かんとこうブログ
2024.12.04
11月は異常解消・・気温上昇は小休止??
毎月調査している平均気温と平年値との差について、11月分も調べてみました。結果はタイトルをつけたように、以上に高温が続いた7月以降10月までと変わって、小休止ともいえる数値となりました。とは言え、各地とも1℃以上高いところがほとんどですので、決して温暖化が休止したわけではありません。データは気象庁の過去の気象データから引用しました。
それでは11月の各地の日毎平均気温と平年値のグラフからご覧ください。図中の数字は日毎平均気温と平年値の差の月平均です。
縦軸をそろえてありますので、各地の気温のレベルも同時に見れるようになっています。傾向としては、北日本は平年に近く、西~南日本が少し平年値より高めであったようです。
実際の各地の平均気温(日毎平均、最高、最低)と平年値との差、および平年値を上回った日数を示します。
日毎平均気温、最高気温、最低気温が平年値を上回った日数を見ると、まだまだそれぞれが平年値を上回る日が多いものの、9月、10月のように25日以上も日毎平均気温が平年値を上回ることはなくなりました。
実際の数値を表にして色付けをしてみました。11月は9月、10月と異なり突出して平年値を上回ったケースが少なかったことが直感的に理解できると思います。
最後にこの1年間(2023年12月から2024年11月)の平均気温(日毎の平均気温、最高気温、最低気温)と平年値との差をグラフにしてみました。
これを見ると月によって平年値との差はばらつきがあり、平年値付近もしくは下回ったのは3月のみで、逆に平年値との差が2℃を上回ったのが、2月、4月、7月、8月、10月であり、3℃に迫って最も大きく上回ったのが9月でした。7月から連続して平年値を大きく超えたのは偶然ではなく、夏至を中心として蓄積されたエネルギーによる熱がなかなか冷めず、地中や海水に残り続けるためではないかと想像しています。となれば、こうした7月から10月にかけての高温現象は来年も続くのではないかと心配になります。