お電話でのお問合せはこちら
TEL:03-3443-4011

かんとこうブログ

2024.05.16

実質ベースでも増収増益・・日本ペイントホールディングスの2024年12月期第1四半期決算

昨日日本ペイントホールディングスから2024年12月期第1四半期の決算報告がありました。取り急ぎその概要をご紹介します。一言で言えば「実質ベースでも増収増益」でした。同社はいつも短信ベースと実質ベースの両方を発表していますが、このうち実質ベースには買収による増減を除いた数値が発表されており、実際の商売の状況がわかりやすくなっています。下表が概要です。事業環境が必ずしも堅調ではないなかでの堂々の増収、増益だと思います。数値はすべて同社の発表資料からの引用です。一部手もと集計もありますのでご了承ください。

各地域の売上と営業利益を下図に示します。売り上げに比してインドネシアの営業利益が大きいことが目を引きます。

各地域の売上および営業利益、営業利益率とその前年比をまとめて表にしております。この表ではNIPSEA(中国以外)については、インドネシアとBetek Boyaを分離し、それを差し引いた分(タイ、マレーシア、シンガポールなど)を表示しております。

ところどころ赤字(前年比マイナス)がありますが、欧州以外はあまり心配する必要はないかもしれません。それぞれの地域の売上と営業利益に関する説明を下表に示しますが、赤い色付けは前年比マイナスの部分です。

各地域の需要分野別売上という観点で下表、下図にまとめてみました。大きな変化はないようです。

最後に市況・事業環境の図を引用します。第1四半期は日本の自動車、中国の建築TUB、欧州の建築が軟調であり、各地の売上に反映されているようです。これに対し第2四半期の見通しは特に軟調が予測されておらず、業績はさらに増収、増益になっていくものと思われます。

コメント

コメントフォーム

To top