かんとこうブログ
2026.10.16
経産省確報2026年8月・・出荷減在庫増が続く
昨日、経産省確報(生産動態統計調査)2026年8月度が発表となり、日塗工より集計結果を受領しました。最初に生産数量、出荷数量、出荷金額、在庫数量の推移を過去5年と比較して示します。(日塗工作成)

これまで書いていますように、今年2月までは、生産数量・出荷数量は過去5年と比べても最低レベル、出荷金額は逆に最高レベル、在庫数量は例年なみでした。ホルムズ海峡封鎖以降、それらが急変し、3月~5月は生産数量、出荷数量とも前年比増、出荷金額が過去5年の最高レベル、在庫数量が激減しました。その後生産数量は前年比増が続きましたが、出荷数量は前年比減少に転じ、それに付随して出荷金額も低下し、在庫数量が回復しました。そして8月度では生産数量・出荷数量が減少する中で在庫数量が例年レベルを上回るまでに至っています。今後は生産と出荷のバランスをとりながら、在庫も平常に戻るのではないかと推測されます。
こうした中で塗料の単価も変動してきました。例月に倣い主要塗料の単価指数(2021年1月=100)を示します。

アミノアルキド樹脂塗料、アクリル樹脂塗料(常乾/焼付)は微減、エポキシ樹脂塗料は増加でした。まだまだ落ち着かない感じです。

ウレタン樹脂塗料、溶剤系合計、水系塗料合計は微増、エマルション塗料は微減でした。

路面標示微増、粉体塗料微減、その他塗料およびシンナーは上昇傾向継続です。
原油、ナフサ、石油製品の単価指数推移です。原油情勢が落ち着かないこともあり、ナフサが乱高下しています。

最後に主要塗料品目の長期(2021年1月⇒2026年8月)および短期(2026年2月⇒8月)の単価(円/Kg)の上昇幅のグラフを示します。

ここ半年の短期での単価上昇を見ると、上昇幅の大きい順に、アミノアルキド樹脂塗料>その他塗料>シンナー>粉体塗料>アクリル樹脂塗料(常乾)>エポキシ樹脂塗料となっています。
中東情勢にはまだ不安要素が残っており、しばらくは価格が落ち着かない可能性が残っています。