お電話でのお問合せはこちら
TEL:03-3443-4011

かんとこうブログ

2022.09.30

全8社とも国内・世界生産で前年越えなれど・・8月の自動車生産

 9月29日、2022年8月の自動車生産台数が一斉に日本の自動車メーカーから発表になりました。本当に久しぶりに全8社とも、国内生産・世界生産の両方で前年同月比が100を超えました。これは2021年4月以来約1年半ぶりのことです。まずは、各社の前年同月比と前々年同月比のグラフをご覧ください。

前年同月比は国内世界とも100%を超えていますが、前々年同月比となると会社によって差が大きく国内、世界の両方で100%を超えているのは三菱だけです。しかしこの三菱の場合には2020年の落ち込みがあまりに大きかったためとも言えそうですので、8月の生産台数のレベルが果たしてどの程度の水準であるかを見るために、過去3年間の月平均生産台数と8月の生産台数の比較をしてみました。

国内では、8月の生産台数が2019年の月平均台数を超えた会社はありませんでした。国内の場合には、各社夏休みがあったであろうことを考慮すべきかもしれませんが、まだ完全復活とはいかないようです。世界生産については、トヨタとスズキの8月の世界生産台数が2019年の月平均を超えました。全般に国内生産よりも回復は順調と見てとれます。

いつものように各社の生産台数の推移のグラフを示します。前月比(対7月比)でみると、国内生産はほとんどの場合で減少していますが、これは夏休みの影響と思われます。参考までに2021年の8月、2020年の8月を示す線をいれておきました。

トヨタの世界生産を除き、2022年の生産台数は2019年の月平均には及ばず、2021年と同程度の水準にも思えます。

この3社についても、2022年の生産台数の水準は、2021年と同様な水準と思われます。

こちらも2022年の生産台数の水準は2021年なみと思われますが、スズキに関してはそれでも2019年の水準を上回るのではないかという勢いがあります。

ともかく、全8社の国内・世界のすべてで前年同期比が100を超えたことは喜ばしいことではあります。

コメント

コメントフォーム

To top