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かんとこうブログ

2024.02.20

塗料原材料単価指数を単純平均すると・・確報による塗料原料単価動向

昨日は経産省12月度確報による塗料の単価動向をご紹介しましたが、今日は同じく経産省12月度確報による塗料原材料単価動向をお知らせしたいと思います。

例月と同様、樹脂原料6種類、有機溶剤6種類、顔料6種類、樹脂5種類の合計23種類の単価(円/Kg)について2021年1月以降の推移を示します。図中の数字は12月の単価(円/Kg)で下段の( )内は前月からの変動(円/Kg)です。

12月は前月比でプラスが11種類、マイナスも同じく11種類、ゼロが1種類で文字通りプラスマイナスゼロとなりました。一方単価指数では、低い順に並べていくと下図のようになります。

トルエン、キシレンが指数的には最上位に来ています。顔料のカーボンブラックは油を燃やして製造するため石油価格の高騰が直接値上に繋がると言われています。これら23種類の単純平均は143.7となりました。

昨日ご紹介した各種塗料の場合には、最大指数がシンナーの139であり、単純平均は119.7でした。単純比較ではありますが、塗料に関してはまだまだ原料価格高騰の価格転嫁が足りないのではないかと思われてなりません。

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