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かんとこうブログ

2024.04.15

まだまだ価格は落ち着きません・・2月度経産省確報

先週金曜日に日塗工から経産省2月度確報を受領しました。すでに組合員の皆様にはFAXで送付済ですが、例月のように主要品目の単価動向をご紹介したいと思います。

出荷数量と出荷金額の推移については下図をご覧ください。暦年ではなく、年度別データになっていますが、令和5年度については、直近の6年間で数量は最低レベル、金額は最高レベルとなっており、2月度においても基本的には変わりません。しかし、金額に翳りがでてきているように見えます。これは数量が振るわないせいです。

続いて主要塗料品目の単価指数(2021年1月=100)の推移です。

この中ではアクリル樹脂(焼付)を除き、単価は上昇傾向にあります。

ウレタン樹脂塗料、溶剤系塗料合計、エマルション塗料、水系塗料合計のすべてが2月は単価上昇となりました。

これら4品目もすべて単価上昇傾向にあります。続いて原油、ナフサ、石油製品です。

原油もこのところ落ち着かない動きであり、ナフサは高止まりが続いています。ガソリン、灯油は揮発油税などを除いた金額で計算しています。さらに政府からの補助金もありますので、参考値です。毎回書いていますが、塗料価格はナフサ価格に比べてもガソリンや灯油価格に比べて、上昇幅がずっと小さい状態です。

2021年1月からの単価指数および単価の上昇幅とその月平均を下に示します。

指数では、上昇が大きい順に、シンナー、アミノアルキド樹脂塗料=エポキシ樹脂塗料、その他塗料、アクリル樹脂t量(常乾)となります。金額では上昇が大きい順にアミノアルキド樹脂塗料、粉体塗料、ウレタン樹脂塗料、アクリル樹脂塗料(常乾)、その他樹脂塗料となります。

総じて言えば、塗料の単価はまだ上昇傾向にあるようです。

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