かんとこうブログ
2026.06.16
経産省確報2026年4月における塗料原材料の出荷数量と単価動向
経産省確報2026年4月における塗料原材料の出荷数量と単価動向について淡々とご紹介します。
まず出荷数量の動向です。基本的には速報でご紹介したことと変わりません。溶剤についてトルエン、キシレン、イソプロピルアルコール(IPA)、合成ブタノールは前年同月比が大幅減、エチレングリコールエーテルだけが前年同月比が増でした。

樹脂原料についても、スチレンモノマー、メタクリル酸エステル、アクリル酸エステル、エチレングリコールの前年同期比が大幅減、エピクロルヒドリンのみが前年同月比が増でした。

顔料については、酸化亜鉛がわずかに前年同月比が100に足りませんでしたが、それ以外はすべて前年同月比が100を超えました。

樹脂についても、モノマーが大幅減であったメタクリル酸樹脂以外の樹脂は前年同月比を上回りました。
続いて単価情報です。4月の単価が大きく上昇したものが多くなりました。

溶剤では、トルエン、イソプロピルアルコール(IPA)、合成ブタノールが前月から単価が5%以上上がりました。

樹脂原料では、アクリル樹脂の原料である、スチレンモノマー、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルの単価が大幅に上がっています。

顔料でも酸化第二鉄、アゾ顔料、フタロシアニン顔料、カーボンブラックの単価が前月から5%以上あがりました。

樹脂では、モノマー単価が上がったメタクリル樹脂が前月比で5%以上、エポキシ樹脂が5%弱それぞれ単価があがりました。前月から単価が下がったものが若干ありますが、それとても前々月から見ると上昇しており、やはり中東情勢不安の影響は顕在化してきました。
最後に単価指数(2021年1月=100)です。先月は20品目の平均が159.0でしたが、今月は172.1となり2022年のウクライナ侵攻時のような上昇幅となりました。
