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かんとこうブログ

2024.10.04

9月はとんでもなく暑かった!!・・全国10都市の気温

9月はとんでもなく暑かったことが調べてみて改めて実感されました。ここまで毎月気温の実測値と平年値を比較してきましたが、9月の気温は平年値(1991年~2020年の30年間の平均値)に比べて平均で約3℃、広島、福岡では4℃も高くなっていました。まず各地の毎日の平均気温と平年値の推移をご覧ください。青線が今年の観測値、赤線が平年値です。図中の数字は、日毎平均気温の平均値と平年値の平均値との差です。

7月8月も暑かったとは言え、平年値との差が4℃を超えるケースはありませんでした。図をひとつひとつ見てもほとんど平年値を交差するところは見当たりません。つまり平年値より高い状態がずっと続いていたのです。これまではどちらかというと仙台や東京と言った東日本の方が平年値との差が大きい傾向でしたが、9月は西日本、特に広島、福岡がとんでもなく高温だったことがわかります。

日毎の平均気温だけでなく、日毎の最高気温の平均値、最低気温の平均値も同様に非常に高い数値となりました。下図をご覧ください。

広島は、日毎の平均気温、最高気温、最低気温のすべてが平年値よりも4℃以上高かったわけで、とんでもない暑さと言えます。また図中赤線で示した気温が平年値を超えた日数ではほとんどが25日以上であり、広島、福岡では、平均気温、最高気温、最低気温の全てで30日間すべて平年値超えとなりました。

例月の一覧表ですが、過去3か月と比べてもらうと赤っぽい色が大幅に増加していることが判ると思います。

5月以降の10都市の平均値の平年値との差をグラフに示します。おおざっぱに言えば、平年値と比べて、5月は0.5℃、6月は1℃、7月と8月は2℃高かったのですが、9月さらに1℃あがり3℃高かったということです。

平年値は1991年から2020年までの30年間の平均です。中間年は2005年になり、今から約20年前です。言い方を変えると20年間で3℃上がるということは、このままいけば100年間で15℃も上がってしまうということになります。もちろん実際にそこまで上がってしまうことはありませんが、とにかくの上昇の仕方は異常です。地球温暖化が間違いのない事実であると誰もが痛感しているのではないでしょうか?

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