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かんとこうブログ

2025.04.24

業況観測アンケート3月の調査結果

昨日、日塗工から業況観測アンケート3月の調査結果を受領しました。今月は諸事情でご紹介が遅れましたが、ご容赦ください。3月の出荷金額は前年同月比で104.8、出荷数量は102.2でした。いずれも前年を上回ったことは喜ばしいとは思いますが、2024年3月は暦の関係で通常の年よりも出勤日数が2日ほど少ないという事情もあって、前年同月比が90そこそこという状況でしたので、この3月が前年を上回ったからと言って素直に喜べない事情あります。

とは言え、まずは各需要分野別の前年同月比を経産省確報と対比してご覧ください。

需要分野別で前年超えは自動車だけでした。前々年同月比では、100を超えたのは船舶・構造物だけでした。全体の金額、数量が両方とも100を超えたのは今年1月から3カ月連続となりました。このまま超え続けてくれることを祈りますが、業況観測アンケートの4月予想値は残念ながら100を下回っています。

経産省確報との対比では、ほぼほぼ同様な軌跡を残しています。(経産省確報は最新が2月です)

コロナ禍前と比べてどうなっているのかを推定するために、2018年の各月を100として、その後の同じ月の前年同月比を累積したデータを提示しています。2018年3月を100とした各年3月の指数値を12月から2月までとともに下図に示します。

このところずっと、木工を除いて各分野の出荷金額は2022年以降はコロナ禍前を超えていると説明してきました。ただ、3月は少し事情が違っていて木工だけでなく、自動車と全体もコロナ禍前を下回っていました。なんとか今年はコロナ禍前の水準に復帰しましたが心配は残ります。木工用だけは今年の3月も低い指数値でした。

さてここからは、業況観測アンケートの折に一緒にご紹介している確報データの純出荷数量(全体から同業者向け出荷を除いた数量)の推移です。上と同様に2018年の各月を100として指数で確報の純出荷数量を表しています。今回は2月のデータです。他の月と一緒にご覧ください。

2025年2月の指数値は83.4と辛うじて踏みとどまっている感じです。最後は2018年以降の純出荷数量(実数)の推移です。一時近似式の傾きはマイナス257で、毎月257トン減少、年間では3000トンほどのペースで減少が続いています。

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