かんとこうブログ
2026.08.08
上場塗料会社2027年3月期第1四半期決算内容
お盆やすみがああるせいか、上場塗料会社の2027年3月期第1四半期の決算は8月7日に一斉に発表になりました。日本ペイントは既報ですので、それ以外の会社の概要をご紹介します。
全般には、前年比で大きくプラスとなった会社がほとんどで、営業利益段階で前年を下回ったのは関西ペイントだけでした。各社の決算短信から抽出した決算概要およびセグメントの前年比をご覧ください。

各社の前年比の欄を見ていただきますと、総じて大幅増となっています。この中で関西ペイントだけが営業利益以下前年を下回っているのが目を引きます。

各社のセグメント別の売上についてもおおむね前年を上回っています。関西ペイントもアジアで若干前年を下回った以外は売り上げは増加しています。
セグメント情報において、関西ペイントのセグメント別営業利益を見ますと日本だけが大幅に営業利益が減少しています。他のセグメント(インド、欧州、アジア、アフリカ)はすべて増益となっており、日本だけが前年の5094百万円から2143百万円へと-57.9%の大幅減となっていました。この日本のセグメント利益については決算短信の中で以下のように説明されています。「原料価格高騰に対する販売価格転嫁の遅れや固定費の増加などにより前年を下回りました。」と説明されています。
また全体の営業利益がマイナスとなったことについても「原料費高騰の価格転嫁の遅れと固定費の増加」と説明があり、日本の営業利益の不振が全体に影響を及ぼしていると考えられます。
各社の売上、営業利益、営業利益率をグラフにしてみました。中国塗料、エスケー化研、イサム塗料が高い営業利益率を堅持しています。

売上と営業利益について前年同月比のマトリックスを作ってみました。この1年で様相は様変わりしました。
