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かんとこうブログ

2024.03.07

コロナの今

一時期報道のあった新型コロナウイルス感染症ですが、この頃はすっかり聞かなくなりました。一応念のために調べてみましたので、現在の感染・入院状況をお知らせしたいと思います。

データは厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症に関する報道発表資料(発生状況等)2023年6月~」(下記URL)から引用しています。まず新規感染者数について、定点あたり観測数の推移を示します。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00438.html

 

   

1月の末頃が感染のピークだったようで、現在は減少に転じています。例年冬季に感染拡大期を迎えて、春には収まっていますので、今回もそうした経緯を辿るものと思われます。年代別の内訳をみると10歳未満、10-14歳の感染者が多い一方で、高齢者については予想外に少ない状況にあります。下図をご参照ください。70歳以上の高齢者については、5類移行後一貫して他の年代よりもむしろ少ない感染者数になっています。

続いて入院者の推移です。こちらは現在の調査方法になった時期が新規感染者数とは異なっているので、グラフの色分け区分の位置が異なっています。

入院者についても、感染者数と同様な推移となっており、入院数のピークは過ぎたとみられます。年代別の内訳については、9月以降の年代別の内訳を下図に示します。年代別の差を判りやすくするため、縦軸を対数軸にしています。

年代別入院者数では2023年9月から2024年2月までの期間を通じて同じような増減カーブを描いています。年代別入院者数としては、10歳未満がかなり多くなっており、10代が最少で、以降は年代が上がるにつれ増えていき、80歳以上が最多となっています。
  
年代を横軸にとってグラフを描き直すと年代別の傾向は一層はっきりします。
   
   
左の感染者数では、10歳未満が最多であり、15~19が極少で以降増加に転じ、40~49が極多でその後は漸減という形になっています。一方、右の入院者数については、感染者と異なり、10歳未満が多く、その後減少に転じて15~19が極小までは同じですが、その後は年齢とともに増加を続け、80歳以上が最多となります。
  
ここからわかることは、「抵抗力の弱い乳幼児は、感染者も多く入院者も多い。抵抗力も体力もある10代後半、20代は感染者も入院者も少ない。その後年齢とともに感染者数、入院者数とも増える傾向にあるが、感染者数については50代以降は年齢が上がるほど減少する」ということです。この50代以上の感染者数が減少する背景には高齢者のワクチンの接種率および行動自粛意識があるのではないかと想像されます。
   
入院者のうちでICUや人工呼吸器を使用していた人の数は下表の通りであり、一見すると高齢者に重症者が多いように見えますが、これを入院者に対する割合に直してグラフ化すると、必ずしも高齢者に重症者が多いわけではないことがわかります(下図)。総じて言えば、現在は感染者、入院者とも減少傾向にあり、しばらくはこのまま推移するのではないかと思われます。
   
   

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