かんとこうブログ
2025.05.02
気温上昇4月は北高南低
この1年あまり、全国10都市の日毎平均気温、最高気温、最低気温の平年値との差を調べています。2025年4月の日毎平均気温と平年値との差は下に示すような結果となりました。(データは気象庁の過去の天気サイトから引用しました。)図中の数字は、日毎平均気温と平年値の差の月平均です。プラスの数値は月平均が平年値よりも高かったことを示しています。
4月は初旬と中旬に気温の低い日が続き、一方で中旬から下旬にかけて気温の高い日もあり、全体としては平年値より0.72℃高くなりました。毎回書いていますが、平年値は1991年から2020年までの30年間の平均値です。中央年は2005年になります。今から20年前です。平年値から0.72℃高いということは20年前に比べて0.72℃高いとも言えます。20年前に比べて0.72℃高いとは100年間に換算すると3.6℃も高くなるということで実はものすごいことなのです。
地域的にみると平年値との差は明らかに北高南低であり、沖縄は日毎平均気温、最高気温、最低気温の平年値との差がすべてマイナス(平年値より低い)となりました。各地の日毎平均気温、最高気温、最低気温の平年値との差と平年越え日数について、一覧表とグラフを示します。
平年値との差では、これまでも多くの場合北日本の方が平年値との差が大きくなっています。地球規模で見て緯度と気温上昇は精査すべき事項と思われます。
昨年5月から1年間の「日毎平均気温と平年値の差の月平均」の全国平均値です。最近12カ月で全国平均が平年値を下回った月は昨年の12月と今年の2月だけでした。そして昨年の7月から11月は平年値を大きく超えて気温が高かったことが明らかです。今年の夏もまた同様な猛暑が心配されます。