かんとこうブログ
2021.02.03
年末に戻った!?週末の人出
この週末は、その前の週とはうって変わり、土曜・日曜とも好天に恵まれました。いわば絶好の行楽日和だったわけですが、果たして首都圏のターミナルの人出はどうだったのでしょうか?例によってアグープのデータで1都3県のターミナル・行楽地の人出を、昨年の1月~2月にかけての休日の平均値を100とした数値で、詳細に見てみることにします。
今日も前回同様に、地点のタイプ別にご紹介します。以前にご紹介した地点のタイプ分類をそのまま使います。Bは、平日の人出>休日の人出、BCは平日の人出≧休日の人出、Cは平日の人出≒休日の人出の、Lは平日の人出<休日の人出 の箇所です。
最初はBとBCから(平日の人出の方が多い箇所)です。
これまでは、緊急事態宣言に入ってからずっと「昨年末から右下がり傾向」と書いてきましたが、こんどばかりはそうなりませんでした。赤枠で囲ったのが直近の週末です。緑枠で囲ったのは緊急事態宣言期間ですが、これらBおよびBCタイプの地点では、直近の週末の人出は昨年末レベル近くまで戻ってきています。
次にCタイプの地点(平日の人出≒休日の人出)ではどうでしょうか?
ここでも右下がり傾向は変容し、直近の週末の人出は昨年末近くまで戻りつつあります。特に東京ではなくその周辺部、川口、西船橋、浦安、松戸あたりは昨年の同時期のレベル近くまで戻りつつあります。
最後にLタイプの地点(平日の人出<休日の人出)を見てみましょう。
ここでも右下がり傾向は終わりを告げて、昨年末のレベルにもどりつつあります。1週間前の雨の週末で、人出が激減した箱根湯本も復活してきました。片瀬西浜(江の島)周辺も昨年同時期ちかくにまで人がでていました。
すでに今回の緊急事態宣言も延長が決定のようですが、延長されたとしてもこのような状況では、果たしてこれまでのように感染拡大を抑制する効果が見られるのか心配されます。もちろん人出=感染ではないことも理解されます。外出するにしても、交通機関の選び方、具体的な訪問先の選択、飲食の仕方など一人一人が注意しているであろうと想像もできます。が、それでもどこまで新規感染者のレベルを下げられるかについては、人出の回復傾向が気になります。