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かんとこうブログ

2022.05.24

第57回通常総会の報告

先週金曜に開催されました関東塗料工業組合第57回通常総会の様子をご報告します。

今年の通常総会は、コロナ禍3年目の開催であり、一昨年の全面書面議決方式、昨年の全面オンライン方式に続き、限定された出席者とオンライン参加者によるハイブリッド方式で開催されました。少しずつ正常化への回帰が続いています。残念ながら懇親会は3年連続で中止となりましたが、これまで2年間延期されていた松本賞の表彰式を実施することができました。なお予定した3議案はすべて承認可決されました。

開催日時    令和4年5月20日 金曜日 午後3時30分

開催場所    東京都渋谷区恵比寿3丁目12番8号 東京塗料会館 地下 B03会議室

出席組合員数  46人 本人出席26名(会場5名、オンライン21名)委任状20名 総会成立に必要な出席者数 24名

寺内理事長が挨拶を述べた後、百目鬼副理事長が議長に選出され議事にはいりました。議事では予定されていた第1号から第3号議案について、事務局からの説明のあと質疑がおこなわれましたが、特段の意見などなく、採決では議長保留を除く全組合員の賛成によりすべての議案が可決承認されました。

議案

第1号議案 令和3年度事業報告書及び決算関係書類承認の件

第2号議案 令和4年度事業計画、収支予算並びに経費の賦課及び徴収方法決定の件

第3号議案 役員改選の件

本年は役員改選期ではないため第3号議案において役員の補充・交代分の改選のみを行いました。昨年辞任された尾張実氏にかわり細谷義憲氏(東日本塗料株式会社)が、また総会当日付けで辞任された鬼石康之氏にかわり西村美彦氏(中国塗料株式会社)が選任されました。

会場出席者 前列左から 吉田理事(令和3年度松本賞受賞者)、寺内理事長、藤倉理事(令和元年度松本賞受賞者)後列左から 米原事務局長、百目鬼副理事長(議長)、神保副理事長

 

審議終了後2年間延期されていた松本賞の表彰が行われました。今年度表彰された方は、令和元年度受賞の藤倉康晴理事と令和3年度受賞の吉田善彦理事です。

藤倉理事は平成13年から現在まで21年間理事を務められており、平成19年からは48年に渡り組合の要である副理事長を務められ組合の活性化と発展に大きな貢献をされました。また吉田理事は平成13年から24年監事を務められた後、平成17年度から現在まで17年間に渡り理事を務められ、理事就任と同時に事業委員長に就任され714年にわたり事業委員長を務められ、組合の事業収入の安定化に大いに貢献されました。

お二人には、表彰状と記念のクリスタル盾とお祝いが寺内理事長から授与されました。


令和元年度松本賞を受賞した藤倉康晴元副理事長(左)と寺内理事長 


令和3年度松本賞を受賞した吉田善彦元業務委員長(左)と寺内理事長

永年勤続表彰については、会場出席人数の関係から会場での表彰は行わず、事前に表彰状とお祝いをお送りしておき、会場からのご紹介とオンラインでの受賞者ご挨拶をいただく形で表彰を行いました。今年の表彰は以下の二人の方です。

10年表彰 北林隆一理事 (フタバペイント株式会社)

20年表彰 本橋洋一理事 (埼玉ペイント株式会社)

45分ほどですべての議案審議と表彰を終了し閉会となりました。

 

なお総会冒頭の寺内理事長の挨拶は下記内容でしたのであわせてご紹介いたします。

寺内理事長挨拶(全文)

57回通常総会を開催するにあたり、まずもってこうして無事に開催できましたことを組合員の皆様に感謝申し上げます。

今回は、一昨年の全面書面議決方式、昨年の全面WEB方式につづき、限られた人数ではありますが対面出席者もいるなかでオンラインをあわせたハイブリッド方式での開催となりました。コロナ禍に入り3年目を迎え、少しずつではありますが総会の開催方式にも通常時への回帰が実現しつつあると思っております。とは言え、組合にとって貴重な相互交流、懇親の場が失われていることには変わりがありませんので、次回以降の総会、賀詞交歓会などが対面で実施できますよう強く望むところであります。

昨年度を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症収束の期待に反し、またもや年度を通じて感染症に翻弄された1年でありました。1年間延期された東京オリンピックも医療が逼迫する中、緊急事態宣言下での開催という異例の大会となりました。新年以降はオミクロン株の爆発的感染拡大が始まり、今なお感染者数は楽観を許さないレベルに留まっております。加えて、原油価格の急騰と高値の継続、配送・供給網の逼迫等により、塗料の原材料供給がタイトとなるとともに価格が急騰し、塗料製造各社の収益が強く圧迫されました。さらにロシアによるウクライナ侵攻という全く予期しなかった事態が発生し、原材料の供給安定性はさらに損なわれ、価格高騰には拍車がかかる事態となりました。結果、塗料製品の値上げを余儀なくされる事態となり、塗料業界にとっては大変に厳しい一年となりました。

  こうした中、令和3年度の当組合では、タイムリーな情報提供を意図し、感染症動向や塗料業界関連事項の情報提供に努めました。前年度に確立した全面WEB形式での会議システムを活用することで、総会懇親会、賀詞交歓会を除きほぼスケジュール通りの活動を行うことができました。各委員会が実施したセミナーへの参加者も増加傾向にあり、技術環境委員会が実施している大阪塗料工業協同組合の技術研究会とのセミナーへの相互参加も完全に定着できました。

 また、明るいニュースとしては、当組合の元理事長大場博之様が昨年秋の叙勲で旭日双光章を受章されました。この旭日双光章は,民間人に授与されるもので、当組合などを通じた産業振興への貢献が認められたものであります。大場様の叙勲は、当組合から申請したものとしては初の叙勲となります。いずれ機会を見て、ご紹介の場を設けることにしております。

新年度につきましても感染症の動向次第ということにもなりますが、理事長就任以来提唱してきた全員参加の組合活動を進めてまいります。状況が許せば対面行事も行い、より深いレベルで組合員間の交流を実現する所存です。アフターコロナの時代とその先までも見据え、組合員それぞれの知恵と力を結集し、心をひとつにして難局を乗り切ることができるよう活動を進めて参ります。なお一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申しあげます。

 最後に、本日議案審議終了後、松本賞ならびに永年勤続の表彰を行います。この2年間総会での表彰ができませんでしたので、3年ぶりの表彰となります。松本賞は令和元年度の藤倉康晴樣と令和3年度の吉田善彦様の表彰となります。藤倉様にはこの2年間表彰をお待ちいただきまして大変申し訳なく思っております。ぜひ本日ご参加に皆様におかれましても継続してご参加いただき、ともに受賞者の皆様を讃えていただければと思います。

以上をもちまして簡単ですが挨拶といたします。

令和4520日 関東塗料工業組合 理事長 寺内裕雅

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