かんとこうブログ

1月24日に日銀が政策金利を0.5％に引きあげると発表しました。事前にさまざまにリークされていたこともあり、市場は平然と受け止める向きもありますが、この利上げを巡ってはネット上でいろいろな意見が載せられていました。それらの中で、傾聴に値すると思われるものを新聞発表による日銀側の意見とともにご紹介したいと思います。

今回の利上げについて植田総裁は記者会見で以下のように説明しています。

NHKのサイトでは青字の部分がそれぞれのパートの見出しに使われており、これを繋げると「（経済・賃金は）見通しが実現していく確度は高まってきている。2％の『物価安定の目標』に向けて徐々に高まってきている。今後は、経済・物価の見通しが実現していくとすれば、それに応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく。」ということになります。どうも、経済、賃金、物価がうまくいっているのでそろそろ金利をあげてもよいと判断した」ということのようです。

これに対して、「利上げすべきではない」という立場から2人の意見をご紹介します。1人目は三橋貴明氏です。

https://www.youtube.com/watch?v=y_oeRgAoE-8

さらに2人目として高橋洋一氏の意見をご紹介します。

https://www.youtube.com/watch?v=vPNTz6hiYBU&t=1264s

果たして現在の状況が、植田総裁が述べたように賃上げと物価の好循環が達成されている状況にあるのか、それとも三橋、高橋両氏が懸念するように今回の利上げがその時機にあらずGDP成長率を押し下げることになるのか,慎重に注視していきたいと思います。