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かんとこうブログ

2024.05.31

全社合計では前年比10%減・・2024年4月の自動車生産

昨日日本の自動車メーカーから2024年四月度の自動車生産台数の発表がありました。3月度はスズキを除き全社が前年比マイナスとなりましたが、4月は少しは回復傾向にあるようです。今日は2023年1月以降の前年同月比のプラス/マイナスの表からご覧ください。

国内生産、グローバル生産とも2024年2月3月はスズキを除き全面的に前年比マイナスとなっていましたが、4月は少しは回復傾向がみられるようです。とは言えメディアの見出しは、業界のリーダーであるトヨタが3か月連続でマイナスと言ったものが多く、業界全体としては前年比マイナス10%ですから回復基調とは言えないのかもしれません。

4月の前年同月比と前々年同月比を示します。前年同月比プラスは国内生産が、ホンダ、三菱、スズキ、世界生産が日産、ホンダ、三菱、スズキでした。前々年同月比は200%を超える会社もありますが、2022年は必ずしも順調な生産状況ではなかったことから、割り引いて考える必要があります。

4月の生産台数と過去5年間の月平均生産台数を比較して示します。

2024年に入り、コロナ禍前の2019年の月平均に比肩する会社が少なくなりました。4月の生産台数がほぼ2019年の月平均に並んでいるのは国内生産ではスバルとスズキ、世界生産ではスズキのみとなりました。

以下各社の生産台数の推移をご覧ください。

トヨタは2023年の月平均が2019年の月平均を上回っていましたが、2024年は低調です。日産も一時期国内生産が2019年レベルまで到達しましたが、このところ遠のきました。

スバルも国内生産は2023年の平均が2019年を上回りましたが2024年に入り落ち込んでいます。

こうした中で、一人気を吐いているのがスズキです。2024年に入っても前年比プラスを続けており、コロナ禍前の水準も上回り続けています。いずれにしても日本の基幹産業である自動車生産の順調なる回復を祈ります。

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