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かんとこうブログ

2024.06.14

人食いバクテリアをどう防ぐか?

このごろ話題になっている人食いバクテリアについて調べてみました。実は先日この「劇症型人食いバクテリア」に感染し入院したという方から話を聞く機会があり、本当に恐ろしい病気であると感じたことが発端です。

この人食いバクテリアについて、厚労省および国立感染症研究所のホームページにアクセスした調べてみました。以下の情報がありました。厚労省から先にご紹介します。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000137555_00003.html

読んでいただければわかる内容と思いますが、これはすでにニュース等で報道されている内容の域を出ないのではないかと思います。要約すれば、「溶血性連鎖球菌は普通に存在する咽頭炎などをおこす常在菌であるが、まれに重篤な症状を起こす劇症型があり、その劇症型が昨年の10月以降日本だけでなく世界的に急激に増加している。」として初期症状、後発症状の説明が書いてあります。ただし、症状についてはもうひとつ明確なイメージが持てません。発症から48時間以内に死亡する例もあるのであれば、どのような症状の場合にすぐに治療を受けなければいかないのかがわかりません。

そこで国立感染症研究所のホームページでも探してみました。

https://www.forth.go.jp/topics/20221218_00002.html

  

溶血性連鎖球菌の疫学的なことが書かれている箇所ですが、劇症型の場合にどんな症状が出るのかわかりません。ただ感染予防策については一応書かれていました。

https://www.niid.go.jp/niid/ja/group-a-streptococcus-m/2656-cepr/12594-stss-2023-2024.html

  

とは言え、手指衛生、咳エチケット、擦過傷など創部の消毒と言う程度では常識の範囲に過ぎませんでした。初期症状について探していると福井県医師会のサイトで情報を見つけました。

初期症状として熱、感染部位の痛み、腫れ、傷口の発赤、ときに紅斑とあり、さらに喉が痛かったり扁桃腺が腫れた場合には医師の診察を受けよと書かれています。なかなか具体的な指示です、

さらに探していたところ、劇症型の初期症状について大変詳しい動画がみつかりました。以下の動画(下記URL)を見ていただくのが一番ですが、内容を要約してみました。

https://www.youtube.com/watch?v=gpXf-09NfIU

  

初期症状として5つが挙げられていました。四肢の痛み、皮膚の紅斑、38℃以上の高熱、ショック症状、意識障害の5つですが、後ろの2つはすでに重篤な症状ですので、このような症状があれば誰とて救急車を呼ぶと思われますので、前の3つが注目です。特に四肢の痛み、皮膚の紅斑は特有のサインであり、強い喉の痛みも含めこれらの症状が見られた時には、放置せずに受診せよと述べています。20分強の動画ですが大変詳しく説明してありました。

以上調べたことをご紹介しました。参考にしていただければと思います。

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