かんとこうブログ
2026.10.19
経産省確報による塗料の原材料単価動向
経産省確報(生産動態統計調査)2026年8月度に見る塗料原材料の単価動向をご紹介します。
まず生産数量動向です。

トルエンの生産数量がなかなか回復しません。8月はエチレングリコールエーテルとブタノールの生産数量の前年同月比が低い数値となりましたが、見た目の落ち具合はそれほどでもありません。

さきほどのエチレングリコールエーテルとは逆にメタクリル酸エステルの場合には、前年同月比の数値は高いのですが、さほど多そうには見えません。エチレングリコールの前年同月比が低い数字でした。

顔料については総じて生産数量が安定しており、前年同月比も高めの数値が続いています。

樹脂については、メタクリル樹脂が昨年夏以降生産数量が低くなっていますが、前年同月比としては高い数値です。当然かもしれませんが、メタクリル酸エステルモノマーの生産数量と連動しているようです。
続いて単価の動向です。今月から長い間報告のない品目はグラフから外しました。

有機溶剤では、キシレン、エチレングリコールエーテル、イソプロピルアルコールは、3月以降高止まり状態です。

アクリル樹脂モノマー(スチレン、メタクリル酸エステル、アクリル酸エステル)の価格はエチレングリコールとともに下降気味です。

顔料では、酸化亜鉛、アゾ顔料、カーボンブラックの価格上昇傾向が継続中です。
最後に2021年1月を100とした単価指数です。20品目の平均は168.6と先月から3.2ポイント下がりましたが、ホルムズ封鎖前の150近辺からは高い状態が継続しています。
