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かんとこうブログ

2020.10.30

日本の自動車メーカーの 9 月の生産台数(ホンダを追加しました)

昨日一斉に発表された日本の自動車メーカーの9月における乗用車生産台数をご紹介します。(当初ホンダのデータが抜けておりましたが、追加しました)なお、全体では791000台、前年同月比+0.3%との情報があります。

まずは、トヨタ、日産、ホンダの3社からです。上段が国内生産台数、下段が国内も含めた世界の生産台数です。青線が台数の推移、赤線が前年同月比推移です。この両方の数字は、生産が平準的であれば一致しますが、前年度生産台数に月ごとの変動がある場合には一致しない部分もあります。2020年1月から9月までのデータをグラフ化してあります。

トヨタの9月は、国内・世界とも前年同月を上回りました。日産は9月の前年同月比が、国内-36.1%、世界-20.1%とまだ十分な回復には至っていません。ホンダは、8月時点で国内の回復が遅れていましたが、9月ではきっちりと国内・世界とも前年同期比をプラスにしています。

SUBARUの9月は国内世界とも前値同月比を上回りました。マツダもようやく9月に国内・世界ともほぼ前年同月並みに回復しました。三菱は、国内-29.4%、世界-39.0%と前年並み回復にはまだ時間がかかりそうです。

ダイハツは国内の落ち込みが最も軽微であり、6月にはほぼ前年並みに回復していましたが、9月も前年以上を維持しています。国内の好調さに比べて海外は9月時点でも前年に届いていません。スズキも国内の回復が早く6月以降前年比を上回る台数を生産していますが、世界生産も8月以降前年越えを生産しています。

こうして見てくると、軽自動車主体のダイハツ、スズキは国内を中心として他の会社よりも素早く回復しており、トヨタ、ホンダ、SUBARU、マツダも9月で国内、世界とも前年並みに回復、日産と三菱は回復が遅れているという様相が見て取れます。このまま回復傾向が続くことを期待します。

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