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かんとこうブログ

2025.05.01

徐々に回復傾向か?・・3月の自動車生産

4月24日日系自動車メーカーから一斉に3月度の生産台数の発表がありました。4月は連休中生産を停止するメーカーもあり、26日以降を休日として最終営業日の前日が4月24日となったものです。

2025年3月の国内、世界生産台数の前年同月比は下図のようになります。

前年同月比が100%を超えたのは、国内生産ではトヨタ、スバル、三菱、ダイハツ、世界生産ではトヨタ、ダイハツの2社でした。前々年同月比では、前年3月が絶不調だったこともあり、100%超えはスズキだけとなりました。

3月の生産台数を過去5年の暦年の月平均生産台数と比較して示します。

2025年3の生産台数が国内、世界とも過去5年のすべての月平均を上回ったのはトヨタだけでした。国内生産ではスバルも過去5年間のすべての月平均生産台数を上回りましたが、あとのメーカーは過去5年で最低レベルだった2020年と2021年の月平均よりは上ではあるものの、2019年よりはるかに下という会社が多く、ダイハツ、スズキはコロナ禍でも比較的好調でしたので、2020年、2021年の水準以下でした。

世界生産では、トヨタ以外ではスズキが過去5年間のすべての月平均台数を上回りました、一方、日産が過去5年間のすべての月平均を下回り、マツダ3回、三菱4回、スバル3回、ホンダ3回、ダイハツ4回と過去5年間の月平均の多くを下回るケースが続出しました。

各社の生産台数の推移を示します。

前月からみると生産台数は増加傾向ですが、2月と3月では稼働日数が異なりますので、単純比較はできません。

この3社では、前月から生産台数が減少しているケースが多いようです。

ダイハツは、前年の生産停止時期から順調に立ち直ってきていましたが、昨年末からまた生産台数が落ちています。スズキも3月は珍しく台数が大きく減少しました。

最後に前年同月比の星取表です。

昨年後半の絶不調期に比べると国内を中心に改善の兆しが見えています。それだけになおトランプ関税の行方が心配されます。

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