かんとこうブログ
2026.04.08
クマ被害対策ロードマップ発表・・・東日本では個体数削減へ
3月27日に環境省からクマ被害対策ロードマップが発表されました。今日はその概要とそろそろ冬眠から覚めて活動を始めたクマの出没情報についてご紹介したいと思います。クマ被害対策ロードマップは下記環境省サイトから見ることができます。
https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort12/kuma-counter-roadmap-r080327.pdf
これはあくまで被害対策のロードマップですので、2030年までの総合的な対策の内容をまとめたもので、以下のようにまとめられています。

対策パッケージとして以下の7項目がまとめられています。①出没時の緊急対応、②人の生活圏への出没防止、③個体数管理の強化、④人材確保・育成、⑤クマの生息環境の保全・整備、⑥情報の発信等、⑦その他・財政措置に関すること これらはいずれも被害対策としては必要なことだとは思いましたが、少し驚いたのは③の個体数管理です。
これは、クマの棲息数を適切の数に管理するということでこれまでの「保護」から「管理」へ大きく舵をきったことになります。具体的な「管理」については以下のようにまとめられています。

ここでいう捕獲目標というのは捕殺目標と言い換えた方が判りやすいかもしれません。地域によって目標の考え方が異なっており、北海道では10年間で現在の推定個体数と同程度の個体を捕獲、東北・関東・中部では、自然増加数を上回る数の個体数を捕獲、近畿・中国では自然増加数と同等程度の個体数を捕獲という目標になっています。要は増えすぎないように管理する、場合によっては個体数を減少させようということです。
さらに管理必要な人員・機材については、以下のようにまとめられています。

クマの捕獲作業等に従事する自治体職員数を3倍に、設置するハコワナを2倍に、クマ撃退スプレーを3倍に増やすという目標になっています。その他上述の①~⑦に対してさらに詳しく計画が述べられているのですが、私が期待していた⑤クマの生息環境の保全・整備 については、以下の3項目が書かれているだけで他の対策に比べてもうひとつ力がが入っていない感じがします。

以上が私が注目するあるいは気になった点です。詳しくは発表されたロードマップをご覧ください。
さて一方でそろそろクマが冬眠から覚める季節になりましたので、出没情報が気になります。まだ環境省から2月の出没情報および人身被害情報が発表されておりませんので、岩手県のクママップと秋田県のクマダスから情報を拾ってみました。

今年に入ってからの人身被害は、岩手県で2件(2名)、秋田県はゼロでした。(人身被害の黄色い欄についてはクママップまやはクマダスの情報です)また、出没数についても、クママップ、クマダスの数字から見ておそらく例年なみの範囲と推定されました。一説によれば、ドングリは近年では1年毎に豊作、不作を繰り返す傾向にあるとか、この鳥であれば、東日本はことし豊作となるはずです。ドングリの豊作を祈ります。