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かんとこうブログ

2024.06.17

3月に比べると堅調方向!?・・経産省4月度確報

先週金曜日に、日塗工から経産省確報4月度を受領しました。組合員の皆様にはすでにFAXでお知らせしておりますが、例月のように若干のデータを補足としてご紹介したいと思います。

まずは、出荷数量と出荷金額です。日塗工のデータをお借りしています。2023年度は過去5年間と比較して数量は最低レベル、金額は最高レベルでした。ただし、金額については2024年に入ってから少し低調になっていたのが気になるという状況でした。この4月は金額は復調した(右図の赤い丸)ようで、数量も昨年なみ(左図赤い丸)となりました。とりあえず3月のような低調な数字からは脱却しているようです。

以下主要な塗料の品種別単価指数(2021年=100)の推移を示します。

アミノアルキドとアクリル樹脂(焼付)がアップ、アクリル樹脂(常乾)とエポキシがダウンでした。

ウレタン、エマルション、水系合計がアップ、溶剤系合計がダウンでした。

この4品目はすべてアップとなりました。ここまで主要12品目(分類)の中でアップが9,ダウンが3となりました。

原油、ナフサ、石油製品の価格指数は4月度は原油、ナフサともアップでした。それにつられてかガソリン、灯油も微増でした。原油は5月(赤い部分)がダウンですので5月のナフサはダウンとなるのでしょうか?

2021年1月以降の指数値および単価(円/Kg)の上昇幅を下表、下図に示します。

指数値でみると上昇幅の大きい順にシンナー>アミノアルキド樹脂塗料>エポキシ樹脂塗料=その他塗料>エマルション塗料>水系塗料合計でした。金額では、アミノアルキド樹脂塗料>その他塗料>ウレタン樹脂塗料>粉体塗料>アクリル樹脂塗料(焼付)>同(常乾)の順となりました。なかなか塗料単価の上昇は収まる気配がありません。

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