選手が滑り込みました。なかなか調子の上がらなかったサニブラウン選手ですが、最後に10秒09を出して滑り込みました。また最後の最後で10秒10を出した多田選手ですがランキングには届きませんでした。200Mでは、かろうじて圏内に留まっていた飯塚選手が圏外となりました。400Mは前回と同じ顔ぶれですが、最後に岩崎選手が45秒19という好記録を出したもののランク入りはできませんでした。

800M、1500M、10000Mは代表選手なしとなりました。5000Mは遠藤、塩尻の2選手は変わりません。110MHも前回と同じではありますがケガの影響が心配された村竹ラシッド選手が久々に走って13秒18の好記録を出したことは明るいニュースです。400MHは、岸本選手にかわり締め切り期限まで大会に出続けた黒川選手が滑り込みました。3000MSCはランキングに残っていた砂田選手が圏外となり2名になりました。三浦、青木の両選手が変わりません。

リレーでは4X100MRにおいてロンドンで今季世界最高の37秒80を出し一躍ランクイン入りしました。マイルリレーはそのままです。続いて男子フィールド・混成・ロード競技です。

走高跳では3選手フルエントリーでした。瀬古選手は7月30日の大会で2M26を跳び順位を上げましたが、3人目となることはできませんでした。棒高跳は代表なしです。走幅跳も前回と変わらず、吉田、橋岡、城山の3選手が代表となりました。三段跳は池端選手のみの出場です。

投擲では唯一やり投だけが代表選手を2名送ることができました。3人目に留まっていた新井選手は圏外におちました。混成では奥田選手が圏内に留まりました。ロード競技は、代表選手がすべて決定済であり前回と変わりません。続いて女子トラックです。

100Mから800Mまでは代表なしとなりました。1500Mは田中選手、後藤選手、5000Mは田中選手、山本選手と前回と同じです。10000Mは廣中選手ですが、ランクインできた記録は昨年の世界選手権のものであり、今季はもう一つのようで心配しています。

100MHは期間中最後まで試合に出続けた寺田選手が田中選手に代わり滑り込みました。400MH、3000MSC、両リレーは代表無しとなりました。続いて女子のフィールド・混成・ロードです。

跳躍は走幅跳の秦選手と三段跳の森本選手が代表入りです。投擲は男子同様やり投だけが代表派遣です。前回と同じ北口、斎藤、上田の3選手が代表です。ロード競技については、20KM競歩の枠があと2つ決まっていません。ランクの通りであれば岡田、藤井の両選手が代表となれるのですが、どうなるかはわかりません。

以上をまとめると下表のようになります。あくまでランキングだけで判断すると代表選手はこうなるというものです。おそらく本日午後にでも日本陸連は理事会を開いて代表選手を正式に発表すると思いますが、それに先駆けてランキング結果をご紹介してみました。標準は標準記録突破者、RKはランキングでターゲットナンバー圏内を示しています。

以下の代表選手の中で活躍が期待できる選手と男子のリレーについては、日を改めてご紹介することにします。

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